夜間呼び出し・救急対応に関するインタビュー

2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
“誠実な医療”を支える信頼のパートナー~開業時からファストドクターで夜間・休日の安心を実現~
はしもとホームケアクリニック小岩は、東京都葛飾区に拠点を置く、拠点地域に根差した訪問診療専門クリニックです。開業当初からファストドクターを導入し、質の高い在宅医療体制を構築しています。
今回は「はしもとホームケアクリニック小岩」院長である橋本充弘さまに、導入の決め手やサービス導入の経緯など、さまざまなお話を伺いました。
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Q. はしもとホームケアクリニック小岩の特徴を教えていただけますでしょうか?
はしもとホームケアクリニック小岩 院長 橋本充弘さま(以下、橋本さま):
当診療所は開業から約9ヶ月、まだ1年にも満たない、新しいクリニックです。当初から、地域の患者様や連携機関の皆さま、そして誠実に頑張っているスタッフに支えられながら、日々診療にあたっています。
特徴としては、やはりスタッフの質の高さと地域との関係性でしょうか。患者様一人ひとりに誠実に向き合うこと、そして地域の訪問看護ステーションやケアマネジャーさんたちとの、昔から続く切れ目のない連携を大切にしています。
この連携があるからこそ、患者様や御家族に喜んで頂ける在宅医療を提供できていると考えています。
Q. 開業されるに至った経緯や、そこに込められた思いについてお聞かせください。
橋本さま:
患者様とスタッフを第一に考えた医療を提供したいという思いから、この地域で開業することを決意しました。
以前は、とある医療法人に長年勤務していましたが、組織が大きくなると、経営の方針と自分の思いとの間にギャップが生まれどんどん大きくなって行きました。
患者数や売り上げも大事ですが、それより一人一人の患者さんに一生懸命誠実に向き合う方が楽しく、その様な仕事を続けていくには、自らクリニックを立ち上げるしかないと思ったからです。
Q. 開業当初からファストドクターを導入されていますが、導入の背景にはどのような課題がありましたか?
橋本さま:
ファストドクターは開業当初から導入したので、導入前の課題はありません。しかし、以前の法人で痛感していた、夜間・休日の対応の課題解決が必要だと考えていました。
以前の法人では、アルバイト医師による当直体制に問題が多く、往診依頼があっても電話対応だけで済ますケースが後を絶ちませんでした。
例えば「熱がある」という患者様からの連絡に「解熱剤飲んで様子見てください」という指示のみ。それで、翌日肺炎になって救急搬送という事態が度々あったのです。
こうした診察なしの判断や責任感の欠如した対応は、患者様、連携機関、そしてスタッフにとっても、とても残念なことでした。そのため、夜間・休日の対応の問題解決が開業の絶対条件だと考え、ファストドクターを導入したのです。
Q. 数あるサービスの中から、ファストドクターを選ばれた「決め手」は何だったのでしょうか?
橋本さま:
決め手の一つは、以前にファストドクターの立ち上げに関わった先生と、偶然同じ職場で一緒に仕事をしたことです。
当時は、まだファストドクターは殆ど知られていませんでしたが、先生の仕事ぶりに感銘を受けました。整形外科医でありながら、内科や精神科の薬まで非常に詳しく、とにかく丁寧で質の高い診療をされていたのです。
ほかの医師が対応をためらう患者様にも「私が診ますよ」と率先して引き受ける姿は、医師として本当にすばらしいと思いました。
ですから「あのすばらしい先生が関わっているなら、きっと信頼できるサービスに違いない」と強く感じました。
この個人的な信頼感が、ファストドクターを選ぶうえでの大きな決め手です。
Q. 個人的な信頼感に加え、決め手となった点は、ほかにもありますか?
橋本さま:
もう一つの大きな決め手は、コロナ禍でのファストドクターの真摯で頼りになる対応です。
多くの医療機関が対応に躊躇していたコロナ禍の状況でも、ファストドクターはリスクを恐れず、最前線で動いている姿を目の当たりにし、「このサービスは本当に信頼できる」と確信しました。
