24時間体制で地域の健康を守る ~患者さまの満足度向上を実現~
公開日: 2024.08.03
更新日: 2024.10.05

医療機関プロフィール
病院名 | 医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野 |
住所 | 横浜市青葉区黒須田33−5タウンコートあざみ野1階 |
在宅訪問診療の患者様の特徴 | 高齢者医療 癌末期・神経難病・重度障害の診察 悪性腫瘍に対する緩和ケア 心不全の診療 褥瘡治療 呼吸器疾患の診療 |
診療時間 | 9時~17時半 |
HP | https://www.medicalclinic-azamino.com/ |

医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野では、夜間と休日の在宅医療の体制に課題がありました。24時間365日、患者様の安全を担保するためにファストドクター導入を決意し、地域の皆様の健康と生活の質を向上させることに成功しています。
今回は「医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野」(以下、メディカルクリニックあざみ野)の院長である佐藤靖郎さまに、ファストドクターのサービスを知ったきっかけやどのような課題を解決したのか、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.メディカルクリニックあざみ野は地域密着型の在宅医療を大切にされていますが、どのような取り組みをされていますか?
メディカルクリニックあざみ野 院長 佐藤靖郎さま(以下、佐藤さま):
私たちのクリニックでは、地域の皆様の健康と生活の質向上を目指しています。地域の皆様に、より良い情報を届けたい想いから、講演会と地域新聞等により発信しています。
講演会は2ヶ月に1回のペースで実施しており、今まで「老化防止と再生医療」や「老化防止のためのサプリメント」「心不全の勉強」など、さまざまなテーマで実施してきました。
実際に、講演会に参加される地域の皆様の声や要望を参考にしながらテーマを決めています。また、地域新聞への記事の提供に関しては、1ヶ月ごとのペースで実施しています。
他にも、在宅医療を希望される患者様とご家族様には、初診前にじっくりお話を伺い在宅診療の方針を伝えるようにしています。
Q.メディカルクリニックあざみ野の強みはどのようなところだとお考えですか?

佐藤さま:
幅広い診療に対応できることです。心不全や皮膚疾患、在宅緩和ケアなど、対応範囲は多岐にわたります。
特に、緩和ケアの領域では全国各所で講演会を実施しながら、自分でも緩和ケアの研究会を立ち上げて、多種多様なデータを集めています。経験と知識に基づいた緩和ケアが実践できることは、当クリニックの強みです。
その他にも、当クリニックではALS(筋萎縮性側索硬化症)や多系統萎縮症など、難治性疾患の患者さまへの在宅医療を提供しています。患者さまごとに生活環境や症状も違いますから、適切な治療とケアが必要です。
人工呼吸器を使用した治療も導入しており、難病の治療も不安なく行えることが強みと考えます。
Q.ファストドクター導入前はどのような体制で在宅医療を実施されていましたか?
佐藤さま:
2024年の3月頃にファストドクターを導入しまして、それまで平日は当クリニックの従業員のみで対応していました。土日のみ、オンコールは他のクリニックに対応をお願いして在宅診療を実施していたのが過去の体制です。
当クリニックでは患者さまの人数に対して、日中に往診へ呼ばれる機会が少ないという特徴があります。信頼できる薬剤師やケアマネジャーと連携している点や日中の入念な対応によって、夜間は電話相談で完了するケースが多いです。
ですが、24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整えなければならないため、従業員の負担軽減策を考えていました。
Q.ファストドクターに興味を持ったきっかけをお聞かせください
佐藤さま:
従業員の負担軽減のためにも、何か改善できないかと考えていた際に、ファストドクターの方からお電話でアプローチがありました。その後、実際にサービスの概要や仕組みなどをお話させていただいたのが、興味を持ったきっかけです。
当クリニックでは、トップダウンで物事を決めるわけではなく、必ず従業員全員で意思決定をしています。
ファストドクターは、従業員や患者さまにとって魅力的なサービスであると、私や在宅医療の担当者が思い導入に至りました。
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Q.ファストドクター導入前に佐藤さまが感じていたメディカルクリニックあざみ野の課題はどのようなものでしたか?

