インタビューINTERVEW

2025.06.15
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“誠実な医療”を支える信頼のパートナー~開業時からファストドクターで夜間・休日の安心を実現~
はしもとホームケアクリニック小岩は、東京都葛飾区に拠点を置く、拠点地域に根差した訪問診療専門クリニックです。開業当初からファストドクターを導入し、質の高い在宅医療体制を構築しています。
今回は「はしもとホームケアクリニック小岩」院長である橋本充弘さまに、導入の決め手やサービス導入の経緯など、さまざまなお話を伺いました。
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Q. はしもとホームケアクリニック小岩の特徴を教えていただけますでしょうか?
はしもとホームケアクリニック小岩 院長 橋本充弘さま(以下、橋本さま):
当診療所は開業から約9ヶ月、まだ1年にも満たない、新しいクリニックです。当初から、地域の患者様や連携機関の皆さま、そして誠実に頑張っているスタッフに支えられながら、日々診療にあたっています。
特徴としては、やはりスタッフの質の高さと地域との関係性でしょうか。患者様一人ひとりに誠実に向き合うこと、そして地域の訪問看護ステーションやケアマネジャーさんたちとの、昔から続く切れ目のない連携を大切にしています。
この連携があるからこそ、患者様や御家族に喜んで頂ける在宅医療を提供できていると考えています。
Q. 開業されるに至った経緯や、そこに込められた思いについてお聞かせください。
橋本さま:
患者様とスタッフを第一に考えた医療を提供したいという思いから、この地域で開業することを決意しました。
以前は、とある医療法人に長年勤務していましたが、組織が大きくなると、経営の方針と自分の思いとの間にギャップが生まれどんどん大きくなって行きました。
患者数や売り上げも大事ですが、それより一人一人の患者さんに一生懸命誠実に向き合う方が楽しく、その様な仕事を続けていくには、自らクリニックを立ち上げるしかないと思ったからです。
Q. 開業当初からファストドクターを導入されていますが、導入の背景にはどのような課題がありましたか?
橋本さま:
ファストドクターは開業当初から導入したので、導入前の課題はありません。しかし、以前の法人で痛感していた、夜間・休日の対応の課題解決が必要だと考えていました。
以前の法人では、アルバイト医師による当直体制に問題が多く、往診依頼があっても電話対応だけで済ますケースが後を絶ちませんでした。
例えば「熱がある」という患者様からの連絡に「解熱剤飲んで様子見てください」という指示のみ。それで、翌日肺炎になって救急搬送という事態が度々あったのです。
こうした診察なしの判断や責任感の欠如した対応は、患者様、連携機関、そしてスタッフにとっても、とても残念なことでした。そのため、夜間・休日の対応の問題解決が開業の絶対条件だと考え、ファストドクターを導入したのです。
Q. 数あるサービスの中から、ファストドクターを選ばれた「決め手」は何だったのでしょうか?
橋本さま:
決め手の一つは、以前にファストドクターの立ち上げに関わった先生と、偶然同じ職場で一緒に仕事をしたことです。
当時は、まだファストドクターは殆ど知られていませんでしたが、先生の仕事ぶりに感銘を受けました。整形外科医でありながら、内科や精神科の薬まで非常に詳しく、とにかく丁寧で質の高い診療をされていたのです。
ほかの医師が対応をためらう患者様にも「私が診ますよ」と率先して引き受ける姿は、医師として本当にすばらしいと思いました。
ですから「あのすばらしい先生が関わっているなら、きっと信頼できるサービスに違いない」と強く感じました。
この個人的な信頼感が、ファストドクターを選ぶうえでの大きな決め手です。
Q. 個人的な信頼感に加え、決め手となった点は、ほかにもありますか?
橋本さま:
もう一つの大きな決め手は、コロナ禍でのファストドクターの真摯で頼りになる対応です。
多くの医療機関が対応に躊躇していたコロナ禍の状況でも、ファストドクターはリスクを恐れず、最前線で動いている姿を目の当たりにし、「このサービスは本当に信頼できる」と確信しました。
この経験が、ファストドクターを選ぶ大きな決め手となりました。
Q. 実際にファストドクターを導入されて、どのようなメリットを感じていますか?
橋本さま:
予想以上にすばらしく、本当にメリットばかりです。
まず、往診の質が非常に高いことです。診察は丁寧で判断も的確であり、説明もわかりやすいと患者様やご家族様から嬉しい声をいただいています。
次に、些細な訴えにも必ず往診に来てくれる姿勢です。これは本当にありがたいことです。「親切だった」という声ばかりでクレームもなく、しっかり診てくれるので、とても安心できます。
さらに、点滴や注射など必要な処置を「ここまでやってくれるんだ」というレベルで、しっかり対応してくれるところも大きなメリットです。正直、「こんなに良くしてくれるんだ」と驚いています。
Q. 先生やスタッフの負担軽減にもつながりましたか?
橋本さま:
私やスタッフの精神的な負担がとても軽くなりました。
前の職場で常に感じていた夜間・休日対応への不安やストレスを、感じることがなくなりました。そのおかげで、私も休日を心から楽しめますし、気持ちも前向きでいられます。スタッフも同様で、翌朝ポータルサイトで丁寧な対応記録を確認しては、皆ホッとしているようです。
以前は日勤帯で一生懸命診療にあたり、信頼関係を築いても、夜間の質の低い対応一つでそれが台無しになることが何度もありました。
ファストドクターのおかげでその心配がなく、安心して日々の業務に集中できます。それがスタッフのモチベーション維持に役立ち、結果的に離職率の低下にもつながると確信しています。
Q. 外部の連携機関との関係にはどのような変化がありましたか?
橋本さま:
外部の連携機関からの紹介が増え、地域医療に変化を感じました。
以前の法人での夜間対応が悪かったために、疎遠になっていた訪問看護ステーションがありました。
しかし開業してからファストドクターを導入すると、「夜間休日もしっかり見てくれるなら安心できる」ということで、再び患者様をご紹介いただけるようになったんです。これはスタッフの頑張りが正当に評価されたとの事で本当にうれしいですし、地域での信頼回復と関係強化にもつながっています。
Q. サービスを利用されて、特に「安心して任せられるな」と感じた出来事などがあれば教えていただけますか?
橋本さま:
導入前より、ファストドクターの先生が慎重に判断してくださり、かえって信頼感が増したことがあります。夜間休日に初めて診る患者様、特にインスリン投与のようにリスクの高い治療では、限られた情報で安全な判断をするのは非常に難しいものです。
実際に、インスリン自己注射ができない認知症患者様の血糖値が500を超えたときのことです。訪問看護の方が当直の先生にインスリン指示を仰ぎましたが、すぐに返答がありませんでした。
スタッフは心配していましたが、私は納得していました。初診で低血糖リスクもある患者様に、カルテ情報だけですぐに判断するのは危険だからです。
時間がかかったのは、先生が安全性を最優先に、時間をかけて慎重に検討してくださっていると感じました。主治医なら即答できても、初めての患者様に時間をかけ安全を優先するからこそ、本当に責任感のある対応だと思います。
難しい状況でも安易に判断せず、患者様の安全に向き合ってくれる。だからファストドクターは安心して任せられると再確認できました。
Q. お看取りの際の対応はいかがでしたか?
橋本さま:
開業してからまだ日は浅いですが、お看取り対応も既に何度もお願いしています。本当にデリケートな場面ですし、ご家族様にとっても、とても貴重な時間です。
その点でも、ファストドクターには安心して任せられています。お看取り対応後、必ずご家族様に連絡して様子を伺うようにしていますが、これまで一度もご家族様から不満の声を聞いたことがありません。
「丁寧に対応していただいた」「穏やかに見送ることができた」といった感謝の言葉をいただくことばかりです。最期の時間を安心して過ごしていただくためにも、質の高い当直体制は必要だと改めて感じています。
Q. 在宅医療において、特に夜間・休日の体制構築について、先生の考えを教えていただけますか?
橋本さま:
在宅医療で患者様やご家族様が最も不安に感じるのは、やはり夜間・休日の対応です。ここはクリニックにとっても大きな負担であり、良い医療を続けていくためには充実した夜間体制が必須ですが、無理のない体制づくりが本当に大切だと思います。
決して自院だけで抱え込まず、信頼できる外部サービスに委託することをおすすめします。
Q. そのなかで、ファストドクターを勧める理由は何でしょうか?
橋本さま:
ファストドクターは、コストパフォーマンスが非常に高く、自信を持っておすすめできるからです。
夜間休日の在宅当直は、質の高さを維持しようとすると大きな負担がかかります。私自身も長年経験しているので、その大変さはよくわかっています。
その経験から見ても、ファストドクターのサービスは料金に対して非常に質が高いものです。丁寧な対応、的確な判断、処置内容、対応の速さ、どれも満足のいくレベルです。この料金でこれだけのサービスを提供できるのは、正直驚いています。
ですから、料金とサービスの質を考えると、ファストドクターは大変満足しています。
Q. 最後に、ファストドクターの導入を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。
橋本さま:
在宅医療を続けていくうえで、負担の大きい夜間・休日の体制構築は難しい課題です。先生が一人で無理に抱え込むと、ご自身の心身をすり減らすだけでなく、スタッフにも大きな負担とストレスを与えてしまいます。夜間休日体制は、地域の連携機関との信頼関係にも影響します。
その点、ファストドクターにお願いすれば、夜間・休日の対応に関するストレスからは解放されますし、「導入して良かった」と感じられるはずです。
安心して夜間休日を任せることで、先生もスタッフも日中の業務に集中でき、精神的な余裕も生まれます。質の高い対応は、患者様やご家族様の満足度向上はもちろん、スタッフのモチベーション維持や定着、地域の連携機関からの信頼にもつながります。
ぜひ前向きに、ファストドクターの導入を検討いただきたいですね。
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2025.06.06
#常勤医の負担軽減
患者様や家族への寄り添いを大切に~アットホームな医療を叶えるファストドクターの存在~
東京と荒川区にある「健康長寿ゆずるクリニック」は、約10年外科医として研鑽を積んできた渡邊譲院長が、地域の方々に寄り添う医療を目指して開業した訪問診療のクリニックです。
同院では、患者様やご家族との関係づくりを大切にし、栄養士による栄養指導を行うなど、自宅だからこそ可能な医療のかたちを実践しています。
とはいえ、医師は渡邊院長1人体制のため、依頼が重なった際や夜間・休日の対応に備えたバックアップ体制として、ファストドクターを導入をしています。
今回は、渡邊院長に「健康長寿ゆずるクリニックの強み」や特色、そしてファストドクターの導入による変化について伺いました。
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訪問診療だからこそできる医療の形を提供
Q.まずはクリニックについてと、開業に至った経緯を教えてください。
渡邊先生:
2021年に荒川区で訪問診療専門のクリニックを開業しました。現在は、荒川区や足立区を中心に、訪問診療を行っています。また、医師は私1人、看護師2人と医療事務1人の体制で運営しています。
私はもともと外科医として、約10年間大学病院で勤務し、主に手術や、がん患者様の治療を担当していました。そのなかで、病室を訪れて患者様のお話を聞きながら、気持ちに寄り添う時間が、自分にとっても大切な時間だったと感じています。
また、訪問診療に出会ったのは今から5年ほど前のことです。実際に訪問診療に携わってみて、患者様やご家族とゆっくり話をしながら、最適な治療方針を一緒に考えていく診療スタイルに魅力を感じ、自分に合っていると実感しました。そして、縁あって荒川区で訪問診療のクリニックを開院するに至りました。
Q.クリニックの特色や在宅診療だからできることはありますか?
渡邊先生:
当院では、栄養士をクリニックで雇用し、治療に介入してもらっています。また、ご希望があれば、栄養士による食事指導も行っています。
一般的な外来診療では、病名に対して薬を出すことが基本です。ただ、訪問診療で実際に自宅に伺うと、患者様が本当は薬を飲んでないことに気づくこともあります。
また、食事の改善や、リハビリにより状態がよくなるケースも多く、自宅での生活習慣の大切さが分かりました。そのため、当院ではご家族がいる方を中心に、栄養士が症状に合わせた食事の提案を行っています。
病院では何かあったときのことを考慮して、患者様の症状によっては、飲みたい物を飲んだり、行きたい場所に行ったりといった希望を叶えてあげられないことも多いです。
一方、訪問診療ではご家族と直接お会いする機会が多く、信頼関係を築きやすい環境にあります。そのため、病院では難しいとされる選択肢でも、病状悪化のリスクを丁寧にご説明したうえで、「それでも本人の希望を尊重したい」というご家族の理解を得られれば、患者さんの意志を優先した対応が可能になることがあります。
その結果、「最期に本人の希望を叶えてあげることができてよかった」と、ご家族から感謝の言葉をいただくこともありました。在宅診療だからこそ、患者様の希望に寄り添った対応ができることも多いなと感じています。
Q.クリニックの強みを教えてください。
渡邊先生:
当院の強みは、こじんまりとしたクリニックだからこそ、患者様に寄り添った対応ができる点だと考えています。大手のクリニックでは、訪問ごとに別の医師が来ることがあるため、それを負担に感じる方もいます。実際に「毎回病状を聞かれるのがストレス」だと感じ、当院に医療機関を変更してくる方も少なくありません。
その点、当院は医師1人の体制のため、基本的に私が継続して診療を担当しています。患者様からも、顔なじみの関係になることでお願いがしやすいとの声もいただいています。規模が小さいことは、一見弱みのようにもみえるかもしれませんが、実は訪問診療だと強みにもなるんです。
Q.初回の面談で大切にしていることはありますか?
渡邊先生:
当院では、最初に「本当に自宅で看ることが可能かどうか」を丁寧に確認することを大切にしています。きちんと確認することが、ご家族の安心にもつながるからです。
実際、自宅で看ることは大変なことも多いです。私たち医師や看護師が一日に何度か訪問することはできても、どうしてもご家族が対応しなければいけない場面もあります。
そのため、患者様本人が自宅に帰りたいと希望されていても、ご家族の状況や負担、周囲のサポート体制などをしっかり確認しながら、本当に自宅で看れるかどうかを一緒に考えるようにしています。
いざというときのバックアップ体制として、ファストドクターを活用
Q.ファストドクターをどのように活用していますか?
