医療事務の職務経歴書の書き方は?採用率を高めるコツや面接のポイントを紹介!
公開日: 2024.11.14
更新日: 2025.04.11

「医療事務の職務経歴書の書き方が知りたい」
「採用率を高めるコツは?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
職務経歴書とは、これまでの職務経験や取得しているスキルについて詳しく書く書類のことです。
本記事では職務経歴書の書き方や採用率を高めるためのコツを紹介します。
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職務経歴書とは
職務経歴書は過去の職務経験やスキルを詳しく記載する書類であり、求人に応募する際に企業に提出する重要な資料の一つです。
職務経歴書を通じて、応募者がどのような業務を経験し、どのようなスキルを持っているかを企業にアピールすることができます。
これにより、採用担当者が応募者の能力や適性をより深く理解できるようになります。
履歴書と何が違う?
履歴書と職務経歴書は、どちらも就職活動に必要な書類ですが、それぞれの役割が異なります。
履歴書は、主に基本的な個人情報や学歴、資格などを記載する簡潔な書類であり、応募者のプロフィールを概要的に示します。
一方で、職務経歴書は、過去の職務経験や仕事内容、達成した成果を詳細に記載することで、応募者が持つ実務的な能力やスキルをアピールするためのものです。
職務経歴書は職種や業界に特化した情報を含むことが多く、採用判断において重要な役割を果たします。
職務経歴書の種類
職務経歴書には、主に二つの形式があります。それは「編年式」と「キャリア式」です。
「編年式」は時系列に沿って職務経歴を記載する形式です。
働いてきた期間やその間に取得したスキルが分かりやすく伝わるのが特徴です。
一方、「キャリア式」はスキルやプロジェクトごとに整理して記載する方式です。
それぞれの形式には異なる良さがあるため、自分の職務経験やアピールポイントに応じて使い分けると良いでしょう。
編年式
編年式の職務経歴書は、時系列に基づいて職歴を記載する形式です。
編年式では最も古い職歴から最新の職歴まで順に並べ、それぞれの職場での職務内容や実績を詳細に記載します。
このため、過去から現在に至るまでのキャリアの流れを把握しやすいという利点があります。
一目で職歴の全体像を伝えやすい構成となっています。
キャリア式
キャリア式の職務経歴書は、職務内容やプロジェクト単位で整理する形式です。
特定のスキルや成果を強調してアピールしたい場合に適しています。
例えば、同じ業界で異なる役職やプロジェクトを経験した場合、それぞれの成功事例や貢献度を詳しく記載することができます。
キャリア式は、職歴よりもスキルや専門性を重視する職場での応募に向いており、特に専門職や技術職に応募する場合に有効です。
職務経歴書の書き方【経験者】
職務経歴書を書く際には、まず自分のキャリアをしっかりと振り返り、経験を具体的に述べることが重要です。
医療事務の経験者は自身の過去の実績や役割を詳細に書くことで、採用担当者に自身の経験やスキルを的確に伝えることができます。
応募する企業や職種に関連する経験を特に強調し、どのような貢献をしてきたかを記載して職務適性をアピールしましょう。
職務経歴
職務経歴には過去に在籍した医療機関名や在籍期間、具体的な業務内容を記載しましょう。
病院かクリニックかでも担当する業務は異なります。
また、医療機関の診療科や従業員数も記載しておくとよいでしょう。
可能であれば、患者対応の際に気をつけている点も記載しておくとアピールにつながります。
自己PR
自己PRは具体的なエピソードを交えて自分がいかに応募先の医療機関に貢献できるかをアピールする項目です。
これまでの経験やスキルを全面に押し出して自身の強みを説明していきます。
具体例を交えながら実際に取り組んできたことや、患者対応で工夫したことを盛り込むとよいでしょう。
保有資格
職務経歴書での保有資格の記載は医療事務としての知識や専門性をアピールする絶好の機会です。
取得年度と資格名だけではなく、資格の取得目的やそれによってどのように業務に貢献してきたかを簡潔に説明すると好印象につながります。
医療事務の仕事に直接役立つ資格に関しては、より詳細に説明するとよいでしょう。
職務経歴書の書き方【未経験者】
未経験者が職務経歴書を書く際に強調すべきことは医療事務の仕事への意欲です。
過去の経験が直接関係しない場合でも、そこから得たスキルや知識がどのように医療事務の仕事に役立つかを明らかにすることが必要です。
さらに、未経験でも熱意や学習能力でカバーできる点を、具体的な事例を交えて説明すると説得力が増します。
職務経歴
医療事務未経験の場合でも、アルバイトやインターン、ボランティア活動などを通じて得た職務経験を記載しましょう。
たとえ直接医療事務の仕事に関わりがなくともそこで得た社会人としての基礎的なマナーやコミュニケーション能力、リーダーシップの経験は重要です。
具体的な業務内容や役割、そしてその中で学んだことを詳しく説明し採用担当者にアピールしてください。
自己PR
自己PRでは、医療事務に挑戦したい動機を明確にすることが大切です。
