クリニック運営と診療の質の向上を可能に 〜院長に集中していた往診による負担をファストドクターで軽減〜
公開日: 2024.02.05
更新日: 2024.10.05

医療機関プロフィール
医院名 | 医療法人社団ほしぞら SKYファミリークリニック |
住所・アクセス | 埼玉県さいたま市緑区東大門3丁目19-1 東川口駅より徒歩12分 浦和美園駅より徒歩24分 |
在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置 | ・認知症 ・うつ病 ・統合失調症 ・がん性疼痛 ・高血圧 ・糖尿病 ・脂質異常症 ・褥瘡 ・骨粗鬆症 ・心不全 |
在宅訪問可能範囲 | 【対応エリア】 ■埼玉県 : さいたま市(大宮区一部地域を除く)、川口市、越谷市、草加市、八潮市、戸田市、蕨市、松伏町、吉川市、 朝霞市、上尾市、春日部市、志木市、蓮田市、富士見市、三郷市、和光市 ■千葉県 : 流山市、野田市 ■東京都 : 足立区、荒川区、板橋区、葛飾区、北区、豊島区 |
HP | https://sky-familyclinic.com |
SKYファミリークリニックは2020年4月に開院以来、一般内科(風邪、急性胃腸炎、インフルエンザ、アレルギー、膀胱炎、高血圧、糖尿病、高脂血症等) 、精神科、メンタルヘルス相談、在宅医療など多くの医療実績を積み重ねてきた医療機関です。
「患者とそのご家族が快適に過ごせるように」という思いを掲げ、地域の在宅医療を通じてより生き生きとした社会の実現を目指した診療を行っています。
今回は、SKYファミリークリニックで院長を勤める杉山昂先生にファストドクターの導入に関してお話を聞きました。
杉山 昂先生
2016年鳥取大学医学部医学科卒業。国立開発法人国立国際医療センター国府台病院、医療法人社団杉交会杉山クリニック勤務を経て2020年4月よりSKYファミリークリニックを開業。さいたま市や川口市周辺の在宅医療を中心として「地域社会」の活性化に貢献できるよう日々診療に尽力している。
Qファストドクターのサービスを知ったきっかけや導入した理由を教えてください。
SKYファミリークリニック院長・杉山昂先生(以下、杉山先生):
在宅医療を提供しているドクターの中では有名で、近くのクリニックでもファストドクターの夜間の往診代行を導入しているところもありましたので、以前より存じておりました。
その頃ちょうど当院でも在宅医療の夜間代行サービスの導入を考えていました。
他の往診代行サービス会社からも連絡があったのですが、ファストドクターの営業担当の方が大学のサークルの後輩ということもあり、ご縁があったので導入させていただきました。
Qお知り合いがいた部分も大きいと思いますが、他社の往診代行サービスもある中でファストドクターを選んだ理由はなんですか?
杉山先生:
ファストドクターのサービスを導入している他のクリニックからも往診の対応が良いという話をよく聞いていました。
ファストドクターは知名度も高いので、その点で安心できるなという思いも大きかったですね。
他の往診代行サービス会社では埼玉は一部のエリアのみしか対応していない中でファストドクターはクリニックがあるエリア全体の往診が対応可能だったのが決め手です。
▼ファストドクターの対応エリアについて知りたい方はこちらをご確認ください
Qファストドクタードクターの導入前のクリニックの課題としてはどのようなものがありましたか?
杉山先生:
開業して数年は私と数人の非常勤医師で昼間の外来や訪問診療を行っていました。その時は本当に時間がなく家族との時間がなかなかとれない状態でした。
休みの日に一緒に出かけていた時も電話で往診の希望があれば戻ってきて行くという生活を送っていました。
その頃は多忙で往診の依頼がくるたびに頭を抱えることも多く、家庭のことが何もできず旅行にも行けないとなると家庭を築くうえで難しいなと思っていました。
また、24時間365日私が往診をしていることに気付いた家族からは「呼ぶのを躊躇ってしまう」と心配されたこともありました。
その時に、もう1人で全てを対応するのは限界なんだろうなと思うようになったんです。
また、クリニックのスタッフの育成面にかける時間や診察していない時間でクリニックの経営について考える時間も欲しいと感じていました。
Qオンコールの電話は全てご自身で対応されていたのですか?