渡邊先生:
当院では、基本的に私が診療の対応をしていますが、夜間や休日や往診が重なった際のバックアップ体制として、ファストドクターを活用しています。
また、患者様に不安を感じさせないよう、往診の依頼電話は必ず私自身で取るようにし、私からファストドクターにお願いする流れをとっています。
そして、ファストドクターに依頼する際には、事前にその旨を患者様に説明し、安心してもらえるよう努めています。その後の具体的な診療時間などについては、患者様とファストドクターの間で直接やり取りしてもらう形です。
なお、緊急性の高いケースでは、私の方で直接救急搬送を手配するため、ファストドクターには基本的にご自宅で安静にお待ちいただける患者様の対応をお願いしています。
Q.ファストドクターを導入したことで患者様から不安の声はありましたか?評判を教えてください。
渡邊先生:
今のところ、特に不安の声はありません。患者様からは実際に、「ファストドクターの先生にしっかり話を聞いてもらえた」「その場で薬をもらえたのが本当にありがたかった」といったお声がありました。ファストドクターは、薬の取り揃えが充実しているため、その点も安心感につながっていると感じます。
また、ファストドクターの医師は、患者様の状態に応じて、在宅での経過観察にとどまらず、必要と判断すれば速やかに病院へ搬送してくれます。
こうした対応も、患者様やご家族からの信頼につながっていると感じました。在宅診療では、ご家族が「病院に連れていったほうがいいのか」と不安を抱えることも多いのですが、そうしたときに医師が明確に判断してくれることに対しても、ありがたく思ってもらえているようです。
Q.ファストドクター導入前の状況はどうでしたか?
渡邊先生:
導入前は、往診の依頼が重ならないかと、常に緊張感を持ちながら対応していました。そのため、現在は、何かあった際にファストドクターを活用できることが、安心感につながっています。
在宅診療の場合、多くの訪問看護ステーションとも連携させていただき、訪問看護師様の対応もしていただいておりますが、医師でないと対応が難しいケースや、「医師に来てほしい」というご希望がある場合もあります。そういったときにファストドクターに対応していただけるのは、本当に心強い存在です。
実は、ファストドクターを導入する前には、別の往診代行サービスを利用していたこともありました。
Q.なぜ他社からファストドクターに乗り換えたのでしょうか?
渡邊先生:
ファストドクターに乗り換えた大きな理由は、コストを踏まえたうえで、提供されるサービス内容に魅力を感じたからです。
また、私自身が開業前からファストドクターで医師として勤務していた経験があることも、理由のひとつです。開業当初は患者様がゼロからのスタートのため、時間に余裕がある時期には、ファストドクターの医師として夜間に勤務することもありました。
私の場合、日中は自分のクリニック、夜はファストドクターという働き方を通じて、収入面でも余裕を持ちながら開業をスタートすることができました。東京で開業を検討している医師にとっては、ファストドクターで勤務医としても携われる環境があることは、大きなメリットだと思います。
ファストドクターの活用で、患者様に寄り添うアットホームなクリニックを実現していく
Q.実際に導入してみて、ファストドクターのサービス内容はどうでしたか?
渡邊先生:
実際に利用してみて、ファストドクターは薬の取り扱いが充実しており、電話対応も丁寧だと感じました。電話は基本的にオペレーターの方が対応してくれるので、電話をかける側にとっても安心感があると思います。医師の質やスピード面にも、特に不満はありません。
ただ、もし可能であれば、もう少し早く対応してもらえると、さらによいサービスになるとも感じます。
また、何かあった際に頼れる体制があることで、精神的な不安も軽減しました。費用面でも負担にならずに利用できています。
さらに、ファストドクターにはさまざまな専門分野の医師が在籍しているため、自分では気づかなかった視点からのコメントが得られることがあり、学びの機会にもなっています。
また、私は今のところ他の医師を雇う予定はないため、ファストドクターを活用することで、自分ひとりでも診療体制を維持できている点も、とてもありがたいです。
ファストドクターを活用し、今後どのようなクリニックを目指していきたいですか?
渡邊先生:
あまりクリニックを大きくしようとは考えていませんが、長年続けていると少しずつ患者様が増えてきます。そのため、特に、夜間や休日など、どうしても一人で対応しきれない部分をファストドクターにサポートしてもらいながら、無理なく患者様を増やしていけたらいいなと考えています。
また、できるだけ依頼をお断りすることなく、対応していきたいという気持ちもあるので、これからそんな体制を整えていければと考えています。
今後高まる在宅診療のニーズを支える、重要なサービスになっていく
今後ファストドクターを導入したいと考えている方に向けてメッセージをお願いします。
渡邊先生:
ファストドクターは、医師の質も高く、料金も良心的です。薬もちゃんと届けてもらえるので、私としては多くのクリニックに広めていきたいサービスです。
今後、2045年ごろまでは高齢者の人口が増えると言われており、訪問診療のニーズはさらに高まってくると思います。そうしたなかで、夜間・休日といった時間帯を支えるファストドクターのようなサービスは、ますます重要になってくるはずです。
そして、多くのクリニックでファストドクターを活用することで、サービスの質もさらに上がり、在籍している医師も増えて訪問までの時間も短くなっていくのではないかと感じます。ぜひ皆さんで利用して、一緒に訪問診療を盛り上げていってもらえたらうれしいです。
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2025.05.20
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専門性の高い訪問医療でも安心〜ファストドクターとの連携と活用の実際〜
むねみつホームメディカルクリニックは、大阪府高槻市を拠点に、神経難病や脳卒中後遺症などの脳神経系疾患の患者様を中心に訪問医療を提供するクリニックです。脳神経外科医としての経験を持つ院長の専門性を活かし、患者全体の8割以上が脳神経系疾患という、地域でも数少ない訪問診療に特化した体制で、多くの患者様の在宅療養を支えています。
今回は「むねみつホームメディカルクリニック」院長の宗光俊博さまに、専門クリニックならではのファストドクター活用法や導入後の変化、今後の展望について、さまざまなお話を伺いました。
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Q.むねみつホームメディカルクリニックの特徴や背景について、教えていただけますでしょうか?
むねみつホームメディカルクリニック 院長 宗光俊博さま(以下、宗光さま):
当院は、神経難病や脳卒中、認知症といった専門的医療を中心とした訪問診療クリニックで、通院困難な患者様が安心して在宅療養できることを目標としています。
脳神経外科医として、後遺症でご自宅に帰れない患者様を多く診てきました。病院だけでは限界を感じ、地域で力になりたいと考えたのが、在宅医療を目指したきっかけです。
実際に在宅医療の分野を学ぶ中で、専門的な治療を受けられずに、ご自宅で過ごす神経難病の患者様も多い現状も知りました。
そこで、脳神経外科医としての経験を活かし、これら脳神経系の疾患を持つ方々を専門的にサポートしていくことを決意し、2020年に当院を開業しました。
現在、患者様のうち神経難病の方が約28%、脳卒中や認知症の方を含めると8割を超えています。この「脳神経系の専門性」が最大の強みです。
この専門性を活かし、訪問診療で患者様がご自宅で安心して過ごせる時間を少しでも長く作れるよう日々努めています。
Q.脳神経系の疾患に特化した訪問診療クリニックは珍しいのでしょうか?
宗光さま:少なくとも近隣地域では、脳神経外科や脳神経内科を専門とし、訪問診療をメインにしているクリニックは大変少ない状況です。
私が以前勉強させていただいたクリニックは、神経難病、特にALSなどを多く診ておられましたが、そこまで専門性に特化しているところは多くはないですね。
脳神経外科・脳神経内科のクリニック自体が少ない中で、外来の合間に訪問診療を行っている先生はいても、訪問診療に振り切っているクリニックは、全国的に見ても少ないと思います。
Q.なぜ、訪問診療に注力されているのでしょうか。
宗光さま:脳卒中後遺症で在宅療養を諦めざるを得なかったり、たとえ在宅で診てくれる先生がいても専門外で十分な診療を受けられなかったりするケースを多く見てきたからです。
例えば専門外の先生だと、てんかんの患者様に対して、抗てんかん薬の調整を躊躇されることがよくあります。「使ったことがない」「副作用が怖い」「どのくらい出していいかわからない」という理由で、ずっと同じ量が処方され続けてしまうのです。
訪問医療でも専門性が求められる時代ですが、特に神経系の分野は専門性が高く、担い手も少ないのが現状です。だからこそ、私が専門性を活かしてその役割を担い、地域の課題をカバーできればと考え、訪問診療に力を入れていることにしました。
Q.ファストドクターを導入される前の、夜間・休日の診療体制はどのようになっていましたか?
宗光さま:実は、ファストドクターを利用するのは今回が2回目です。一度契約して解約し、また再契約しました。
2020年の開業当初から最初の契約前までは、私一人で24時間365日対応していました。その当時、ほぼどこにも出かけられない生活でしたね。
コロナ禍が落ち着き始め、学会参加などで遠方に出向く必要が出てきた時期に、私自身が現場を離れる間の体制を考え始めました。当初はクリニックの他の医師にお願いすることもありましたが、それだけではカバーしきれない場面も想定されたため、往診代行サービスの利用を検討し、ファストドクターを導入することにしました。
Q.一度、解約されたのはなぜでしょうか?
宗光さま:最初の契約期間は1年弱でしたが、実際にファストドクターにお願いしたのは、たった1回のみでした。
状態が悪くなりそうな徴候があれば、平日の日中にしっかり訪問する体制を築いているため、土日に緊急で呼ばれることが非常に少なかったんです。開院当初は患者さんの数も今ほど多くないため、結果的に利用する機会がほとんどありませんでした。
そうなると、月々の費用に対して利用頻度が極端に低く、費用対効果を考えると、「まだ導入時期が早すぎたのかな」と判断し、一度解約させていただきました。
Q.そこから、再契約に至ったきっかけは何だったのでしょうか?
宗光さま:解約後、患者様は増え続け、現在では約250名になりました。患者様が増えるにつれて、やはり土日の往診依頼も増え続けてきました。これはもう一度お願いするタイミングだろうと考え、昨年の夏頃に再契約させていただいた次第です。
Q.夜間・休日往診代行サービスは他にもありますが、最終的にファストドクターを選ばれた決め手は何でしたか?
宗光さま:ファストドクターは、コロナ禍にニュースなどで活動されているのを見て、知りました。その後、夜間・休日往診代行サービスの利用を検討し始めた際、他社と比較してみました。
他社ではエリア外だったり、対応できる医師が少なかったりという制限があったんです。一方ファストドクターはこちらのエリアを完全にカバーし、医師の数もしっかり確保されていると聞きました。
いざというときの対応力を重視していたので、この「充実した医師体制」が一番の決め手になりました。実際、今も依頼してから1時間〜1時間半で現場に到着していただいています。これは私が行くのと変わらないスピード感で大変助かっています。
Q.専門性の高い患者様が多いと伺っていますが、実際にファストドクターの医師はどのようなケースに対応されていますか?
宗光さま:確かに、当院には神経難病の患者様や、人工呼吸器を使っている医療依存度の高い患者様も多く、導入当初は専門的な対応を依頼できるか心配でした。
しかし、実際にファストドクターにお願いするのは、ほとんどが発熱や嘔吐などの一般的な急変対応か、お看取りの対応です。専門的な管理が必要な患者様は、日中の診療で状態をしっかり把握できているため、土日に緊急対応になることは、ほとんどありません。
そのため、一般的な対応であれば、質に問題なくファストドクターに任せられます。当院のような重症度の高い患者様を多く診ているクリニックでも、安心して利用できるサービスだと思います。
Q.お看取りの対応の連携面で不安はありませんか?
宗光さま:連携に関しても問題ありません。お看取りの際は、事前に注意点や申し送り事項をポータルサイトに詳しく記載して共有しています。また、訪問看護師が同席することもありますが、ファストドクター側で連絡調整もしてくれるので、その点もありがたいですね。
お看取りが終わった後も、ご家族様からのメッセージなどを含め、丁寧な報告をいただいています。このような情報共有体制や細やかな配慮には、本当に感謝しています。
Q.ファストドクターの導入によって、どのようなメリットを感じていますか?
宗光さま:やはり土日祝日の時間をしっかり確保できるようになったのは、大きなメリットだと感じています。
おかげで、プライベートの時間を持てるようになりました。例えば、休日の出先で緊急の連絡が入っても、スマートフォンからポータルサイトにアクセスして往診依頼を出せます。メールとポータルサイトに対応完了の報告が入ることで患者様の状況を確認でき、とても安心しています。
導入前は、どうしてもプライベートな時間を犠牲にすることが多くありました。しかしファストドクターを導入してから、そういった負担がぐっと減りましたね。
Q.利用していて、何か改善してほしい点はありますか?