これまでの経験からどのような強みや価値観を育んできたのか、それがどのように医療事務で活かせるのかを自己分析し、興味を持った理由や意欲を伝えましょう。
また、医療事務はパソコンスキルが必須となるためパソコン作業が得意な場合はそのことをアピールするとよいでしょう。
保有資格
未経験者にとって、資格は自身のスキルを証明する重要な要素です。
保有している資格名と取得年月を記載するだけでなくそれが医療事務にどのように関連しているかを具体的に説明します。
また、これから取得を目指している資格についても触れることで医療事務の仕事に対する関心の高さをアピールできます。
採用率を高めるための前準備
採用率を高めるためには事前の準備が不可欠です。
まず、自分のこれまでのキャリアを振り返り、どのように貢献してきたかを整理しましょう。
その上で、自身の持っているスキルやアピールポイントを明確にし、応募する医療機関が求める人物像と照らし合わせることでより効果的に自分をアピールすることができます。
以下で具体的な前準備の詳細を確認していきます。
これまでのキャリアを振り返る
これまでのキャリアを振り返ることで自分自身の成長と医療事務としてどのように活躍出来のか再検討することができます。
これまでどのような立場で、どのような成果を上げたのかを具体的に思い出し書き留めておくと良いでしょう。
これにより自身の経験を面接時に的確に伝えることができます。
自身のスキルやアピールポイントをメモしておく
自身のスキルやアピールポイントを明示するためには、まずそれを書き出しておくことが重要です。
専門知識や技術、コミュニケーション能力、柔軟性、チームワークなど仕事において強みとなる要素を具体的にメモしておきましょう。
面接時自身のスキルや強みを話すことでどのように医療機関に貢献できるかを示すことができます。
応募する医療機関が求める人物像を把握しておく
応募する医療機関がどのような人物を求めているかを事前に把握することは、面接準備の重要なポイントです。
医療機関のホームページや求人情報、企業のミッションやビジョンを確認しておきましょう。
求められる人物像に自分の特性がどのように合致するのかを理解し、それを面接時にどのように伝えるか考えておきましょう。
事前準備を徹底することで面接官に対して、自分が求人に合う候補者であることをアピールできるでしょう。
面接時における面接官のチェックポイント
面接では、面接官が応募者の適性や能力を総合的に評価します。その際、特に重要視されるポイントがあります。
- 身だしなみ
- コミュニケーション能力
- 一般常識
- 仕事への意欲
それぞれのポイントの詳細を確認していきます。
身だしなみ
面接の第一印象を決定づける要素として、身だしなみは非常に重要です。
清潔感のある服装や適切なヘアスタイルは、面接官に対して社会人としての基本的なマナーを理解していることを示せます。
特に医療機関では、清潔さが求められるため身だしなみには注意しましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は面接において重視されるスキルの一つです。
医療現場では、患者や他のスタッフとの円滑なコミュニケーションが欠かせません。
面接では、あなたがどのような方法で相手に自分の考えを伝え、相手の意図を理解するかが見られています。
質問には誠実かつ的確に受け答えしましょう。また、面接官の話を聴く姿勢や返答のタイミングも重要です。
これらを意識することで、スムーズにコミュニケーションを取れることをアピールすることができます。
仕事への意欲
仕事への意欲は、面接官が重視する重要なポイントです。
これまでの経験や、なぜこの医療機関を志望するのか、具体的に伝えましょう。
事前にその医療機関の特徴や方針を確認し、自分のキャリア目標とどのように一致するかを説明できる準備をしておくと好印象を与えられます。
職務経歴書に関するよくある質問
職務経歴書はどこまで遡って経歴を書くべきですか?
職務経歴書は原則、これまでの経歴を全て記載することが一般的です。
転職回数が多く、用紙に収まらない場合は直近の職歴を詳しく記載しましょう。
それ以前の職歴は概要を記載する程度にとどめても問題ありません。
職務経歴書は手書きの方がよいですか?
職務経歴書は手書きでもパソコンでの入力でも、どちらでも問題ありません。
ただし、医療事務はパソコンスキルが必須となるためスキルを示すためにもパソコンでの作成をおすすめします。
手書きの場合は書き損じがあると書き直さなければなりません。
パソコンであれば、すぐに修正できるため職務経歴書の作成がスムーズに行えます。
医療機関の目に留まる職務経歴書を書こう!
医療機関向けの職務経歴書を書く際には、医療知識や経験を最大限に活用し、具体的な実績やスキルを明確に記載することが重要です。
特に患者対応の実績や医療ソフトウェアの使用経験、各種資格の取得状況などは強調すべきポイントです。
また、応募先の医療機関の理念や文化に合致するような内容を組み込むことで、より一層アピール力が高まります。
医療機関のニーズに応じた職務経歴書を作成し、新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
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