杉山先生:
ファストドクターを導入する前は夜間は私と妻(看護師)で毎日オンコールをしている状態でした。スタッフにお願いすることも考えましたが、負担になることを危惧してお願いはしていませんでした。
Qファストドクターを導入してクリニックの課題は改善されましたか?
杉山先生:
クリニックの経営について考えられる時間や、スタッフと面談する時間を取れるようになりました。また、年末年始に休みを取れるようにして、そういう時間を生かして少し遠出を出来るようになりました。前までは近場へ遊びに行った時もずっとそわそわしていて「いつ呼ばれるんだろう」と考えていたので。
ファストドクターを導入して夜間や休日の往診を任せられるようになったので、プライベートの時間が確保でき電話対応からも多少解放されました。
Q現在、クリニックで訪問診療を受ける患者の人数はどれぐらいで何名のドクターが見られていますか?
杉山先生:
クリニックで訪問診療を受ける患者は1ヶ月あたり大体300〜350名ぐらいいて、僕と非常勤のドクター3人で診療を行っています。
なので、1日12〜13名の訪問診療を行う感じですね。患者宅に行くためにずっと院内総出でルート組みをしています。
Qファストドクターを導入してから訪問診療の患者数は増加しましたか?
杉山先生:
対応できる訪問診療の件数は増えましたね。導入前は1月あたり270〜280名ぐらいでした。
ファストドクターと契約をしたのが2022年の11月ぐらいだったのですが、そこから約1年で対応できる訪問数が300〜350名に増えた感じですね。
Qファストドクターのサポートに関して良かった点はありますか?
杉山先生:
電話対応をしてもらった際に記録が残る点がありがたいですね。
専用システムに申し送り事項を記載していただけていますし、通話もすべて記録されているので、何日の何時にどこの家庭でどんな内容の話が行われたのかが分かるので助かります。
万が一、夜間に急な変化があったとしても後からどういう経緯だったか確認して対応することができます。
▼ファストドクターのサポート内容について知りたい方はこちらをご確認ください
Qファストドクターを導入するにあたって、懸念していたことはありますか?
杉山先生:
やはり、夜間・休日は違うドクターが訪れることになるので患者からの理解が得られるのかという部分は不安でしたね。あとは、自分と同じようにやってくれるのだろうかと。
実際にトライアル期間もありましたので、そこで自分たちのニーズと合っていることを確認できました。また、深夜に対応できないことでも翌日家族と相談してフォローすればいいんだというのを途中から感じていました。
Qクリニックのビジョンや信念、今後の展望などをお聞かせください。
杉山先生:
安心できる医療機関を作るという思いが1番です。在宅医療って患者の1番近くにいられる存在なので、安心できる医療機関を目指したいです。いつ連絡してもすぐに自宅でドクターが往診してくれるクリニックというイメージを作りたいですね。
私の中ではその部分のイメージを作りたいと思っていますし、作れたら在宅医療の質をさらに高められるのかなと考えています。
Q他のクリニックにファストドクターを勧める機会があった時どのようなドクターにおすすめしたいですか?
杉山先生:
院長先生1人でクリニック運営をしていると辛くなってしまう時ってあると思うんですよ。生活が破綻することもあるでしょうし、気軽に悩みの相談もできない。
そういうドクターが夜間や休日の往診代行サービスを導入することで自身のプライベートの時間を作ることができますし、医療に関する勉強の時間に充てることもできます。クリニックを1人で運営しているドクターにはファストドクターをおすすめしたいですね。
Q最後に、ファストドクターの導入を検討しているクリニックに対してメッセージをお願いします。
杉山先生:
ファストドクターを導入することで業務の負担を軽減できるので仕事に関して自分がやりたいことの幅を広げることにつながります。
やっぱりドクターは人を診る仕事なので、ストレスで頭を抱えていてはうまく仕事に取り組むことができません。
ファストドクターで業務負担を軽減して仕事とプライベートをともに充実させてください。