宗光さま:現状で特に困っていることはありません。強いて言うなら、往診に来てくださる先生方の、どのような専門性や経験をお持ちなのかが事前にわかると、より安心してお任せできると感じます。
例えば、気管切開カニューレの交換や麻薬の調整など、特定の医療処置の経験があるかどうかが把握できると、私としても、より的確な判断やお願いができるかもしれません。先生方の経歴やスキルが少しでもわかると、さらに連携しやすくなるのではと思います。
Q.今後、ファストドクターに期待することは何でしょうか。
宗光さま:ファストドクターには、地域医療の24時間体制を支える存在として、これからも頑張ってほしいですね。地域の先生方が困ったときに頼れる重要な役割を果たしていると思います。
訪問医療を提供するクリニックは、やはり24時間、患者様に対応できる体制を作る必要があると考えています。しかし、特に院長一人体制のクリニックでは負担が大きく、十分対応できていない現実もあると聞きます。ご自身の体力や時間だけで対応が難しい場合、ファストドクターのような外部サービスを利用してでも、24時間体制を確保することが大切です。
ファストドクターのような夜間・休日往診代行サービスは、まさにその課題を解決するための存在だと感じます。このシステムは本当によく考えられており、地域医療を支えるうえで欠かせませんね。
Q.今後のクリニックの展望についてお聞かせください。
宗光さま:まずは、当院の専門分野である神経難病や脳卒中後遺症、認知症の患者様が、ご自宅で安心して、できるだけ長く過ごせる時間をサポートしていくことが、当院の大きな目標です。この地域で、そういった患者様を一人でも多く支えていきたいと考えています。
そのうえで、当院のような専門性を持った在宅クリニックの存在や取り組みが、ほかの地域の先生方にも少しでも伝われば嬉しいですね。同じような想いを持つ先生が増えていくことで、地域医療全体がもっと良くなっていくと期待したいです。
Q.最後に、ファストドクターの導入を検討されている医療機関の方へメッセージをお願いします。
宗光さま:訪問医療のニーズは年々高まっています。これから訪問診療を始める方、あるいは拡充される方にとって、24時間対応の体制構築は避けて通れない課題です。
ご自身の体力や生活とのバランスで一人で抱えるのが大変なら、外部サービスの利用を積極的に検討すべきだと思います。これは、訪問医療を提供するクリニックとしての責任を果たすための「必要経費」と捉えるべきです。
特に、専門性の高い疾患を診ているクリニックや、医療依存度の高い患者さんを多く抱えるクリニックであっても、実際に依頼するケースの多くは発熱などの初期対応です。そういった一般的な対応はファストドクターで十分にカバーできますので、導入をためらう必要はありません。
私自身、導入前は夜間の呼び出しや看取りが続き、体調を崩すこともありました。特に、ご高齢の先生方には、ご自身の体を第一に考え、無理のない体制を作るためにも活用を強くおすすめしたいですね。導入することで、精神的・肉体的な負担が減り、結果的にストレスなく、長く訪問診療を続けていけるんじゃないかと思います。
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2025.05.20
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365日24時間、質の高い医療を提供~ファストドクターが「断らない」在宅医療を支える~
大阪府吹田市で「訪問診療」や「訪問リハビリ」の在宅支援サービスを提供している千春会たなのファミリークリニック。当法人の理念である「良質な医療・看護・介護の提供」のもと、どんな依頼も断らない姿勢を大切にしています。
現在は、ファストドクターの夜間・休日往診代行サービスを活用し、365日24時間対応で、訪問診療のサービスを提供。
往診へのスピード感や医師の対応にも満足しており、「ファストドクターがあるからこそ、医師1人体制でも、負担なく運営を続けられている」とのことです。
今回は、院長である棚野博文先生に、ファストドクターを選んだ理由や導入後の変化など、さまざまなお話を伺いました。
(聞き手:ファストドクター在宅事業本部事業推進部 マーケティンググループ グループ長百枝嵩裕氏)
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「断らない」「フットワークの軽さ」「任せて安心」。千春会たなのファミリークリニックが信頼されるクリニックであるために
Q.千春会たなのファミリークリニックで提供しているサービスについてお聞かせください。
棚野先生:当院は、訪問診療・訪問リハビリ、併設施設の中でデイケアといった、在宅支援サービスを提供しているクリニックです。デイケアサービスでは、「通常型」と「短時間機能訓練特化型」の2種類を展開し、利用者さまのニーズに応じた支援を行っています。
また、訪問診療・訪問リハビリのサービスは、どちらも職員1名体制で対応しています。
現在、訪問診療の利用者は月あたりおよそ120〜130名、往診件数が月250件ほど、訪問リハビリは15件程度です。
Q.千春会たなのファミリークリニックの強みを教えてください。
棚野先生:これまで私は小児外科を専門とし、栄養診療にも携わっていました。さらに、外科・消化器外科・小児外科・呼吸器外科などを中心に、内科・小児科・整形外科・皮膚科といった多岐にわたる診療の経験があります。
こうした幅広い医療分野での経験を生かし、在宅診療における多様なニーズに幅広く対応できることが、当院の大きな強みだと考えています。
実際に、当院では乳幼児から小児・学童期の子どもたちから、成人や高齢者、精神疾患をお持ちの方まで、年齢や背景を問わず診療を行っています。
また、重症心身障害児の施設でも勤務経験があることから、障害を持つお子さんへの対応も可能です。
Q.どのような理念でクリニックを運営されているのでしょうか。
棚野先生:当院の母体である医療法人社団千春会が「地域の患者・利用者の自立を支援し、良質な医療・看護・介護を提供する」「住民の健康増進と地域社会の発展に寄与する」との理念を掲げております。そのため、当院もその理念に沿って、運営をしています。
また、当院は訪問診療に特化したクリニックであるため、それに合わせた独自のキャッチフレーズも掲げています。
それが「断らない」「いつでも対応するフットワークの軽さ」「任せて安心、頼れる訪問医院」です。
この姿勢を大切にしながら、日々の診療に取り組んでいます。
Q.独自で設けているキャッチフレーズへの想いについて教えてください。
棚野先生:当院では、患者さんからの診療の要望に対して、基本的には断らないようにしています。診療を断られることは、患者さんにとって何より困ることだからです。
もちろん、どうしても専門的な医療が必要で、対応が難しい場合もありますが、開院からこれまでの6年間でお断りしたのはCART(腹水濾過濃縮再静注法)を希望された1件だけです。
また、訪問診療ではスピード感も求められるため、「いつでも対応するフットワークの軽さ」も大切にしています。急を要する状況もあることから、依頼があれば、可能な限りその日のうちに伺うようにしています。
時には、症状が急に悪化して本来は入院が必要な状況でも、ご家族の「できれば自宅で看たい」要望にも迅速に応えています。
そして、「任せて安心、頼れる訪問医院」というキャッチフレーズに関しては、ファストドクターのサポートがあるおかげで、医師1人でも24時間体制の診療が可能になり、患者さんにとって安心できる診療体制を構築することができていると感じています。
「断らない」クリニックであり続けるために。外部連携の必要性
Q.ファストドクターを導入した理由やきっかけは何でしたか?
棚野先生:当初は、24時間365日、夜間や休日も含めて、医師である私1人で対応していました。しかし、医師1人で続けるには、体力的にも精神的にも限界があり、外部の手を借りたいと考えるようになったからです。
開院当初は、利用者数もそれほど多くなかったため、ある程度対応できていました。しかし、ありがたいことに徐々に患者さんが増え、だんだんと1人で対応することが難しくなりました。
中でも特に困ったのが、患者さんからの問合せが時間的に重なってしまったときです。
同時に複数の対応が必要になると、どちらかを断らなければいけませんが、それは当院の理念でもある「断らない」ことに反し、サービスの質を大きく損なうことにもつながってしまいます。こうした課題を解決するためにも、外部サポートの導入を検討しました。
地域連携?大手グループ?ファストドクターを選んだ「決定的な理由」
Q.ほかにも外部サポートのサービスはあるかと思いますが、ファストドクターを選んだ理由は?
棚野先生:診療の質を落とすことなく、自身の精神的・肉体的な負担を軽減したいという希望を実現できると感じたのが、ファストドクターでした。
往診やオンコールの代行サービスについては、訪問診療に携わる医師同士が集まる学会や研究会などで、情報交換をする機会も多くあります。
実際、ファストドクター以外にも、地域の医師同士でコミュニティを作って代理診療を行うケースや、大手グループに加入してサポートを受ける方法など、さまざまな選択肢の話を聞きました。
しかし、これらの形態では、代理診療時の医療情報の共有や個人情報の取り扱い、コスト、診療責任の所在などに課題を感じていました。また、大手グループ傘下に入る選択肢は、母体法人のある当院にとって制度上の制約もあり、難しかったです。
その点、ファストドクターは、医療の質を落とさず、情報管理や連携体制の面でもスムーズに活用できると感じました。
そうした理由から、当院の法人に相談のうえ、導入を検討することとなりました。そして、現在は、ファストドクターに時間外と休日夜間のオンコール・往診・看取りも含めて対応していただいています。
「費用は?」「質は大丈夫?」導入前の不安、正直に話します
Q.導入前には不安もあったかと思いますが、実際に導入してみてどうだったかお聞かせください。
棚野先生:導入にあたっては、費用面とサービスの質について不安がありました。
いくら便利なサービスでも、費用が大きすぎては運用が難しくなります。実際に導入後は、費用に関しては、法人側で一括して管理していますが、現時点では運用が可能な範囲だと聞いています。
サービスの質については、「どんな先生が来るのか」「対応が中途半端にならないか」といった不安がありました。ですが、これまで患者さんから不満の声を聞いたことはなく、今では安心してお任せしています。
スピード感についても評判はよく、「そんなに待たずに来てもらえた」という声も伺っています。
もちろん、これまで長く患者さんを診てきた医師でなければ難しい対応もあります。ご家族への配慮など、長い関係性があってこそ分かることもあるので、同じ水準で対応するのは簡単ではありません。
Q.看取りもファストドクターが対応しているとのことですが、実際に患者様からどういったお声がありましたか?
棚野先生:看取りに関しても、ご家族には「不安はなかったか」などを都度確認していますが、今のところ大きなトラブルもなく、安心してご利用いただけていると感じています。
基本的には私自身が対応するようにしていますが、例えば夜間に容体が急変し、すぐに診てほしい場合や、土日を挟んで対応まで時間が空いてしまうようなケースでは、ファストドクターにお願いすることがあります。
訪問診療の「24時間対応」を支える仕組み。ファストドクターの役割
Q.ファストドクターを導入して、精神的や体力的な負担は変わりましたか?
棚野先生:はい、随分と変わりました。正直、ファストドクターの運用がなければ、今の体制を続けることは難しかったと思います。やはり、1人で24時間365日対応し続けるのは現実的ではありません。
とはいえ、患者さんの立場からすれば、どんな時でも対応してほしいというのが当然の思いだと思いますし、実際に訪問診療の契約には「24時間365日対応」が含まれています。
夜間も対応する在宅医療の仕事では、外部委託の仕組みは絶対に必要だと感じていました。
そんな中でファストドクターとのご縁があり、導入に至ったのですが、本当に助かっています。ファストドクターがなければ、当院は6年目を迎えることはできなかったと思います。
Q.事務員の方から見て、ファストドクターが導入されて働きやすくなりましたか?