この経験が、ファストドクターを選ぶ大きな決め手となりました。
Q. 実際にファストドクターを導入されて、どのようなメリットを感じていますか?
橋本さま:
予想以上にすばらしく、本当にメリットばかりです。
まず、往診の質が非常に高いことです。診察は丁寧で判断も的確であり、説明もわかりやすいと患者様やご家族様から嬉しい声をいただいています。
次に、些細な訴えにも必ず往診に来てくれる姿勢です。これは本当にありがたいことです。「親切だった」という声ばかりでクレームもなく、しっかり診てくれるので、とても安心できます。
さらに、点滴や注射など必要な処置を「ここまでやってくれるんだ」というレベルで、しっかり対応してくれるところも大きなメリットです。正直、「こんなに良くしてくれるんだ」と驚いています。
Q. 先生やスタッフの負担軽減にもつながりましたか?
橋本さま:
私やスタッフの精神的な負担がとても軽くなりました。
前の職場で常に感じていた夜間・休日対応への不安やストレスを、感じることがなくなりました。そのおかげで、私も休日を心から楽しめますし、気持ちも前向きでいられます。スタッフも同様で、翌朝ポータルサイトで丁寧な対応記録を確認しては、皆ホッとしているようです。
以前は日勤帯で一生懸命診療にあたり、信頼関係を築いても、夜間の質の低い対応一つでそれが台無しになることが何度もありました。
ファストドクターのおかげでその心配がなく、安心して日々の業務に集中できます。それがスタッフのモチベーション維持に役立ち、結果的に離職率の低下にもつながると確信しています。
Q. 外部の連携機関との関係にはどのような変化がありましたか?
橋本さま:
外部の連携機関からの紹介が増え、地域医療に変化を感じました。
以前の法人での夜間対応が悪かったために、疎遠になっていた訪問看護ステーションがありました。
しかし開業してからファストドクターを導入すると、「夜間休日もしっかり見てくれるなら安心できる」ということで、再び患者様をご紹介いただけるようになったんです。これはスタッフの頑張りが正当に評価されたとの事で本当にうれしいですし、地域での信頼回復と関係強化にもつながっています。
Q. サービスを利用されて、特に「安心して任せられるな」と感じた出来事などがあれば教えていただけますか?
橋本さま:
導入前より、ファストドクターの先生が慎重に判断してくださり、かえって信頼感が増したことがあります。夜間休日に初めて診る患者様、特にインスリン投与のようにリスクの高い治療では、限られた情報で安全な判断をするのは非常に難しいものです。
実際に、インスリン自己注射ができない認知症患者様の血糖値が500を超えたときのことです。訪問看護の方が当直の先生にインスリン指示を仰ぎましたが、すぐに返答がありませんでした。
スタッフは心配していましたが、私は納得していました。初診で低血糖リスクもある患者様に、カルテ情報だけですぐに判断するのは危険だからです。
時間がかかったのは、先生が安全性を最優先に、時間をかけて慎重に検討してくださっていると感じました。主治医なら即答できても、初めての患者様に時間をかけ安全を優先するからこそ、本当に責任感のある対応だと思います。
難しい状況でも安易に判断せず、患者様の安全に向き合ってくれる。だからファストドクターは安心して任せられると再確認できました。
Q. お看取りの際の対応はいかがでしたか?
橋本さま:
開業してからまだ日は浅いですが、お看取り対応も既に何度もお願いしています。本当にデリケートな場面ですし、ご家族様にとっても、とても貴重な時間です。
その点でも、ファストドクターには安心して任せられています。お看取り対応後、必ずご家族様に連絡して様子を伺うようにしていますが、これまで一度もご家族様から不満の声を聞いたことがありません。
「丁寧に対応していただいた」「穏やかに見送ることができた」といった感謝の言葉をいただくことばかりです。最期の時間を安心して過ごしていただくためにも、質の高い当直体制は必要だと改めて感じています。
Q. 在宅医療において、特に夜間・休日の体制構築について、先生の考えを教えていただけますか?
橋本さま:
在宅医療で患者様やご家族様が最も不安に感じるのは、やはり夜間・休日の対応です。ここはクリニックにとっても大きな負担であり、良い医療を続けていくためには充実した夜間体制が必須ですが、無理のない体制づくりが本当に大切だと思います。