佐藤さま:
当クリニックだけの話ではありませんが、やはり在宅医療において土日と夜間の体制がきちんと整っていることは重要です。
自分だけで毎日対応するのは難しいということ。
また、土日と夜間の体制がきちんと整えられていることを示せれば、従業員の雇用もしやすくなります。体制と雇用の面で課題を感じていました。
Q.実際にファストドクターを導入して体制や雇用の面が改善されましたか?
佐藤さま:
まだ導入して日が浅いため、これから採用率の上昇や離職率の低下が見られればよいと考えています。
短期間で従業員の満足度はとても上がったように思います。
ファストドクターのサービス面に関しても、要望や不満を伝えればきちんと改善する姿勢が見られるので、大変満足です。
夜間や休日の体制については、ファストドクターの在宅医療支援サービスを活用するようになって、さらに整えられたと感じています。従業員にすべての負担をかけないで、患者さまの相談や対応を迅速に行えるようになりました。
コロナの患者さまにもファストドクターが往診対応をしていただけるので、リスク分散という意味で安心です。
Q.課題に感じていたこと以外に、思いもよらない改善につながったということはありますか?
佐藤さま:
夜間対応の負担が減ると、日中の対応を増やしても体調面や気持ちの面で安心できます。また、ファストドクターを導入したことで事務作業の負担軽減にも成功しました。
事務作業の負担が軽減されると、連動して医師の負担も軽減されます。結果的に、夜間や休日対応の部分だけでなく、クリニック全体の改善につながったと感じています。
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Q.他の競合サービスに比べて、どのような箇所を魅力と感じてファストドクターを選びましたか?

佐藤さま:
一番の魅力は、平日と休日ともに当クリニックの名前で在宅医療の支援を実施していただける点です。
また、実際にサービスの概要や仕組みを面談でお話した際に、とても分かりやすく丁寧に説明していただけたのが好印象でした。「24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整える」という課題の解決にマッチしていたのが決め手です。
Q.ファストドクターを導入する前に不安に感じていた部分はありますか?
佐藤さま:
やはり、当クリニックをご担当くださる先生方について、当院で面接・採用することがないというところから、質の面で不安がありました。
実際に導入したところ、特に大きな問題はなく不安は払拭されたと感じています。当クリニックの患者さまは、他のクリニックに比べて重症の方が多いことから対応の難易度が高いです。
ですが、不安に感じた場合は、クリニックポータル(注:ファストドクターが自社開発している情報連携ツール)で事前に伝えたいことを記載できます。たとえば、とあるご家族のお看取りの対応でファストドクターを活用した際は、ご家族の特徴や事前に確認してほしいことをクリニックポータルに記載してお願いしました。
そのため、夜間の対応としては満足しています。
Q.ファストドクターを活用したメディカルクリニックあざみ野の今後の展望をお聞かせください
佐藤さま:
ファストドクターを導入することで、夜間の機動力に関しては問題がなくなりました。次に、考えるべきは昼間の機動力です。
昼間の機動力を増やすためには、新しい治療法を導入したり新しい人材を採用したりすることが挙げられます。
規模を拡大する場合に夜間の人員を考える必要がないため、アイデアの実行部分に時間を割けます。最近では、夜間の機動力確保により、分院の開設や集患への注力など、昼間の業務にコミットできるようになりました。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください

佐藤さま:
今後、在宅医療機関の規模を拡大したいと考えている担当者の方は、ぜひファストドクターの導入を検討してみてください。夜間と休日の対応が保証されるのは、クリニックにとって大きなメリットです。
もちろん、ファストドクター以外の在宅医療支援サポートサービスも存在しますが、ファストドクターの担当者さんは、とても親身になって寄り添ってくれます。
アフターフォローに関しても、快く対応してくれるのでいつも助かっています。導入してみないと分からない部分はあると思うので、一度試してみるのがよいでしょう。
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