中村さま:働きやすくなりました。最も大きな変化は、祝日に休めるようになったことです。
ファストドクターを導入前は、祝日に事務員が1人出勤する必要がありましたが、導入後は休みがとりやすくなりました。スタッフの離職もなく、よい環境で働けていると思います。
クリニックの持続可能性を高める。ファストドクターという選択肢
Q・最後に、ファストドクターの導入を考えている方へのメッセージをお願いします。
中村さま:ファストドクターを導入したことで、安心して休めるようになると感じています。
また、当院は「在宅療養支援診療所」(在支診)の基準を取っていますが、医師1人体制のため、機能強化型在宅療養支援診療所になることは不可能です。
一方で、このようなクリニックのために加算制度が設けられており、算定には過去1年間の緊急往診の実績が10件以上と在宅看取りの実績4件以上が必要とされています。
これまでは、医師1人ではその要件を満たすのが難しかったのですが、ファストドクターを導入したことで加算が可能となり、コスト面でもメリットを感じています。
棚野先生:導入を検討しているクリニックにとっては、費用やサービス内容などが気になるところかと思います。
しかし、実際に導入してみると、クリニックの規模にもよりますが、それほど高いハードルではないと感じました。何よりも職員の福利厚生が大きく改善されますので、気になる際は、ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
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2025.05.08
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特別養護老人ホーム特有の課題をファストドクターで解決~働きやすい環境づくりを実現~
施設名
社会福祉法人 緑峯会 特別養護老人ホーム セントポーリア愛の郷
住所
兵庫県西宮市山口町上山口1584-1
代表
北嶋勇志
施設の強み
・120床の全個室・特養向けに110床、ショートステイ用に10床の個室・一時金が必要なく、年金で施設を利用可能・介護に必要なものは無償で提供・音楽療法、料理療法を積極的に推進・月刊誌:愛の郷通信やSNS(Instagram等)で施設の様子を外部に情報発信
URL
https://ryokuhokai.com/
兵庫県西宮市にある特別養護老人ホーム(以下、特養)、セントポーリア愛の郷。「『愛の心』・・・愛の心で介護サービスを実践します」を基本理念に掲げ、認知症ケア、ADL維持のためのリハビリ、口腔ケア、看取り介護、ノーリフティングケアを5つの柱として取り組んでいます。
特養では、看護師への負担の大きさや、嘱託医(しょくたくい)の夜間の緊急対応など、医療面においてさまざまな問題が存在します。これは高齢のご入居者を抱えている施設にとって、大きな課題です。
ご入居者やその家族の方々に不安を抱かせたくない、看護師の方にとっても働きやすい職場環境を作りたいと言った思いから、ファストドクターへお問い合わせをさせていただき、支援が始まりました。
今回は北嶋勇志代表に、セントポーリア愛の郷とファストドクターは、どのようにして安心できる施設や働きやすい職場環境を作り上げたのか、その取り組みについてインタビューしています。
(聞き手:ファストドクター 百枝嵩裕氏)
入居者も家族も安心できる施設
施設行事である2月節分会の後の集合写真
――セントポーリア愛の郷の魅力を教えてください。
北嶋 セントポーリア愛の郷は、平成19年の4月に開設しました。新型のユニット型特別養護老人ホームで、全室120床、すべて個室です。居室にはベッド、トイレと洗面台が付いています。一時金が必要なく、介護に必要なものは施設で無料提供している点が魅力です。
また、セントポーリア愛の郷では、音楽療法士を専属で雇用しており、音楽療法による個人セッションやグループセッション等を行い、また、歌や楽器の演奏、年に2回の発表会や家族を招いた文化発表会を実施しています。
管理栄養士も在籍しており、手や指を使って包丁で野菜を刻んだり、粉をまぶしたりして、料理を作ることで認知症の進行を防いだり遅らせたりできる料理療法を行っています。
ADL(日常生活を送るために必要な動作や能力)を低下させないための取り組みを意識している点が強みと言えるでしょう。
働きやすく暮らしやすい環境を目指して
入居者の方との交流
――これまで取り組んできた、介護への工夫を教えてください。
北嶋 ICTを使った機器を導入しており、「眠りスキャン」という、入居者の眠りの深さを計測できる機器をベッドに設置しています。
そのため、眠りが深ければ起こす必要がなく、浅ければサポートが必要と、眠りの深さによって対応の可否を見わけられるようになっています。それによる夜勤の職員の業務量の軽減に積極的に取り組んでいます。
また、セントポーリア愛の郷では、「ノーリフティングケア」も重視しているのが特徴です。ノーリフティングケアとは、抱え上げない介護のことです。
ノーリフティングケアを実施することによって、介護職員にとっては腰痛予防を、入居者にとっては痛みのない移動及び移乗を実現できるようになりました。
看護師の負担軽減と入居者の安心を目指してファストドクターへ依頼
北嶋様
――ご自身で工夫をしてきた中で、弊社に依頼しようとしたきっかけは何ですか。
北嶋 今までは、当施設では医師が常駐にしておらず、看護師が医療的な判断をしなければならない場合が多々ありました。しかし、医療的な判断は医師に仰いでもらいたいというのが正直な思いです。医師の指示に従って業務を行えば、看護師のストレス軽減にもつながります。
私には特養の運営をしている関係者や仲間が沢山おりまして、その方々と会話する中で、看護師が継続して働けるような職場環境について話す機会があります。
他社をおすすめされたこともあるのですが、要望するレベルに達しておらず悩んでいたところ、ファストドクターがコロナ禍で活躍したことを耳にしました。
話を聞く中で、病気など、さまざまな場面で医師の判断を仰ぐ4つのトリアージをしっかりと発信してくれると感じ、依頼したいと思いました。
最初は今までと違う体制をとることに対して、内部で抵抗があったものの、今ではなくてはならない存在になっています。
――抵抗があった中での決め手は何でしょうか。
北嶋 一つは、看護師の負担軽減を実現するためです。看護師は制約が多く、採用が難しくなっています。ある程度の人数を採用するためには、働きやすい職場環境が欠かせません。そのため、看護師がオンコールをしなくてもよい体制が必要だと判断しました。
また、先ほども話しましたように、ご入居者に異変があった場合、医療的な適格な判断や指示は、看護師にはなかなか出せないものです。医師の指示に従って行動すればご入居者もご家族の方々も喜んでくれると判断したため、ご依頼させていただきました。
ファストドクターと実現する、愛のこもった介護
施設関係者のみなさまの写真(新年祝賀会)
――ファストドクターの導入前後で、何か変化はありましたか。
北嶋 今までは、19時〜翌8時の、看護師も嘱託医もいない夜勤帯の時間に何か起こった場合、介護職員が看護師に電話をかけるオンコール体制となっていました。そのため、看護師の判断に多くの対応がゆだねられ、微妙な判断の遅れや意思疎通が図れないケースが多くありました。
しかし、ファストドクターを導入してから、24時間医師の判断を仰げるようになりました。今まで看護師が担っていた医療的な判断を任せることができ、ご入居者やご家族からの信頼が厚くなり、また、看護師にとっても働きやすい職場を実現できました。
――働きやすい環境を実現できたことで、雇用面に変化はありましたか。
北嶋 看護師の採用は、とてもしやすくなりました。老人ホームの看護師は、通常の医療現場と比較して、高齢の方が働いている場合が多いです。
今までは、夜勤帯でなにか異常が発生した際は介護職員が看護師を呼び、24時間看護師がいつでも駆けつける体制が必須でした。
しかし、ファストドクターの導入によって看護師の夜勤帯の出勤が必要なくなり、高齢の看護師でも長く働きやすい職場環境を提供できるようになっています。
その結果、離職率の低下や採用率の向上を実現できるようになりました。
対応範囲の広いファストドクターで体制を強化
――弊社は年末年始も対応していますが、その点はいかがでしたか。
北嶋 年末年始にもご対応いただける点は、実際に利用してとても魅力的に感じました。年末年始は緊急の病院しか対応してもらえる場所がなく、ご入居者に異変があった場合は、救急車を呼ばざるを得ませんでした。
しかし、救急車もそう簡単に呼べるものではありません。過去、実際に救急車を呼んで注意されたこともありました。
そういった面で、年末年始やゴールデンウィークなど、医師が不在になりがちな場合も、ファストドクターの存在は大きくなっています。
電話をしたら「〇時までにお伺いします」と折り返しの電話が入り、当日中に来てくれる点も非常に助かります。
――過去に看取りも弊社にてご対応させていただいた経験もあると思うのですが、いかがでしたでしょうか。
北嶋 はい、おっしゃる通り過去に看取りまでファストドクターに対応してもらった経験があります。ご入居者が亡くなられた際、死亡診断書を書けるのは医師のみです。死亡診断書を書いてもらえなければ、ご遺体を外へお運びすることができません。
今までは、夜の時間などその日のうちに嘱託医と連絡が取れない場合、翌日にならないと死亡診断書を書いてもらえませんでした。
しかし、今はファストドクターに電話して、その日のうちに医師に来てもらって死亡診断書を書いてもらい、翌日の早朝には家族がご遺体を葬儀屋へ頼んでお運び頂ける状態になっている点が、とても魅力的に感じました。
――最後に、ファストドクターの導入を検討している方へメッセージをお願いいたします。
北嶋 ファストドクターを導入すべき場面はさまざまだと思いますが、特に特養には原則医師がおらず、夜になると看護師もいなくなってしまいます。こういった特養の医療的な弱点を補ってくれる存在です。
また、ファストドクターは私たちの思いを聞き、丁寧に、親切に対応してくれるため、安心感を持てます。当施設では介護職員も看護師もファストドクターに信頼を寄せており、導入以来、徐々に施設全体がよくなっています。
看護師をしっかり雇用したい、看護師や介護職員のストレスを少しでも軽減させてあげたいといった思いの強い特養であれば、ファストドクターを利用すべきだと思っています。
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2025.05.08
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ウイーザスの挑戦:「ご入居者お一人おひとりの幸せ・well-beingの実現」を支える体制と取り組み
東京都千代田区に本社を置き、東京・荻窪と九段で有料老人ホームを運営しているウイーザス。同社は「ご入居者お一人おひとりのwell-beingの向上」を理念に掲げ、食事、リハビリ、医療体制の強化などを通じてその実現に取り組んでいます。介護付有料老人ホーム「ウイーザス九段」の小島直幸支配人に、具体的な取り組みや工夫についてお話を伺いました。(聞き手:ファストドクター 在宅事業本部 事業推進部 マーケティンググループ グループ長 百枝嵩裕氏)
株式会社ウイーザス 介護付有料老人ホーム ウイーザス九段 支配人 小島直幸氏
ファストドクター株式会社 在宅事業本部 事業推進部 百枝嵩裕氏
「人のぬくもり」を大切にした運営方針
――2006年に介護付有料老人ホーム「ウイーザス荻窪」、23年に「ウイーザス九段」の運営を開始しています。施設運営において大切にしていることは何でしょうか。
小島 ウイーザスでは「ご入居者お一人おひとりの幸せ(well-being)」を共に考え、それを実現することを使命としています。そのための仕組みや取り組みを体系化し、持続可能な形で運用することに注力しています。介護現場では業務効率化が進む一方で、ご入居者の幸せの実現を目指す心や想い、つまり「人のぬくもり」が疎かになることを懸念しています。当社ではテクノロジーを活用しつつも、テクノロジーでは代替できない、人にしかできないお一人おひとりに心から寄り添いぬくもりをお届けすることを大切にしたケアを目指しています。
熟練料理長が提供する手作りの食事
――具体的にどのような点に注力していますか。
小島 衣食住の中でも、特に喜びに直結する「食事」には強いこだわりを持っています。当社では給食を外注せず、高級日本料理店やレストランで修業した料理長を自社で雇用し、手作りの食事を提供しています。料理長が市場で魚を仕入れるなど、食材の調達から調理までを全て自社で行い、衛生管理も徹底することで、夏場でもお刺身を安心して提供できるのはもちろん、旬の食材を存分に味わっていただける環境を整えています。
また、ホームの屋上で野菜を育て、ご入居者と一緒に収穫した野菜を料理に使用するなど、体験型の取り組みも実施し、食事の楽しさを広げています。これらの取り組みは自社運営だからこそ実現できることです。
外出支援とリハビリの両輪で支えるQOL向上
――外出支援がご入居者に与える効果については、どのようにお考えですか。
小島 外出支援は、ご入居者のwell-being向上のために非常に重要な役割を果たしています。美しい景色を眺めたり新しい料理に出あったり、ホームの中だけではなかなか得難い喜びや楽しみを感じていただくことと街に出るという社会参加を通じて、心理的な安定感や生活の質が向上します。当社では月1回以上の頻度で日帰りバスツアーを実施しています。例えば、藤の花が見頃の季節にはあしかがフラワーパークへ、ブドウ狩りの時期には山梨まで足を運びました。また、富士山を眺ながら河口湖で散策もしました。旅先ではその土地ならではのグルメも堪能します。
また「介護度1向上」を合言葉に、専属の理学療法士による専門的な個別機能訓練体制を強化しています。毎日必ず個別機能訓練ができるように、ウイーザス荻窪(47名定員)で2名、ウイーザス九段(87名定員)では3名の常勤理学療法士を採用。リハビリ回数だけでなく、質の高い個別機能訓練を安定して提供できるのが特徴です。このような質の高い外出支援と理学療法士による専門的個別機能訓練の両輪で、ご入居者のQOL向上を目指しています。
医療体制の強化とファストドクターの導入
――ご入居者が安心して暮らせる環境を整えるためには、医療体制の充実も欠かせない要素だと思います。
小島 ウイーザス荻窪では、ホームの目の前に城西病院があるため、緊急時にも迅速に対応できるという安心感があります。また、ウイーザス九段では24時間看護師が常駐しているほか、3つの医療機関と協力医療体制を構築しています。更に、ご入居者により一層の安心をご提供したいと考え、夜間・休日の往診代行サービスを提供しているファストドクターと業務提携。介護スタッフや看護師の専門領域を超える事態にもしっかりと対応できる体制を整えました。
――ファストドクターは在宅医療を担うかかりつけ医と連携することで、施設職員にとって負担になりがちな「夜間・休日」の診療業務をワンストップで運用することが可能となります。ファストドクターのサービスを導入して良かった点はありますか。
小島 ご入居者のなかには訪問診療を希望されない方もいらっしゃいます。「まだそんな年齢ではない」「自分は健康だから必要ない」というのが主な理由ですが、このようなご入居者への対応も1つの課題となっていました。今は元気な方でも、万が一の事態に備えることは非常に重要であり、施設としても、ご入居者が必要なときに頼れる体制を整えておく責任があります。その点において、ファストドクターは訪問診療を契約していないご入居者の医療体制を補完してくれます。
例えば昨年10月に入居された方は、入居1週間後に訪問診療の初診が予定されていましたが、入居直後に急変があり、ファストドクターに対応をお願いしました。このような事例においても、ファストドクターの存在は、ご入居者やご家族にとってだけでなく、私たち施設職員にとっても大きな安心材料となっています。
さらに、施設への入居をきっかけに、かかりつけ医が変更になるケースも少なくありません。特に、かかりつけ医が遠方にいる場合、夜間の対応が難しくなり、その結果やむを得ずかかりつけ医との関係を断念せざるを得ないこともあります。こうした状況でも、時間外対応を補完する体制さえ整っていれば、今までと変わらないかかりつけ医に継続的にお願いすることが可能となり、ご入居者にとって大きなメリットとなります。
≪在宅医療支援事業に関する詳しいご案内>≫
――かかりつけ医が対応できない場面をファストドクターが補完することで、かかりつけ医・施設・ご入居者の三者で良好な関係を維持することが可能です。介護経営ではコスト削減や生産性向上といった課題が求められる中、「ご入居者お一人おひとりの幸せ・well-beingの実現」という姿勢を徹底することで、サービスの質を確実に担保されているのですね。
小島 ほかにも24時間365日いつでも面会が可能な体制を整えたり、ご入居者個人の外出に職員が付き添う「パーソナルGOTO」サービスを提供したり、動画視聴やテレビ電話などのオンラインサービスを十分楽しんでいただけるように各居室に高速光回線を完備したりするなどしています。ご入居者お一人おひとりが毎日満たされてお暮しいただけることを目指し、ウイーザスならではのサービスと環境づくりをこれからも追求していきます。

2025.05.08
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在宅医療を支える”敬意と感謝”の理念 ~開業の決め手はファストドクター~
医療機関プロフィール
病院名はまだホームクリニック住所東京都東久留米市学園町1-13-3対応可能な在宅医療点滴・注射在宅中心静脈栄養の管理経管栄養(胃瘻、腸瘻、経鼻)の管理・チューブ交換膀胱留置カテーテルの管理・交換気管切開カニューレの管理・交換在宅酸素・人工呼吸器の管理人工肛門の管理褥瘡治療麻薬を用いた疼痛緩和ケア腹水に対する腹水穿刺腹膜透析の管理上肢下肢痙縮に対するボトックス注射補装具に対するアドバイスや診断書の作成各種検査(血液尿検査、心電図検査、超音波検査)など診療時間平日9:00~18:00HPhttps://hamada-homeclinic.com/index.html
はまだホームクリニックは、開業からファストドクターの夜間・休日往診代行サービスを利用しています。患者さまの元に駆けつけるスピード感や医師の質の面でも満足しており、「ファストドクターがなければ、開業できていなかった」とのことです。
今回は、はまだホームクリニックの院長である濱田 康平先生に、ファストドクターを選んだ理由や今後ファストドクターに期待することなど、さまざまなことを伺いました。
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Q.10年ほど医療とは関係ない業種で働いていたと伺いました。なぜ、医師になろうと思ったのですか?