決して自院だけで抱え込まず、信頼できる外部サービスに委託することをおすすめします。
Q. そのなかで、ファストドクターを勧める理由は何でしょうか?
橋本さま:
ファストドクターは、コストパフォーマンスが非常に高く、自信を持っておすすめできるからです。
夜間休日の在宅当直は、質の高さを維持しようとすると大きな負担がかかります。私自身も長年経験しているので、その大変さはよくわかっています。
その経験から見ても、ファストドクターのサービスは料金に対して非常に質が高いものです。丁寧な対応、的確な判断、処置内容、対応の速さ、どれも満足のいくレベルです。この料金でこれだけのサービスを提供できるのは、正直驚いています。
ですから、料金とサービスの質を考えると、ファストドクターは大変満足しています。
Q. 最後に、ファストドクターの導入を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。
橋本さま:
在宅医療を続けていくうえで、負担の大きい夜間・休日の体制構築は難しい課題です。先生が一人で無理に抱え込むと、ご自身の心身をすり減らすだけでなく、スタッフにも大きな負担とストレスを与えてしまいます。夜間休日体制は、地域の連携機関との信頼関係にも影響します。
その点、ファストドクターにお願いすれば、夜間・休日の対応に関するストレスからは解放されますし、「導入して良かった」と感じられるはずです。
安心して夜間休日を任せることで、先生もスタッフも日中の業務に集中でき、精神的な余裕も生まれます。質の高い対応は、患者様やご家族様の満足度向上はもちろん、スタッフのモチベーション維持や定着、地域の連携機関からの信頼にもつながります。
ぜひ前向きに、ファストドクターの導入を検討いただきたいですね。
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2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
専門性の高い訪問医療でも安心〜ファストドクターとの連携と活用の実際〜
むねみつホームメディカルクリニックは、大阪府高槻市を拠点に、神経難病や脳卒中後遺症などの脳神経系疾患の患者様を中心に訪問医療を提供するクリニックです。脳神経外科医としての経験を持つ院長の専門性を活かし、患者全体の8割以上が脳神経系疾患という、地域でも数少ない訪問診療に特化した体制で、多くの患者様の在宅療養を支えています。
今回は「むねみつホームメディカルクリニック」院長の宗光俊博さまに、専門クリニックならではのファストドクター活用法や導入後の変化、今後の展望について、さまざまなお話を伺いました。
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Q.むねみつホームメディカルクリニックの特徴や背景について、教えていただけますでしょうか?
むねみつホームメディカルクリニック 院長 宗光俊博さま(以下、宗光さま):
当院は、神経難病や脳卒中、認知症といった専門的医療を中心とした訪問診療クリニックで、通院困難な患者様が安心して在宅療養できることを目標としています。
脳神経外科医として、後遺症でご自宅に帰れない患者様を多く診てきました。病院だけでは限界を感じ、地域で力になりたいと考えたのが、在宅医療を目指したきっかけです。
実際に在宅医療の分野を学ぶ中で、専門的な治療を受けられずに、ご自宅で過ごす神経難病の患者様も多い現状も知りました。
そこで、脳神経外科医としての経験を活かし、これら脳神経系の疾患を持つ方々を専門的にサポートしていくことを決意し、2020年に当院を開業しました。
現在、患者様のうち神経難病の方が約28%、脳卒中や認知症の方を含めると8割を超えています。この「脳神経系の専門性」が最大の強みです。
この専門性を活かし、訪問診療で患者様がご自宅で安心して過ごせる時間を少しでも長く作れるよう日々努めています。
Q.脳神経系の疾患に特化した訪問診療クリニックは珍しいのでしょうか?
宗光さま:少なくとも近隣地域では、脳神経外科や脳神経内科を専門とし、訪問診療をメインにしているクリニックは大変少ない状況です。
私が以前勉強させていただいたクリニックは、神経難病、特にALSなどを多く診ておられましたが、そこまで専門性に特化しているところは多くはないですね。
脳神経外科・脳神経内科のクリニック自体が少ない中で、外来の合間に訪問診療を行っている先生はいても、訪問診療に振り切っているクリニックは、全国的に見ても少ないと思います。
Q.なぜ、訪問診療に注力されているのでしょうか。
宗光さま:脳卒中後遺症で在宅療養を諦めざるを得なかったり、たとえ在宅で診てくれる先生がいても専門外で十分な診療を受けられなかったりするケースを多く見てきたからです。
例えば専門外の先生だと、てんかんの患者様に対して、抗てんかん薬の調整を躊躇されることがよくあります。「使ったことがない」「副作用が怖い」「どのくらい出していいかわからない」という理由で、ずっと同じ量が処方され続けてしまうのです。
訪問医療でも専門性が求められる時代ですが、特に神経系の分野は専門性が高く、担い手も少ないのが現状です。だからこそ、私が専門性を活かしてその役割を担い、地域の課題をカバーできればと考え、訪問診療に力を入れていることにしました。
Q.ファストドクターを導入される前の、夜間・休日の診療体制はどのようになっていましたか?