はまだホームクリニック院長 濱田 康平先生(以下、濱田先生):医師になる前は、半導体計測システムの研究開発業務に従事していました。医療とは、全く関係ありません。大学でも理工系(電気電子工学)を専攻していたので、当時は医療分野にそれほど興味はありませんでした。
医師になろうとしたきっかけは、直接的に人に働きかけることによって役に立ったり、喜んでもらいたいと感じるようになったことです。
半導体計測システムの研究開発でも、もちろん良いものができればユーザーの方々は喜んでくれます。しかし、ユーザーの方々に直接お会いする機会はあまりなく、役に立っている実感があまりありませんでした。
そして、電気電子工学の知識を活かしながら福祉機器を開発できないかと考え始めたのがきっかけです。
東京ビッグサイトの福祉機器展で、リハビリテーションという分野があるのを知り、それをきっかけに医学の分野に興味を持ち始めました。
さらにその頃、末期癌だった父を在宅医の先生に実家で看取っていただいたことも、医学の道を目指す後押しになったのを覚えています。
「人生一度きりなので、やりたいことが見つかったらすすんでみる」と決心し、会社に行きながら勉強を始め、最終的には勉強時間確保のために会社を辞めて、医学部に入学できました。
Q.はまだホームクリニックの理念や想いをお聞かせください
濱田先生:はまだホームクリニックでは、患者さまに心から寄り添うことを大切にしています。医療と聞くと、病気を治すことに着目しがちですが、それだけではないと考えています。
治療方法のない病気もあります。つらい症状や不安感のある患者さまに対して、心から寄り沿った医療を提供することで、それらの症状が軽減したことを数多く経験してきました。
ですので、ファストドクターの医師の方々にも心から寄り添うことをモットーにお願いしています。
また、私が大切にしている言葉は「敬意と感謝」です。患者さまとご家族に対しての敬意と感謝はもちろん、看護や介護に携わる方々など、どのような方にも「敬意と感謝」を持って接すれば、自ずと良い医療が提供できると感じています。
Q.はまだホームクリニックの強みはどのような点ですか?
濱田先生:リハビリテーション科専門医の資格を活かして、在宅のリハビリテーションには積極的に介入しています。そのひとつがボトックス治療です。
ボトックス治療は、痙縮の改善を図る治療法で、筋肉が緊張して固まっている箇所にボトックス注射を行います。
ボトックス注射には、筋肉の緊張を和らげる効果があるので、注射した筋肉がリラックスし、日常生活動作が改善したり介助者の負担軽減などにつながります。
在宅医療で積極的にボトックス治療を実施している医療機関は少なく、当クリニックの大きな強みです。また、今後は嚥下(飲み込み)機能の評価やリハビリテーションも、積極的に実施していこうと計画しています。
年齢を重ねるだけでも、どうしても動作能力は低下していきます。適切なリハビリテーション医療を提供し、福祉用具なども提案しながら、患者さまの日常生活を支えていければ幸いです。
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Q.はまだホームクリニックの患者さまはどのような方が多いですか?
濱田先生:やはり、御高齢の方が多いです。今まで他の病院やクリニックに通っていた患者さまをご紹介いただくのですが、「お一人での通院が難しくなった方」が大きな割合を占めます。
そのほか、比較的若年の神経難病の患者さまもいらっしゃいます。また、悪性腫瘍末期の方々も積極的に診療しています。
Q.ファストドクターを知ったきっかけを教えてください
濱田先生:はまだホームクリニックでは、開業と同時にファストドクターの時間外往診代行サービスを利用しています。開業前からコンサルタントの方に、開業に向けたさまざまなお手伝いをしてもらっていました。
開業準備を進めていく中でコンサルタントの方に「非常勤医師を雇い、夜間・休日の在宅医療を実施します」と伝えたところ、非常勤の医師を雇うよりも費用を抑えられるという理由で、ファストドクターのサービスを紹介いただいたのがきっかけです。
Q.他の夜間・休日往診代行サービスと比較検討して、ファストドクターを選んだ理由はなんですか?
濱田先生:ファストドクターのサービスを選んだ理由は、丁寧な対応と患者さまの元まで駆けつけるスピード感の良さです。
実際にファストドクターのサービスを導入しようと思い、問い合わせたのですが、非常に丁寧に素早く対応していただけました。担当の方とは一度だけではなく複数回お会いして、さまざまな疑問点にご回答いただきました。
また、他の競合サービスの方には「到着まで3時間程かかってしまう可能性」や「都内の西の方は対応可能な医師が少ない」などのお返事をいただき、スピード感の面で不安でした。
ですが、ファストドクターは都内どこでも問題ないとのことで、安心して任せられました。
Q.ファストドクター導入前はどのような不安を抱えていましたか?
濱田先生:導入前に抱えていた不安は、やはり医師の質です。当クリニックの患者さまに、安心して利用していただけるか不安でした。
実際に利用を続けてみて、医師の質の面では大変満足しております。今までに、大きなトラブルに発展したケースもありません。費用面の負担が大きすぎないかも不安でしたが、こちらも問題なく運営できています。
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Q.実際に利用されてのスピード感や医師の質の面はいかがでしょうか?
濱田先生:実際にファストドクターの夜間・休日往診代行サービスを開業時から利用して、医師の質の面やスピード感ともに、とても満足しています。
スピード面に関しては、もちろん救急車ではないので1〜2時間程度かかってしまうことはあります。それでも、自院で雇った非常勤医師に対応してもらうよりも、ほとんどのケースで早く対応してもらっているため不満はありません。
当クリニックの特徴として、患者さまが広い地域に点在していることが挙げられます。なので、都内のさまざまな場所に医師の方が待機しているファストドクターのサービスは、とても安心です。
医師の質も概ね問題ありません。ファストドクターの医師の方は、積極的に往診へ足を運んでくれます。一般的には経過観察になりそうなケースでも、診療に伺いましょうかと確認してくださっています。
ファストドクターの場合は、患者さまの少しの不安でも往診対応いただけて、長い時間をかけて患者さまとコミュニケーションしていただける医師の方もおりました。実際に患者さまからも、すごく安心できたと嬉しい言葉をもらえています。
Q.看護師や事務の方からの評判をお聞かせください
濱田先生:当クリニックは、私以外に1名ずつ看護師と事務の方に勤務してもらっています。看護師と事務スタッフからも、ファストドクターのサービスは好評です。
私を含め3名ともさまざまな在宅医療を経験してきていますが、ファストドクターなどの代行サービスの利用は全員はじめてです。ファーストコールまで対応してもらえることも含め、全員が肉体的・精神的な負担軽減を感じています。
Q.今後新しく医師の方を採用する予定はありますか?
濱田先生:はい。採用は既に進めています。
採用活動において、ファストドクターのサービスのおかげで夜間休日の往診をお願いする必要がないため、医師の方も「オン・オフがあって安心して働ける」と感じていただけたと思います。
なので、採用の面でもファストドクターのサービスを利用していることは効果があると感じました。
Q.今後ファストドクターに期待することはありますか?
濱田先生:往診対応している医師の情報を、もう少し詳しく知りたいと思いますね。現状は、名前しか分からないので、医師の方の人となりも知ることができるとさらに安心できます。
例えば、顔写真や勤務先、経験年数、専門分野などです。さらに言うと、どうしても手一杯になってしまった日中の診療も、臨時でお手伝いいただけるサービスがあるとうれしいです。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
(キャプ) 左:ファストドクター 植田 小百合 右:濱田 康平先生
濱田先生:ファストドクターのサービスは、こちらの要望を聞いていただけるきめ細かな対応とフットワークの軽さが大きなメリットです。
担当者の方が親身になって対応してくれるので、今まで往診代行サービスを使用したことがない医療機関でも問題なく始められると思います。
また、都内であれば患者さまの元に駆けつけるフットワークの軽さも魅力的なので、往診代行サービスを検討中の担当者様は、一度相談してみるのがおすすめです。

2025.05.08
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患者さんと、医師自身を守る決断 ~ファストドクターでサステナブルな在宅医療の実現を目指す~
医療機関プロフィール
病院名医療法人にのさかクリニック住所福岡市早良区野芥4-19-34対応可能な在宅医療麻薬による疼痛管理IVH(中心静脈栄養)人工呼吸器管理気管切開後の管理経管栄養在宅酸素輸血膀胱カテーテル留置腹腔・胸腔穿刺ストーマ管理褥創の処置超音波検査など診療時間9:00~18:00HPhttp://drnino.jp/
医療法人にのさかクリニックは、24時間365日のオンコール体制を長く維持してきましたが、マンパワーの問題から徐々に困難になってきました。夜間・休日にも往診対応を続ける中で「このままでは自分自身が生きていけない」と気付かされ、ファストドクターを導入したそうです。
今回は「にのさかクリニック」の院長である二ノ坂建史先生に、ファストドクター導入後の心身の状態の変化や同社の診療の評価など、さまざまなお話を伺いました。
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Q.にのさかクリニックの強みをお聞かせください
医療法人にのさかクリニック院長 二ノ坂建史先生(以下、二ノ坂先生):当クリニックの強みとしては、在宅診療だけでなく外来診療も両立していることです。一般的な風邪や生活習慣病の悩みでも、気軽に当クリニックに足を運んでいただけます。
在宅診療からスタートする患者さんだけでなく、元々外来から長く診ていた患者さんが在宅に移行する場合もあり、病状が悪化してもシームレスに診療を続けることが可能です。
当院が看取った患者さんのご家族が通院されることも多く、それがグリーフケアにつながることもあります。
当クリニックのもう一つの強みは、毎週水曜日のカンファレンスです。
院内の多職種全員で一丸となって高め合う機会で、職員それぞれの学んだことの発表や、看取った患者さんの振り返りを共有しています。正直、かなりハイレベルだと思います。
日頃連携する訪問看護ステーションや薬局のスタッフさんも、時々参加してくれます。
Q.地域のかかりつけ医としてさまざまな活動を実施しているとお聞きしました。具体的な活動内容を教えてください
二ノ坂先生:当クリニックの2階にあるホールで、デイホスピスと遺族会を開催しています。
ボランティアさんを中心に運営しているデイホスピスは、主に外出機会の少ない患者さん・ご家族が参加します。参加者同士の交流が社会とのつながりにもなっています。
初めてデイホスピスに参加した患者さんが、2回目・3回目と回を重ねるうちに、表情がどんどん明るく変わり、それを見たご家族もさらに喜んでいたという例もありました。
遺族会は、当クリニックが看取った方を中心に、ご家族同士で思い出話等を話し合う場です。このようにグリーフケアにも力を入れています。
Q.先代のお父様からクリニックの院長を引き継いで尽力されてきたと思います。どのような想いで仕事と向きあってきましたか?
二ノ坂先生:僕の子供時代から、父は在宅医療の第一人者として有名でした。そのような父の姿を見て「いずれ自分もこの仕事をするんだ、しなきゃいけないんだ」という、目標というよりは使命感みたいな意識がずっとあった気がします。
そして医師になり、当クリニックの非常勤を経て、常勤と同時に副院長になった時に、個人の過度な頑張りに依存して成り立っている組織では長く続かないと思いました。
個人として「これだけやらないとできない」ではなく、「こうすれば誰でもできる」と言える体制を作ることが大事だと思います。必要なのは、サステナブルな体制作りです。
Q.ファストドクター導入前の在宅診療の体制はどうでしたか?
二ノ坂先生:ファストドクター導入前は、自院の採用のみで24時間365日のオンコールの体制を整えていました。
恵まれていた頃には、オンコール対応可能な医師が、非常勤医も含め5名という時期もありましたが、2023年度には私を含めて2名に。それから間もなく、もう1名が退職し私のみになりました。
院長になり2年ほどが経ち、オンコール以外の負担もじわじわと増えてきたなかで、私以外にオンコール対応できる医師がいなくなり、今までに味わったことのない感覚になりました。“人が壊れるってこういうことか”と・・・。
その少し前に、ファストドクターとコンタクトを取っていたのがせめてもの救いでした。このままでは自分が倒れてしまうと思い、8月半ばにファストドクターに再度コンタクトを取って、9月からサービスを利用できるように急ピッチで準備を進めました。
導入の直前は、「今日は倒れなかった、今日は倒れなかった・・・」という綱渡りの日々でした。ギリギリの状態でしたね。
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Q.ファストドクターのサービスを知ったきっかけを教えてください
二ノ坂先生:はっきりとは覚えていませんが、SNS等の広告や医師同士の会話で、ファストドクターのような往診代行サービスが存在することは知っていました。なので、実際に自分で検索して問い合わせたと思います。
ファストドクター以外にも往診サポートサービスの選択肢は1社だけありました。
ただその1社は、その時点で“もうすぐ稼働開始”という状況だったので、今頼れるのはファストドクターしかない、ということでお願いしました。既にこのエリアで動いていたというのは、安心感がありましたね。
Q.ファストドクター導入前にはどのような不安を抱えていましたか?
二ノ坂先生:当クリニックは先代の父から二十年以上続いており、24時間365日の在宅医療の体制を自分たちだけで整えてきました。それにこそ価値があり、当たり前だと思っていたんです。
ファストドクターと提携して往診対応を非常勤医師に委託することに対しては、本当にそれで良いのかと、葛藤は大いにありました。
父にも相談したところ反対はされませんでしたが、同じく今後どうなっていくのか不安や葛藤はあったと思います。
Q.実際に導入してみて後悔はありましたか?
二ノ坂先生:この決断に後悔はありません。大袈裟ではなく、僕が生きる選択肢は本当にこれしかなかったので。
とはいえ、自分たちだけで全ての往診対応ができないことへの葛藤は未だにあります。葛藤はありますが、長期的に考えると賢明な選択だったと思っています。
地域医療・在宅医療がサステナブルであるためには、今後の在り方として必要不可欠な形になるんじゃないでしょうか。提携する以上は任せっぱなしではなく、検証とフィードバックを重ね、質を高める努力を続けないといけないと思っています。
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Q.二ノ坂先生の精神的負担は解消されましたか?
二ノ坂先生:2023年9月から実際にファストドクターのサービスを使い始めて、まずはとにかくホッとしました。気持ちが緩んでみて初めて、これまで極度に張り詰め過ぎていたことに気付きました。
張り詰めていた分の反動は思いのほか大きく、すぐに本調子とはいきませんでした。心身の回復には、けっこう時間がかかりましたね。今はだいぶバランスがとれるようになりました。
Q.往診する医師の質の面はいかがでしょうか?
二ノ坂先生:ファストドクターのシステムや情報共有の面については、十分機能していると思います。当初から懸念していた医師の診療の質については、患者さんとご家族、施設のスタッフさんにアンケートをお願いして、検証してみました。
結果を見ると、満足度にはバラつきがありました。「初対面ながら事前によく情報を知ってくれていた」「親身になって話を聞いて、病状を説明してくれた」など、非常にポジティブな回答もあり、それに関しては私からも直接お礼を言いたいくらい感謝しています。
一方で「事前情報を十分把握していなかった」「診察や説明が不十分だった」「聞きたいことを聞けなかった」といった回答もあり、心苦しく感じました。
総じて、医師個人の接遇やコミュニケーションに依存する部分が大きいと思われました。反省すべき点については、会社を通してフィードバックして、都度改善をお願いしています。
Q.その他、思いもよらない改善につながったことはありますか?
二ノ坂先生:オンコール可能な医師を自前で集めるのはかなり大変で、途方に暮れることもありました。
ファストドクターと提携してからは、オンコールのために新たに医師を雇う必要がなくなったので、リクルートのストレスがなくなりました。この点はけっこう大きかったです。
Q.今後、ファストドクターのサービスに期待することをお聞かせください
二ノ坂先生:ファストドクターに1番期待することは、このサービス自体がサステナブルであってほしいということです。これがなくなってしまうと考えると、ぞっとしますね(笑)
在宅医療をサポートするシステムとしては素晴らしいと思いますので、医師の診療の質の安定化、さらなる向上を目指してほしいですね。そこには僕も尽力したいと思っています。
さらに言うと、今は都心部が中心だと思いますが、もっと都会から離れた地域もカバーできるように拡充してほしいと思います。そういう地域にも、文字通り命を削って頑張っている医師がたくさんいるので、救ってあげてほしいです。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
二ノ坂先生:医療者、特に在宅医療に携わる人は、そもそも頑張り屋さんが多いんですよね。他の在宅医とオンコール体制の話題になると、「うちはまだ自前で大丈夫。昔はもっと忙しかった」とか、「日中きちんと管理していれば、夜間呼ばれることはそんなにないから」などと言われることが多いです。
私も、ファストドクターを導入する前なら、同じように答えていたと思います。それが在宅医のあるべき姿だと思っていたところもあります。しかし、一旦限界を感じた今思うのは、個人レベルの過剰な頑張りだけに頼って在宅医療を永続させるのは無謀だということです。
それぞれの医療機関でお考えはあると思いますし、このような往診サポートサービス以外にも方法はあるかもしれません。いずれにしても、患者さんのためにも自分のためにも、次世代の医療者たちのためにも、個人レベルではなく、システムとして長く安定させる在り方を考える必要があると思います。
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2025.05.08
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北区における医療の未来と地域貢献への想い ~現代医療の問題を解決する必要不可欠のパートナー~
医療機関プロフィール
組合名東京ふれあい医療生活協同組合診療所名梶原診療所宮の前診療所オレンジほっとクリニックふれあいファミリークリニック診療時間梶原診療所9:00~20:00(火曜日・金曜日)9:00~17:00(月・水・木)9:00~12:00 (土曜日)※その他診療所の詳細はHPをご覧くださいHPhttps://www.fureaico-op.info/
東京ふれあい医療生活協同組合は、教育に力を入れているため若手医師の入れ替わりが比較的激しい特徴があります。年によっては、オンコール対応できる医師の数が足りず”24時間365日”の往診体制の維持に課題がありました。
課題を解決するために、ファストドクターの時間外往診サポートのサービスを導入したことで、若手医師からも精神的・肉体的負担が軽減したと好評を得ています。
今回は「東京ふれあい医療生活協同組合」(以下、東京ふれあい医療生協)の研修・研究センター長である平原 佐斗司さまと常務理事の福地さまに、ファストドクターの導入に至った経緯やサービスの質の満足度など、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.東京ふれあい医療生協と一般的な医療法人との運営体制の明確な違いは何ですか?
東京ふれあい医療生協 常務理事福地さま(以下、福地さま):一般的な医療法人は、医師が中心になって医療を構築する形です。しかし、我々は生活協同組合ですから、住民の方が受けたい医療を実現するために出資金を集めて、医療機関を設立している点が明確な違いになります。
その他に、一般的な医療法人は保険診療がメインの取り組みになりますが、生活協同組合の大きな目的は、地域や暮らしの向上であり健康づくりや医療・介護事業を軸に地域貢献したいと考えています。
地域の人々の健やかな暮らしを支援するために、健康づくりの諸活動や機関紙の発行、ボランティア活動など、さまざまな取り組みを実施しているのが特徴の一つです。現在では、約15,000人の組合員さまのおかげで、出資金がおおよそ4億円集まっています。
Q.東京都北区は医療においてどのような特徴を持つ地域なのでしょうか?
東京ふれあい医療生協研修・研究センター長 平原 佐斗司先生(以下、平原先生):運営している4つの診療所のうち、母体となる「梶原診療所」と北区の認知症疾患医療センターである「オレンジほっとクリニック」が北区にあります。
北区の特徴として高齢化が進んでおり、かつ独居率が高い地域になります。他には、大きな病院が少なく、総じて医療資源が比較的乏しい地域です。
Q.東京ふれあい医療生協の強みをお聞かせください
平原先生:東京ふれあい医療生協の最大の強みは、教育に力を入れていることによって「ぜひ、ここで学びたい」という若い医師が絶え間なく来てくれることです。
フェロー(※日本在宅医療連合学会の在宅医療専門医を取得する目的で、当院のプログラムに参加している医師)の方は、何かしらの専門的な知識を身に付けてから来ることが多いです。なので、領域によっては私よりも詳しいため、指導医にも新たな学びがあります。数名のフェローの方や常勤医・指導医の先生方によって、常に刺激し合いながら学び合う雰囲気が作れているのが特徴的です。
実際に、総合診療のプログラムとして在宅専門医を育てており、これまでに20名を超える専門医の輩出が実現できています。私がセンター長を務めている研修・研究センターでは、若手の医師をきちんとサポートする体勢が整えられているのが強みの一つです。
研修・研究センターで在宅医療を学んだ医師が北海道や広島・三重など、全国各地のさまざまな地域において、それぞれのやり方で地域医療に貢献しています。それが、我々の喜びでもあり誇りでもありますね。
また、我々は地域医療モデルで活動しているのも特徴です。専門クリニックのように、広範囲の患者さまを診るのではなく、あくまでも地域医療の一環としての在宅医療です。
そのため、地域の問題でニーズがあれば、疾患や状態にかかわらず、断ることなく受け入れます。私はこれを非選択的在宅医療と言っています。
我々を含む医師の学び合いによる刺激と、非選択性在宅医療による包括的な医療への知識によって、在宅医療の質が向上しているのが強みです。
Q.どのような課題を持たれてファストドクターの導入に至りましたか?
平原先生:課題は”24時間365日”の訪問診療の体制を取るのが難しくなってきたことです。
我々は30年間ほど、常勤の医師で往診の体制を整えていました。若手の先生にも研修の一環として夜間や土日のオンコール対応していただいており、そこまで一人ひとりの負担が大きいものではなかったと思います。
我々のオンコールは、医師が一人で対応するという特徴があります。その中で、近年はやはりハラスメントの問題がありまして、女性医師が一人で夜間に訪問診療の対応をするのが非常に難しくなりました。
東京ふれあい医療生協が運営している4つのクリニックで計500名ほど、訪問診療の患者さまがいます。なおかつ、患者さまから一切呼ばれない日はありません。私自身が還暦を過ぎたこともありまして、訪問診療対応の体制維持が厳しくなっていたのが一番の課題でした。
上記の課題を感じている中で、ファストドクターのサービスを知り、クリニックの状況に合わせて利用できる点に魅力を感じて導入しました。
実際、土日だけでも訪問診療の対応を依頼することで、精神的・肉体的な面で負担が減り大変助かっています。
Q.在宅医療は医師の高齢化などさまざまな課題がありますが、実際にどのように感じていますか?
平原先生:やはり外来中心のクリニックは、在宅医療との両立におけるハードルの高さから、規模が縮小しているのを感じています。
開業医の高齢化も進み、現在では平均年齢が61歳くらいですかね? 昔よりは、高齢化によって休日や夜間の訪問診療の対応が難しくなってきているのだと、周りの先生方を見ていて思います。
Q.ファストドクターを導入前にはどのような不安を抱えていましたか?
福地さま:ファストドクター導入前は、担当している医師以外の先生が訪問診療を実施することで、患者さまがどのような反応をするのか読めない点が不安要素でした。
平原先生:私は、医師の質の面で不安がありました。恐らく、在宅医療の経験があまり多くない先生も対応されるのだと思っていましたので。
ですが、カルテを読ませていただく限りきちんとした対応を実施いただいていますので、質も問題ないと感じています。
もちろん、在宅医のコンピテンシーは、病院で勤務する専門医のコンピテンシーと大きく異なります。在宅主治医として仕事をするためには、それなりの経験や研修が必須なことはいうまでもありません。
しかし、急性期のある局面だけ医学的に対応する場合は、医師としての基本的な能力が整っていれば十分であることに気づかされました。
もちろん、ファストドクターで対応してくれている中心世代が、初期研修制度後の若い先生方が中心で、総合的な研修を受けた世代であることも関係しているかもしれません。
福地さま:実際にファストドクターの訪問診療サービスを利用して、サービスの質の面や患者さまの反応で大きな苦情やトラブルはありませんでした。普段と違う医師の方が夜間に訪問診療に来たことで、患者さまが動揺したという報告も、予想よりは少なかったので一安心です。
平原先生:知らない医師が訪問診療に来ることは、患者さまも慣れているのだと思います。グループ診療を行っている医療機関では、土日のみ非常勤の医師が対応するというのは珍しくありません。
なので、ファストドクターのサービスに関しても、あまり違和感がなく患者さまも利用されたのではないかと思います。反対に、一人開業で一人の医師が診察から訪問診療まですべて対応しているケースでは、患者さまも慣れるのに時間がかかるのかもしれませんね。
Q.ファストドクター導入前には他のサービスと比較検討されましたか?
福地さま:一社と相見積もりで比較検討しました。もう一社のサービスもインターネットの評判が非常に好評で、ファストドクターとどちらを導入するか迷っていたのを覚えています。
結果的にファストドクターのサービスを導入した決め手は、細かい疑問点への説明や我々の現状に合う見積もりの作成など、最後まで誠意をもって対応いただいた点です。
Q.人手不足の解消以外に思いもよらない改善につながったことがあればお聞かせください
平原先生:ファストドクターは、クラウド型の電子カルテであるクリニックポータル(注:ファストドクターが自社開発している情報連携ツール)を活用して、我々の患者さまの最新情報だったり、訪問診療対応の完了報告だったりを連携します。
東京ふれあい医療生協は、元々サーバー型の電子カルテを利用していたので、情報をどのようにファストドクターのクリニックポータルに移すか、移したサマリーはきちんと伝わるのかというのが、最も課題であり苦労した点です。
しかし、苦労しただけでなく各常勤医が平常の業務の中できちんとしたサマリーを作るきっかけになりました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)についても、医師によって温度差がありましたが、サマリーの作成をきっかけに、より話し合ったり確認したりすることが増えたと思います。
電子カルテに情報を移す際に、きちんと患者さまにACPを聞いてクリニックポータルに情報を移すことが必要になったので、これは当初予想していなかった副次的な効果でした。
福地さま:私はファストドクターを導入してから、若手の医師が「土日のオンコール対応がなくなっただけで、大幅にストレスが減った」という言葉を口にしているのをよく聞きます。
昔は、患者さまを24時間体制で診ることが当たり前という暗黙の了解がありましたが、現在では医師のワークライフバランスも重要と考えています。
当クリニックだけの話ではありません。地域全体で在宅医療の”24時間365日”体制を続けていくためには、ファストドクターのようなサービスが必要不可欠になるのではないかと感じています。
Q.今後、ファストドクターを活用してどのような在宅医療を目指していきたいと考えていますか?
平原先生:やはり医療現場においても、DX化は欠かせません。さまざまな業務の効率化を進めながら供給体制を整備して、我々の地域で活動が楽しい、やりがいがあると思ってもらえる医師や看護師を増やすのが重要です。
我々のような在宅医療実施者とファストドクターのような往診サポートサービスがパートナーになって、日本全体を支えられるように機能していくのが理想的ですね。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
平原先生:ファストドクターは、現代の医療における問題を解決するために事業を続けているのが明確だと思います。そういった点で、私はファストドクターの考えに共感してサービスの導入を決めました。
実際に、ファストドクターへ往診をお願いして真摯に対応いただいています。勤務医の先生方からの評判も良く、何か困りごとがあるという話は聞いていません。ファストドクターの往診サービスを信頼していますので、検討している方はぜひ導入をおすすめします。

2025.05.08
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患者さまの”生涯かかりつけ診療所”を目指すために ~ニーズにマッチした質の高い往診サポートを実行~
医療機関プロフィール
病院名医療法人社団かけはし東小金井小児神経・脳神経内科クリニック住所東京都小金井市梶野町5-3-6 東小金井フラワーメディカルモール 201対応可能な在宅医療在宅人工呼吸器(排痰補助装置含む)在宅酸素療法気管切開の管理(気管カニューレの交換を含む)在宅経管栄養(胃瘻の交換を含む)在宅自己導尿てんかん痙縮治療診療時間9:00〜17:30HPhttps://higako.kakehashi-mc.jp/
東小金井小児神経・脳神経内科クリニックは、患者さまの往診のニーズに応えられていない課題がありました。神経疾患の患者さまへの適切な医療の提供を目的としてファストドクターを導入し、夜間休日の在宅医療の体制作りに成功しています。
今回は「東小金井小児神経・脳神経内科クリニック」の院長である生田陽二さまに、ファストドクター導入後の患者さまの反応やどのような不安を抱えていたのか、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.素敵な待合室ですね! クリニックの内観にこだわりはありますか?