宗光さま:実は、ファストドクターを利用するのは今回が2回目です。一度契約して解約し、また再契約しました。
2020年の開業当初から最初の契約前までは、私一人で24時間365日対応していました。その当時、ほぼどこにも出かけられない生活でしたね。
コロナ禍が落ち着き始め、学会参加などで遠方に出向く必要が出てきた時期に、私自身が現場を離れる間の体制を考え始めました。当初はクリニックの他の医師にお願いすることもありましたが、それだけではカバーしきれない場面も想定されたため、往診代行サービスの利用を検討し、ファストドクターを導入することにしました。
Q.一度、解約されたのはなぜでしょうか?
宗光さま:最初の契約期間は1年弱でしたが、実際にファストドクターにお願いしたのは、たった1回のみでした。
状態が悪くなりそうな徴候があれば、平日の日中にしっかり訪問する体制を築いているため、土日に緊急で呼ばれることが非常に少なかったんです。開院当初は患者さんの数も今ほど多くないため、結果的に利用する機会がほとんどありませんでした。
そうなると、月々の費用に対して利用頻度が極端に低く、費用対効果を考えると、「まだ導入時期が早すぎたのかな」と判断し、一度解約させていただきました。
Q.そこから、再契約に至ったきっかけは何だったのでしょうか?
宗光さま:解約後、患者様は増え続け、現在では約250名になりました。患者様が増えるにつれて、やはり土日の往診依頼も増え続けてきました。これはもう一度お願いするタイミングだろうと考え、昨年の夏頃に再契約させていただいた次第です。
Q.夜間・休日往診代行サービスは他にもありますが、最終的にファストドクターを選ばれた決め手は何でしたか?
宗光さま:ファストドクターは、コロナ禍にニュースなどで活動されているのを見て、知りました。その後、夜間・休日往診代行サービスの利用を検討し始めた際、他社と比較してみました。
他社ではエリア外だったり、対応できる医師が少なかったりという制限があったんです。一方ファストドクターはこちらのエリアを完全にカバーし、医師の数もしっかり確保されていると聞きました。
いざというときの対応力を重視していたので、この「充実した医師体制」が一番の決め手になりました。実際、今も依頼してから1時間〜1時間半で現場に到着していただいています。これは私が行くのと変わらないスピード感で大変助かっています。
Q.専門性の高い患者様が多いと伺っていますが、実際にファストドクターの医師はどのようなケースに対応されていますか?
宗光さま:確かに、当院には神経難病の患者様や、人工呼吸器を使っている医療依存度の高い患者様も多く、導入当初は専門的な対応を依頼できるか心配でした。
しかし、実際にファストドクターにお願いするのは、ほとんどが発熱や嘔吐などの一般的な急変対応か、お看取りの対応です。専門的な管理が必要な患者様は、日中の診療で状態をしっかり把握できているため、土日に緊急対応になることは、ほとんどありません。
そのため、一般的な対応であれば、質に問題なくファストドクターに任せられます。当院のような重症度の高い患者様を多く診ているクリニックでも、安心して利用できるサービスだと思います。
Q.お看取りの対応の連携面で不安はありませんか?
宗光さま:連携に関しても問題ありません。お看取りの際は、事前に注意点や申し送り事項をポータルサイトに詳しく記載して共有しています。また、訪問看護師が同席することもありますが、ファストドクター側で連絡調整もしてくれるので、その点もありがたいですね。
お看取りが終わった後も、ご家族様からのメッセージなどを含め、丁寧な報告をいただいています。このような情報共有体制や細やかな配慮には、本当に感謝しています。
Q.ファストドクターの導入によって、どのようなメリットを感じていますか?