東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの待合室入り口
東小金井小児神経・脳神経内科クリニック院長 生田 陽二さま(以下、生田さま):クリニックの内観は、通院中の患者さまが安心して通えるようにこだわっています。
当クリニックでは、てんかんや小児期発症の神経疾患など、少し特殊な診療科目を扱っているので、障害が重たく通院が大変な方ばかりです。なので、少しでもクリニックに足を運びたくなるような、ワクワクできる内観を目指して設計を依頼しました。
待合室に貼られている折り紙を駆使した展示物は、診察を待つ患者さまが折ったり色鉛筆で塗ったりしたものです。
季節に応じた展示物の取り組み
今は夏なので、海の生き物がテーマです。7月は七夕があるので、短冊を書いてもらいました。5月は子供の日に関連付けて鯉のぼり、12月はクリスマスツリーの装飾など、季節ごとに楽しんでいただけるよう工夫しています。
Q.診療以外にもさまざまな取り組みを実施していると伺いました。具体的にはどのような活動をされていますか?
交流イベントの講習会の様子
生田さま:現在は、院外でさまざまな交流イベントを実施しています。具体的には、去年の5月に教習所を貸切って、他の先生方と3人で講演会を行いましたね。講演会以外にも、子供たちに向けて教習所のコースでかけっこやスヌーズレンの体験をしてもらいました。
今年も11月に交流イベントを実施予定です。去年が大好評だったこともあり、さまざまな先生方にご協力いただけることが決まっています。
Q.東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの患者さまの特徴をお聞かせください
生田さま:私は、小児神経学とてんかん学を専門に診療しています。なので、患者さまはてんかんや小児期発症の神経疾患など、慢性疾患の方が対象です。完全予約制で、一般的な発熱などの症状はお断りしています。
外来診療では、7〜8割がてんかんの患者さまです。在宅では、約半数が周産期障害による脳性麻痺になります。
Q.東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの理念はありますか?
生田さま:当クリニックは”生涯かかりつけ診療所”を目指しています。一般的なかかりつけ医という言葉は、体調不良や病気が発症した際に、相談や受診をする決まった医療機関の意味合いで使用されているのが現状です。
しかし、私はかかりつけ医を「患者さまが生涯安心して暮らせるように、さまざまな医師との連携の旗振り役になる主治医」と考えています。
もちろん、普段体調不良になった際に相談できる”いわゆるかかりつけ医”も必要です。ですが、特に重症心身障害の方は、基礎疾患の専門家と併存疾患の専門家の所へ月に1回程度は、必ずコンスタントに通う必要があると考えています。
現在の治療を続けて問題ないか、見直す機会が必要なんです。多かれ少なかれ副作用のある薬を服用している方も多いので、辞められるのであれば辞めるべきですしね。
小児科年齢を超えても、小児期発症神経疾患の専門家としてかかわり続けて、患者さまが大人になっても良質な医療を継続して受けられるのが望ましいと、私は考えています。それこそが、私の目指す生涯かかりつけ診療所です。
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Q.在宅医療におけるクリニックの課題をお聞かせください
生田さま:今も昔も、医師はほとんど私一人です。さらに、私の子供がまだ幼いので、在宅医療の24時間対応ができませんでした。なので、ファストドクター導入前は定期訪問だけ希望があれば受けていました。
ですが、患者さまのご家族から、やはり往診対応して欲しいとのお声はあったんです。相談された時は、小児であれば病院のかかりつけもあることが多いので、病院の救急外来や近くの内科に行ってくださいと説明していました。
患者さまのご家族からすれば、病院の発熱外来に行くのも大変ですし、少し見てほしいだけなのに外来に行くのは…という、モヤモヤがあったと思います。
普段、当クリニックでは発熱外来を実施していないので、往診に呼ばれても検査キットが用意できません。つまり、呼ばれても検査できない状態です。
患者さまのニーズは絶対に存在するのに、どうにか往診対応できないかと課題を感じていました。
Q.生田院長がファストドクターのサービスを知ったきっかけは何ですか?
生田さま:患者さまの往診対応のニーズに応えるために、外注を検討してインターネットで検索したところ、ファストドクターの時間外往診サポートのサービスを見つけたのがきっかけです。
話を聞いてみようと問い合わせたら、その日の内にすぐ返信が来たのが印象に残っています(笑)。実際に話を聞いてみると、私と患者さまが求めているニーズとサービス内容が合っていると感じました。
具体的には、夜間と休日の対応をお願いできる点と、対応可能な診療科を事前にすり合わせできる点、医師の質の担保にかなり力を入れている点ですね。
やはり、当クリニックは外来の患者さまも含めて、少し難しい症状の方が多い傾向にあります。例えば、ドラベ症候群の患者さまで、早く対応しないと重積状態になってしまうケースです。
実際に、ドラベ症候群の患者さまで、ファストドクターのサービスを利用していた方がいました。なので、当クリニックの少し特殊な診療科目の患者さまでも診てくれるのかと、よい印象を持っていたこともあり信頼感はありましたね。
Q.実際にファストドクターを導入して患者さまの反応はいかがでしたか?
生田さま:ファストドクターを導入したら皆さんすぐに活用し始めまして、ニーズは大いにあったんだなと改めて実感しました。患者さまへ往診サービスを案内する際に、ファストドクターであることを伝えたらサービスを知っている方も多く、安心されていたのを覚えています。
患者さまに話を聞くと、休日や夜間でクリニックに電話がつながらない時間帯は、やはり相談できないことを不安に感じていたようです。
また、当クリニックの患者さまは、人見知りで私以外の方に診てもらうことに慣れていない場合が多い傾向にあります。ですが、現段階では私以外の医師が対応したことによる大きなトラブルもありません。
サービス導入直後は、少し往診対応の医師とすり合わせをする必要はありましたが、現在では患者さまに非常に満足いただいています。
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Q.その他ファストドクターの導入で改善したことはありますか?
生田さま:在宅医療の関係者にとって、ファストドクターを導入する最大のメリットは、精神的な安定の面だと思います。
全国には、一人の努力で成り立っている在宅医療も多かれ少なかれある中で、組織としてバックアップしていただける安心感はとても大きいです。医師を雇いながら、少人数で在宅医療を実施するよりも、さまざまなメリットがあると感じました。
医師を一人雇うと多くの費用がかかります。たとえ医師を一人雇ったとしても、24時間365日の往診対応は難しいですからね。患者さまの往診のニーズに応えられるようになったことで、私の肩の荷もだいぶ下りました。
また、当クリニックだと患者さまが往診を依頼するケースのほとんどは発熱です。先ほども話しましたが、発熱外来を実施していないので検査キットが用意できず、私が往診対応に行ってもニーズに応えられません。
なので、むしろファストドクターの医師が往診対応したほうが、患者さまのニーズとマッチしています。患者さまのニーズに応えられた安心感で私の精神的負担も減り、さまざまな課題が改善されました。
Q.ファストドクター導入前に感じていた不安はどのように解消されましたか?
生田さま:やはり、当クリニックの患者さまは小児期発症の重度の方たちなので、小児医療や小児救急医療に携わっていた医師の方が、親和性が高いことは明らかです。なので、事前にこの内容はファストドクターに伝えていました。
在宅医療は高齢者の方を対象としているクリニックが多い中で、本当に小児期発症の患者さまの対応をしてもらえるだろうかという点が不安でしたね。
実際に導入してみて、大きなトラブルもなく何度も往診対応を活用している患者さまもいるので、今では不安なく安心しています。リピートしてご利用いただいているということは、満足度が高い証拠です。
その他、申し送り事項が丁寧に記載されているのも、安心している理由の一つになります。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
右:生田 陽二院長 左:ファストドクター 松本 早貴
生田さま:夜間休日の往診対応に困っているクリニックは、十分にファストドクターを利用するメリットがあると考えています。往診の要請から素早く患者さまの所へ向かってくれるので、スピード感の面でもおすすめです。
ファストドクター以外にも時間外往診サポートのサービスは存在するので、在宅医療関係者の方は、さまざまなサービスを比較検討されていると思います。
もちろん、比較検討の際は費用面も大切ですが、重要なのは医師の質の高さです。今度もファストドクターの医師の質の高さを活用しながら、適切な医療を患者さまに休日夜間含めて届けられるように、共に伴走していきたいと考えています。
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2025.05.08
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24時間体制で地域の健康を守る ~患者さまの満足度向上を実現~
医療機関プロフィール
病院名医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野住所横浜市青葉区黒須田33−5タウンコートあざみ野1階在宅訪問診療の患者様の特徴高齢者医療癌末期・神経難病・重度障害の診察悪性腫瘍に対する緩和ケア心不全の診療褥瘡治療呼吸器疾患の診療診療時間9時~17時半HPhttps://www.medicalclinic-azamino.com/
医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野では、夜間と休日の在宅医療の体制に課題がありました。24時間365日、患者様の安全を担保するためにファストドクター導入を決意し、地域の皆様の健康と生活の質を向上させることに成功しています。
今回は「医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野」(以下、メディカルクリニックあざみ野)の院長である佐藤靖郎さまに、ファストドクターのサービスを知ったきっかけやどのような課題を解決したのか、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.メディカルクリニックあざみ野は地域密着型の在宅医療を大切にされていますが、どのような取り組みをされていますか?
メディカルクリニックあざみ野 院長 佐藤靖郎さま(以下、佐藤さま):私たちのクリニックでは、地域の皆様の健康と生活の質向上を目指しています。地域の皆様に、より良い情報を届けたい想いから、講演会と地域新聞等により発信しています。
講演会は2ヶ月に1回のペースで実施しており、今まで「老化防止と再生医療」や「老化防止のためのサプリメント」「心不全の勉強」など、さまざまなテーマで実施してきました。
実際に、講演会に参加される地域の皆様の声や要望を参考にしながらテーマを決めています。また、地域新聞への記事の提供に関しては、1ヶ月ごとのペースで実施しています。
他にも、在宅医療を希望される患者様とご家族様には、初診前にじっくりお話を伺い在宅診療の方針を伝えるようにしています。
Q.メディカルクリニックあざみ野の強みはどのようなところだとお考えですか?
佐藤さま:幅広い診療に対応できることです。心不全や皮膚疾患、在宅緩和ケアなど、対応範囲は多岐にわたります。
特に、緩和ケアの領域では全国各所で講演会を実施しながら、自分でも緩和ケアの研究会を立ち上げて、多種多様なデータを集めています。経験と知識に基づいた緩和ケアが実践できることは、当クリニックの強みです。
その他にも、当クリニックではALS(筋萎縮性側索硬化症)や多系統萎縮症など、難治性疾患の患者さまへの在宅医療を提供しています。患者さまごとに生活環境や症状も違いますから、適切な治療とケアが必要です。
人工呼吸器を使用した治療も導入しており、難病の治療も不安なく行えることが強みと考えます。
Q.ファストドクター導入前はどのような体制で在宅医療を実施されていましたか?
佐藤さま:2024年の3月頃にファストドクターを導入しまして、それまで平日は当クリニックの従業員のみで対応していました。土日のみ、オンコールは他のクリニックに対応をお願いして在宅診療を実施していたのが過去の体制です。
当クリニックでは患者さまの人数に対して、日中に往診へ呼ばれる機会が少ないという特徴があります。信頼できる薬剤師やケアマネジャーと連携している点や日中の入念な対応によって、夜間は電話相談で完了するケースが多いです。
ですが、24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整えなければならないため、従業員の負担軽減策を考えていました。
Q.ファストドクターに興味を持ったきっかけをお聞かせください
佐藤さま:従業員の負担軽減のためにも、何か改善できないかと考えていた際に、ファストドクターの方からお電話でアプローチがありました。その後、実際にサービスの概要や仕組みなどをお話させていただいたのが、興味を持ったきっかけです。
当クリニックでは、トップダウンで物事を決めるわけではなく、必ず従業員全員で意思決定をしています。
ファストドクターは、従業員や患者さまにとって魅力的なサービスであると、私や在宅医療の担当者が思い導入に至りました。
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Q.ファストドクター導入前に佐藤さまが感じていたメディカルクリニックあざみ野の課題はどのようなものでしたか?
佐藤さま:当クリニックだけの話ではありませんが、やはり在宅医療において土日と夜間の体制がきちんと整っていることは重要です。
自分だけで毎日対応するのは難しいということ。
また、土日と夜間の体制がきちんと整えられていることを示せれば、従業員の雇用もしやすくなります。体制と雇用の面で課題を感じていました。
Q.実際にファストドクターを導入して体制や雇用の面が改善されましたか?
佐藤さま:まだ導入して日が浅いため、これから採用率の上昇や離職率の低下が見られればよいと考えています。短期間で従業員の満足度はとても上がったように思います。
ファストドクターのサービス面に関しても、要望や不満を伝えればきちんと改善する姿勢が見られるので、大変満足です。
夜間や休日の体制については、ファストドクターの在宅医療支援サービスを活用するようになって、さらに整えられたと感じています。従業員にすべての負担をかけないで、患者さまの相談や対応を迅速に行えるようになりました。
コロナの患者さまにもファストドクターが往診対応をしていただけるので、リスク分散という意味で安心です。
Q.課題に感じていたこと以外に、思いもよらない改善につながったということはありますか?