宗光さま:やはり土日祝日の時間をしっかり確保できるようになったのは、大きなメリットだと感じています。
おかげで、プライベートの時間を持てるようになりました。例えば、休日の出先で緊急の連絡が入っても、スマートフォンからポータルサイトにアクセスして往診依頼を出せます。メールとポータルサイトに対応完了の報告が入ることで患者様の状況を確認でき、とても安心しています。
導入前は、どうしてもプライベートな時間を犠牲にすることが多くありました。しかしファストドクターを導入してから、そういった負担がぐっと減りましたね。
Q.利用していて、何か改善してほしい点はありますか?
宗光さま:現状で特に困っていることはありません。強いて言うなら、往診に来てくださる先生方の、どのような専門性や経験をお持ちなのかが事前にわかると、より安心してお任せできると感じます。
例えば、気管切開カニューレの交換や麻薬の調整など、特定の医療処置の経験があるかどうかが把握できると、私としても、より的確な判断やお願いができるかもしれません。先生方の経歴やスキルが少しでもわかると、さらに連携しやすくなるのではと思います。
Q.今後、ファストドクターに期待することは何でしょうか。
宗光さま:ファストドクターには、地域医療の24時間体制を支える存在として、これからも頑張ってほしいですね。地域の先生方が困ったときに頼れる重要な役割を果たしていると思います。
訪問医療を提供するクリニックは、やはり24時間、患者様に対応できる体制を作る必要があると考えています。しかし、特に院長一人体制のクリニックでは負担が大きく、十分対応できていない現実もあると聞きます。ご自身の体力や時間だけで対応が難しい場合、ファストドクターのような外部サービスを利用してでも、24時間体制を確保することが大切です。
ファストドクターのような夜間・休日往診代行サービスは、まさにその課題を解決するための存在だと感じます。このシステムは本当によく考えられており、地域医療を支えるうえで欠かせませんね。
Q.今後のクリニックの展望についてお聞かせください。
宗光さま:まずは、当院の専門分野である神経難病や脳卒中後遺症、認知症の患者様が、ご自宅で安心して、できるだけ長く過ごせる時間をサポートしていくことが、当院の大きな目標です。この地域で、そういった患者様を一人でも多く支えていきたいと考えています。
そのうえで、当院のような専門性を持った在宅クリニックの存在や取り組みが、ほかの地域の先生方にも少しでも伝われば嬉しいですね。同じような想いを持つ先生が増えていくことで、地域医療全体がもっと良くなっていくと期待したいです。
Q.最後に、ファストドクターの導入を検討されている医療機関の方へメッセージをお願いします。
宗光さま:訪問医療のニーズは年々高まっています。これから訪問診療を始める方、あるいは拡充される方にとって、24時間対応の体制構築は避けて通れない課題です。
ご自身の体力や生活とのバランスで一人で抱えるのが大変なら、外部サービスの利用を積極的に検討すべきだと思います。これは、訪問医療を提供するクリニックとしての責任を果たすための「必要経費」と捉えるべきです。
特に、専門性の高い疾患を診ているクリニックや、医療依存度の高い患者さんを多く抱えるクリニックであっても、実際に依頼するケースの多くは発熱などの初期対応です。そういった一般的な対応はファストドクターで十分にカバーできますので、導入をためらう必要はありません。
私自身、導入前は夜間の呼び出しや看取りが続き、体調を崩すこともありました。特に、ご高齢の先生方には、ご自身の体を第一に考え、無理のない体制を作るためにも活用を強くおすすめしたいですね。導入することで、精神的・肉体的な負担が減り、結果的にストレスなく、長く訪問診療を続けていけるんじゃないかと思います。
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2025.08.04
#夜間呼び出し・救急対応
ウイーザスの挑戦:「ご入居者お一人おひとりの幸せ・well-beingの実現」を支える体制と取り組み
東京都千代田区に本社を置き、東京・荻窪と九段で有料老人ホームを運営しているウイーザス。同社は「ご入居者お一人おひとりのwell-beingの向上」を理念に掲げ、食事、リハビリ、医療体制の強化などを通じてその実現に取り組んでいます。介護付有料老人ホーム「ウイーザス九段」の小島直幸支配人に、具体的な取り組みや工夫についてお話を伺いました。(聞き手:ファストドクター 在宅事業本部 事業推進部 マーケティンググループ グループ長 百枝嵩裕氏)
株式会社ウイーザス 介護付有料老人ホーム ウイーザス九段 支配人 小島直幸氏
ファストドクター株式会社 在宅事業本部 事業推進部 百枝嵩裕氏
「人のぬくもり」を大切にした運営方針
――2006年に介護付有料老人ホーム「ウイーザス荻窪」、23年に「ウイーザス九段」の運営を開始しています。施設運営において大切にしていることは何でしょうか。
小島 ウイーザスでは「ご入居者お一人おひとりの幸せ(well-being)」を共に考え、それを実現することを使命としています。そのための仕組みや取り組みを体系化し、持続可能な形で運用することに注力しています。介護現場では業務効率化が進む一方で、ご入居者の幸せの実現を目指す心や想い、つまり「人のぬくもり」が疎かになることを懸念しています。当社ではテクノロジーを活用しつつも、テクノロジーでは代替できない、人にしかできないお一人おひとりに心から寄り添いぬくもりをお届けすることを大切にしたケアを目指しています。
熟練料理長が提供する手作りの食事
――具体的にどのような点に注力していますか。
小島 衣食住の中でも、特に喜びに直結する「食事」には強いこだわりを持っています。当社では給食を外注せず、高級日本料理店やレストランで修業した料理長を自社で雇用し、手作りの食事を提供しています。料理長が市場で魚を仕入れるなど、食材の調達から調理までを全て自社で行い、衛生管理も徹底することで、夏場でもお刺身を安心して提供できるのはもちろん、旬の食材を存分に味わっていただける環境を整えています。
また、ホームの屋上で野菜を育て、ご入居者と一緒に収穫した野菜を料理に使用するなど、体験型の取り組みも実施し、食事の楽しさを広げています。これらの取り組みは自社運営だからこそ実現できることです。
外出支援とリハビリの両輪で支えるQOL向上
――外出支援がご入居者に与える効果については、どのようにお考えですか。
小島 外出支援は、ご入居者のwell-being向上のために非常に重要な役割を果たしています。美しい景色を眺めたり新しい料理に出あったり、ホームの中だけではなかなか得難い喜びや楽しみを感じていただくことと街に出るという社会参加を通じて、心理的な安定感や生活の質が向上します。当社では月1回以上の頻度で日帰りバスツアーを実施しています。例えば、藤の花が見頃の季節にはあしかがフラワーパークへ、ブドウ狩りの時期には山梨まで足を運びました。また、富士山を眺ながら河口湖で散策もしました。旅先ではその土地ならではのグルメも堪能します。
また「介護度1向上」を合言葉に、専属の理学療法士による専門的な個別機能訓練体制を強化しています。毎日必ず個別機能訓練ができるように、ウイーザス荻窪(47名定員)で2名、ウイーザス九段(87名定員)では3名の常勤理学療法士を採用。リハビリ回数だけでなく、質の高い個別機能訓練を安定して提供できるのが特徴です。このような質の高い外出支援と理学療法士による専門的個別機能訓練の両輪で、ご入居者のQOL向上を目指しています。
医療体制の強化とファストドクターの導入
――ご入居者が安心して暮らせる環境を整えるためには、医療体制の充実も欠かせない要素だと思います。
小島 ウイーザス荻窪では、ホームの目の前に城西病院があるため、緊急時にも迅速に対応できるという安心感があります。また、ウイーザス九段では24時間看護師が常駐しているほか、3つの医療機関と協力医療体制を構築しています。更に、ご入居者により一層の安心をご提供したいと考え、夜間・休日の往診代行サービスを提供しているファストドクターと業務提携。介護スタッフや看護師の専門領域を超える事態にもしっかりと対応できる体制を整えました。
――ファストドクターは在宅医療を担うかかりつけ医と連携することで、施設職員にとって負担になりがちな「夜間・休日」の診療業務をワンストップで運用することが可能となります。ファストドクターのサービスを導入して良かった点はありますか。
小島 ご入居者のなかには訪問診療を希望されない方もいらっしゃいます。「まだそんな年齢ではない」「自分は健康だから必要ない」というのが主な理由ですが、このようなご入居者への対応も1つの課題となっていました。今は元気な方でも、万が一の事態に備えることは非常に重要であり、施設としても、ご入居者が必要なときに頼れる体制を整えておく責任があります。その点において、ファストドクターは訪問診療を契約していないご入居者の医療体制を補完してくれます。