佐藤さま:夜間対応の負担が減ると、日中の対応を増やしても体調面や気持ちの面で安心できます。また、ファストドクターを導入したことで事務作業の負担軽減にも成功しました。
事務作業の負担が軽減されると、連動して医師の負担も軽減されます。結果的に、夜間や休日対応の部分だけでなく、クリニック全体の改善につながったと感じています。
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Q.他の競合サービスに比べて、どのような箇所を魅力と感じてファストドクターを選びましたか?
佐藤さま:一番の魅力は、平日と休日ともに当クリニックの名前で在宅医療の支援を実施していただける点です。
また、実際にサービスの概要や仕組みを面談でお話した際に、とても分かりやすく丁寧に説明していただけたのが好印象でした。「24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整える」という課題の解決にマッチしていたのが決め手です。
Q.ファストドクターを導入する前に不安に感じていた部分はありますか?
佐藤さま:やはり、当クリニックをご担当くださる先生方について、当院で面接・採用することがないというところから、質の面で不安がありました。
実際に導入したところ、特に大きな問題はなく不安は払拭されたと感じています。当クリニックの患者さまは、他のクリニックに比べて重症の方が多いことから対応の難易度が高いです。
ですが、不安に感じた場合は、クリニックポータル(注:ファストドクターが自社開発している情報連携ツール)で事前に伝えたいことを記載できます。たとえば、とあるご家族のお看取りの対応でファストドクターを活用した際は、ご家族の特徴や事前に確認してほしいことをクリニックポータルに記載してお願いしました。
そのため、夜間の対応としては満足しています。
Q.ファストドクターを活用したメディカルクリニックあざみ野の今後の展望をお聞かせください
佐藤さま:ファストドクターを導入することで、夜間の機動力に関しては問題がなくなりました。次に、考えるべきは昼間の機動力です。
昼間の機動力を増やすためには、新しい治療法を導入したり新しい人材を採用したりすることが挙げられます。
規模を拡大する場合に夜間の人員を考える必要がないため、アイデアの実行部分に時間を割けます。最近では、夜間の機動力確保により、分院の開設や集患への注力など、昼間の業務にコミットできるようになりました。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
佐藤さま:今後、在宅医療機関の規模を拡大したいと考えている担当者の方は、ぜひファストドクターの導入を検討してみてください。夜間と休日の対応が保証されるのは、クリニックにとって大きなメリットです。
もちろん、ファストドクター以外の在宅医療支援サポートサービスも存在しますが、ファストドクターの担当者さんは、とても親身になって寄り添ってくれます。
アフターフォローに関しても、快く対応してくれるのでいつも助かっています。導入してみないと分からない部分はあると思うので、一度試してみるのがよいでしょう。
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2025.05.08
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守りの訪問診療から脱却~看護師の医療判断をサポートし負担軽減に貢献~
医療機関プロフィール
医院名
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院
住所・アクセス
東京都町田市三輪町1059-1
小田急線「鶴川駅」より送迎バス・神奈川中央交通バス・フェリシアこども短期大学行「妙福寺前」 下車 徒歩5分
東急田園都市線・JR横浜線「長津田駅」より送迎バス・三輪循環バス(日・祝運休)
在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置
・かかりつけ医としての日常的な健康管理
・褥そう(床ずれ)治療
・慢性期疾患(高血圧、糖尿病などの)治療
・認知症治療
・インスリン使用などの在宅注射管理
・脳卒中などの継続的加療
・在宅成分栄養管理(胃瘻等)
・癌の緩和ケア
・終末期ケア
・在宅中心静脈栄養管理(IVH)
・膀胱留置カテーテル管理
・在宅酸素管理(HOT)
・人工呼吸器管理
・各種予防接種
・その他内科全般治療
※検査(レントゲン・CT・超音波・心電図など)については必要時当院外来で対応
在宅診療部の従業員数
医師:常勤2名、非常勤12名
看護師:4名
HP
https://www.tsurukawakinen.or.jp/
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院では、オンコールに対応する医師の人材管理に課題がありました。24時間365日の運営管理を必要とする同院では、緊急往診の安定したリソース確保を目的にファストドクターの導入を決定し、提供する在宅サービスの安定性向上に成功しました。
今回は、医療法人社団 三医会 鶴川記念病院(以下、鶴川記念病院)病院長 舩津到さま、事務部長 金子信之さま、在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さまに、ファストドクターの導入に関してのお話を聞きました。
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Q鶴川記念病院は美しい自然の中にありますね。
鶴川記念病院 病院長 舩津到さま(以下、舩津さま):
鶴川記念病院では、この豊かな緑がある環境のなかで、患者さま一人ひとりが安心して最適な医療を受けていただくことを大切にしております。
当院は2010年7月に開院した、障害者病棟・医療療養病棟・地域包括ケア病棟からなる総180床の病院です。院内機能は、外来(内科・小児科・リハビリテーション科)訪問診療、訪問看護などの構成になっています。
全職員が一丸となり、住み慣れたこの地域での「自分らしい暮らし」を望む全ての皆さまに、医療・看護を中心とした最善のサービスを提供していく。そして、このエリアの地域包括ケアの中心的存在になるべく、日々努力を重ねています。その一環で前身である鶴川厚生病院を退院後、通院困難な患者さまに対し在宅医療を始めました。
Q訪問診療はどのような体制で運営をなさっているのでしょうか?
在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さま(以下、橋本さま):
現在、当院の訪問診療は「在宅サービス」という枠組みのなかに位置付けています。(2023年11月末現在)
注釈:在宅サービスの全体像【出典】鶴川記念病院 在宅サービス
橋本さま:
1995年に開始した「訪問診療」を起点に、「訪問看護」「デイサービス」などのサービスを順に拡充してまいりました。私は、在宅医療を運営する「在宅支援室」に2008年に配属され、2015年から管理者(師長)を務めています。
当院の往診体制は、看護師が患者さまからの連絡を受けるところからスタートします。そして、夜間や休日は、その日のオンコール担当医師に状況を伝えて往診をしてもらうフローでした。
事務部長 金子信之さま(以下、金子さま):
オンコール担当医師のシフト体制は、大学病院から派遣される訪問診療の非常勤医師や、病棟担当の非常勤医師に声をかけて行っていました。当院の場合、医師・看護師ともに24時間365日のシフト調整が発生するので、人材管理担当者の苦労は多くございます。オンコール医師に関しても、特有の課題や悩みがありました。
Qオンコール医師特有の悩みとはどのようなことでしょうか?
橋本さま:
「医師の事情による不意の出来事」が挙げられます。具体的には、「自身が勤務している医療機関の仕事が終わらない」「電話に気づかない」などです。シフトの提出を1カ月前にお願いしていたので、なかには「自分で立てた予定を忘れていた」というケースも発生していました。
医師への電話がいっこうにつながらない時は、患者さまをお待たせしているなかで、「どのように判断をしていいのか…」と苦悩したこともあります。
舩津さま:
あと、当院から「お願い」をしている場合が多いので、その日その医師のコンディションに左右されることもあります。
懇願されて受けた仕事と、自ら望んで引き受ける仕事では、自然と向き合う姿勢に差が生じてしまうものです。日々激務に追われ、長時間勤務を行った後ではなおさらではないでしょうか。
先に橋本が述べた例を含め、決して悪意があるわけではない。すばらしい能力を持つ医師も、ひとりの人間です。そう思うと理解はできるのですが、だからといって患者さまへご迷惑をかけてはいけない。頻繁ではないですが、ある種の葛藤が生まれていたこともありました。
このような出来事を経験しながら、オンコール医師の慢性的な人材不足は課題として残り続けていました。そんな時に、たまたま往診を行う『ファストドクター』を知って興味を持ったのが、コロナ禍に入って少し経過したころだったと思います。
注釈:鶴川記念病院 病院長 舩津到さま。2009年病院長に就任。常に時流や地域の状況にアンテナを張り、最適な医療の実践を行うために全職員を牽引している。
Qファストドクターに興味を持った理由をお聞かせください。
舩津さま:
たまたま見たテレビ番組で、ファストドクターの往診の様子が取り上げられていて、「このような医療サービスがあるんだ」と初めて知りました。
当時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、まだまだ実態不明の段階で、医療業界は未知のウイルスによる脅威に直面している最中でした。その状況下で人材を集め、継続的にサービスを提供することは容易ではないだろう・・・と思っていました。
注釈:2019年5月放送TBSテレビ「ビビット」の、ファストドクター1日密着取材時の様子。この他にも、複数のテレビ局からの取材を受けている。
舩津さま:
それからしばらくたって、医療関連の総合展示会の企画で、ファストドクター創業者の話を聞く機会がありました。その時に、「コロナ禍という混乱のなかで、“医者としての己がどれだけ世の役に立てるか”という志を持って参画する人が多い」と話していました。それを聞いて、真摯な姿勢で携わる人が多いのだろう…と感心し、興味を持っていました。
その後に、金子から「ファストドクターというものがありまして…」と、提案される流れにつながっていきます。
▼ファストドクターのサービス内容について知りたい方はこちらをご確認ください
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Qお二方が異なる角度からファストドクターを知ってくださったのですね。
金子さま:
私はファストドクター運営側からアプローチを受け、お話しを伺ったのがきっかけでした。
先にご説明した通り、当院では訪問診療での課題がありました。それでも、地域の皆さまのご要望はあったので、しっかりと医師が往診をする体制を確立したいという方針でおりましたが、当時の方法では、患者さまの希望に100%お応えすることは厳しい状況でした。
その課題が、ファストドクターの導入で解決できるのであれば望ましい。当院の在宅サービス発展のためには必要だと感じたので、話を聞いたうえで採用したかたちです。
注釈:鶴川記念病院 事務部長 金子信之さま。人事管理や財務などの経営面から、地域の皆さまへの貢献度向上を目指して日々従事している。
Qファストドクターのリソース活用を開始してから変化はありましたか?
橋本さま:
夜間や休日の往診回数が増加して、今まではお応えできなかったニーズに対応できるようになりました。そして、看護師が行う判断・対応の選択肢が広がったと思っています。
ファストドクターを利用した現在の流れは、まず患者さまからのファーストコールを「在宅支援室の看護師」が受けます。その後、往診が必要だと想定される場合はファストドクターへ依頼をするフローで行っています。
以前は、体調不良を訴える患者さまに対して、わざわざ来院していただき、受診や入院をお願いすることもしばしばありました。これは、症状に対して看護師が判断を迷うケースや、オンコール担当医師のリソース不足などが要因でした。ファストドクター導入後は、患者さまに負担をかけることなく、最適な判断・対応ができるようになったと思います。
舩津さま:
「電話をしてもつながらない」「折り返しのご連絡を失念してしまう」などの不安要素が排除できたわけです。ファストドクターの医師は必ず待機をしているので、管理者は安心できるし、「医師が必ずいてくれる」ことは看護師にとっても大きなメリットです。
キャリアがある優秀な看護師でも、医療的な判断を迷う時はあります。患者さまの生命に関わることですし、プロだからといって完璧に正しく遂行できる自信がある人は少ないと思う。その不安をファストドクターの医師が支えてくれるようになったので、精神的な負担は軽くなりますよね。
▼ファストドクターのサポート医師について知りたい方はこちらをご確認ください
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Qファストドクターは看護師の安心材料にもなったのですね。
橋本さま:
そうですね。そして何より「安定した対応」に安心感を持っています。ファストドクターから「到着予定時間」のご連絡を毎回いただくのですが、今まで一度も予定時間を逸脱せずに往診をしていただいています。
自院で運営していた時は医師によってばらつきがあったので、患者さまに正確な情報を伝えることが難しい状況でした。今では、ファストドクターの安定した対応を信頼していますので、自信をもって到着予定時間をお伝えすることができています。
金子さま:
「人材」と「安定」の両方を担保できることは、大きなメリットです。以前はオンコール待機中の時間を含めて、医師の勤怠管理を行う必要がありました。定期的にアンケートを取って、「この先生は当直があるから、あと何日しか当院で勤務ができない」などの情報を加味して人材配置を行わないといけなかった。ファストドクターを使っていればこれらの管理は不要になります。安定した人材確保とともに、業務削減にもつながっています。
Qとはいえ、以前は課題だった医師の対応についての不安はなかったのでしょうか?
舩津さま:
その心配はしていませんでした。先に述べた通り、ファストドクター創業者のコロナ禍中エピソードを聞いて、不誠実な人間がいるとは思えなかったからです。
人体への影響も不透明ななか、感染リスクを顧みず自らの意志と使命感で挙手した人が集まったサービスですよ。誠実な方が多いと思っていましたし、もし運悪くトラブルになるケースがあったとしても、仲介するファストドクターへ相談すればいい。どちらにしても当院の負担は少ないです。
橋本さま:
ファストドクター導入前一番不安であったのは「情報共有」の部分でしたが、こちら側の要望を細かく確認していて、全て問題なくクリアしてくれています。
医師からの報告記録を見る限り、期待している水準通りの対応をしていただいておりますし、初めて往診対応になった患者さまに対して、じっくり対話をしてくれた医師もいました。ファストドクターは、システムも整っていてマニュアルもきちんとされているのが伝わってくるのも安心です。
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Q今後についてお聞かせください。
舩津さま:
以前は、オンコール担当医師にさまざまな「お願い」をしながらの運営だったので、比較的「守りの訪問診療」でした。ファストドクターを導入することで、そこからの脱却はできたかなと思っています。
信頼できるリソースがあれば、鶴川記念病院の「在宅サービス」としての選択肢が広がります。そういう意味でも、患者さまのさまざまなニーズに対応しやすい土壌づくりができたのではないでしょうか。
高齢化社会が進み、これから在宅サービスのニーズは増えていくでしょう。そこに国も予算を投下する流れでもある。自ら望んで往診に携わる、志の高い医師を抱えるファストドクターとともに、この地域の地域包括ケアをより良いものにしていきたいです。
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