例えば昨年10月に入居された方は、入居1週間後に訪問診療の初診が予定されていましたが、入居直後に急変があり、ファストドクターに対応をお願いしました。このような事例においても、ファストドクターの存在は、ご入居者やご家族にとってだけでなく、私たち施設職員にとっても大きな安心材料となっています。
さらに、施設への入居をきっかけに、かかりつけ医が変更になるケースも少なくありません。特に、かかりつけ医が遠方にいる場合、夜間の対応が難しくなり、その結果やむを得ずかかりつけ医との関係を断念せざるを得ないこともあります。こうした状況でも、時間外対応を補完する体制さえ整っていれば、今までと変わらないかかりつけ医に継続的にお願いすることが可能となり、ご入居者にとって大きなメリットとなります。
≪在宅医療支援事業に関する詳しいご案内>≫
――かかりつけ医が対応できない場面をファストドクターが補完することで、かかりつけ医・施設・ご入居者の三者で良好な関係を維持することが可能です。介護経営ではコスト削減や生産性向上といった課題が求められる中、「ご入居者お一人おひとりの幸せ・well-beingの実現」という姿勢を徹底することで、サービスの質を確実に担保されているのですね。
小島 ほかにも24時間365日いつでも面会が可能な体制を整えたり、ご入居者個人の外出に職員が付き添う「パーソナルGOTO」サービスを提供したり、動画視聴やテレビ電話などのオンラインサービスを十分楽しんでいただけるように各居室に高速光回線を完備したりするなどしています。ご入居者お一人おひとりが毎日満たされてお暮しいただけることを目指し、ウイーザスならではのサービスと環境づくりをこれからも追求していきます。

2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
患者さまの”生涯かかりつけ診療所”を目指すために ~ニーズにマッチした質の高い往診サポートを実行~
医療機関プロフィール
病院名医療法人社団かけはし東小金井小児神経・脳神経内科クリニック住所東京都小金井市梶野町5-3-6 東小金井フラワーメディカルモール 201対応可能な在宅医療在宅人工呼吸器(排痰補助装置含む)在宅酸素療法気管切開の管理(気管カニューレの交換を含む)在宅経管栄養(胃瘻の交換を含む)在宅自己導尿てんかん痙縮治療診療時間9:00〜17:30HPhttps://higako.kakehashi-mc.jp/
東小金井小児神経・脳神経内科クリニックは、患者さまの往診のニーズに応えられていない課題がありました。神経疾患の患者さまへの適切な医療の提供を目的としてファストドクターを導入し、夜間休日の在宅医療の体制作りに成功しています。
今回は「東小金井小児神経・脳神経内科クリニック」の院長である生田陽二さまに、ファストドクター導入後の患者さまの反応やどのような不安を抱えていたのか、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.素敵な待合室ですね! クリニックの内観にこだわりはありますか?
東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの待合室入り口
東小金井小児神経・脳神経内科クリニック院長 生田 陽二さま(以下、生田さま):クリニックの内観は、通院中の患者さまが安心して通えるようにこだわっています。
当クリニックでは、てんかんや小児期発症の神経疾患など、少し特殊な診療科目を扱っているので、障害が重たく通院が大変な方ばかりです。なので、少しでもクリニックに足を運びたくなるような、ワクワクできる内観を目指して設計を依頼しました。
待合室に貼られている折り紙を駆使した展示物は、診察を待つ患者さまが折ったり色鉛筆で塗ったりしたものです。
季節に応じた展示物の取り組み
今は夏なので、海の生き物がテーマです。7月は七夕があるので、短冊を書いてもらいました。5月は子供の日に関連付けて鯉のぼり、12月はクリスマスツリーの装飾など、季節ごとに楽しんでいただけるよう工夫しています。
Q.診療以外にもさまざまな取り組みを実施していると伺いました。具体的にはどのような活動をされていますか?
交流イベントの講習会の様子
生田さま:現在は、院外でさまざまな交流イベントを実施しています。具体的には、去年の5月に教習所を貸切って、他の先生方と3人で講演会を行いましたね。講演会以外にも、子供たちに向けて教習所のコースでかけっこやスヌーズレンの体験をしてもらいました。
今年も11月に交流イベントを実施予定です。去年が大好評だったこともあり、さまざまな先生方にご協力いただけることが決まっています。
Q.東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの患者さまの特徴をお聞かせください
生田さま:私は、小児神経学とてんかん学を専門に診療しています。なので、患者さまはてんかんや小児期発症の神経疾患など、慢性疾患の方が対象です。完全予約制で、一般的な発熱などの症状はお断りしています。
外来診療では、7〜8割がてんかんの患者さまです。在宅では、約半数が周産期障害による脳性麻痺になります。
Q.東小金井小児神経・脳神経内科クリニックの理念はありますか?
生田さま:当クリニックは”生涯かかりつけ診療所”を目指しています。一般的なかかりつけ医という言葉は、体調不良や病気が発症した際に、相談や受診をする決まった医療機関の意味合いで使用されているのが現状です。
しかし、私はかかりつけ医を「患者さまが生涯安心して暮らせるように、さまざまな医師との連携の旗振り役になる主治医」と考えています。
もちろん、普段体調不良になった際に相談できる”いわゆるかかりつけ医”も必要です。ですが、特に重症心身障害の方は、基礎疾患の専門家と併存疾患の専門家の所へ月に1回程度は、必ずコンスタントに通う必要があると考えています。
現在の治療を続けて問題ないか、見直す機会が必要なんです。多かれ少なかれ副作用のある薬を服用している方も多いので、辞められるのであれば辞めるべきですしね。
小児科年齢を超えても、小児期発症神経疾患の専門家としてかかわり続けて、患者さまが大人になっても良質な医療を継続して受けられるのが望ましいと、私は考えています。それこそが、私の目指す生涯かかりつけ診療所です。
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Q.在宅医療におけるクリニックの課題をお聞かせください
生田さま:今も昔も、医師はほとんど私一人です。さらに、私の子供がまだ幼いので、在宅医療の24時間対応ができませんでした。なので、ファストドクター導入前は定期訪問だけ希望があれば受けていました。
ですが、患者さまのご家族から、やはり往診対応して欲しいとのお声はあったんです。相談された時は、小児であれば病院のかかりつけもあることが多いので、病院の救急外来や近くの内科に行ってくださいと説明していました。
患者さまのご家族からすれば、病院の発熱外来に行くのも大変ですし、少し見てほしいだけなのに外来に行くのは…という、モヤモヤがあったと思います。
普段、当クリニックでは発熱外来を実施していないので、往診に呼ばれても検査キットが用意できません。つまり、呼ばれても検査できない状態です。
患者さまのニーズは絶対に存在するのに、どうにか往診対応できないかと課題を感じていました。
Q.生田院長がファストドクターのサービスを知ったきっかけは何ですか?
生田さま:患者さまの往診対応のニーズに応えるために、外注を検討してインターネットで検索したところ、ファストドクターの時間外往診サポートのサービスを見つけたのがきっかけです。
話を聞いてみようと問い合わせたら、その日の内にすぐ返信が来たのが印象に残っています(笑)。実際に話を聞いてみると、私と患者さまが求めているニーズとサービス内容が合っていると感じました。
具体的には、夜間と休日の対応をお願いできる点と、対応可能な診療科を事前にすり合わせできる点、医師の質の担保にかなり力を入れている点ですね。
やはり、当クリニックは外来の患者さまも含めて、少し難しい症状の方が多い傾向にあります。例えば、ドラベ症候群の患者さまで、早く対応しないと重積状態になってしまうケースです。
実際に、ドラベ症候群の患者さまで、ファストドクターのサービスを利用していた方がいました。なので、当クリニックの少し特殊な診療科目の患者さまでも診てくれるのかと、よい印象を持っていたこともあり信頼感はありましたね。
Q.実際にファストドクターを導入して患者さまの反応はいかがでしたか?
生田さま:ファストドクターを導入したら皆さんすぐに活用し始めまして、ニーズは大いにあったんだなと改めて実感しました。患者さまへ往診サービスを案内する際に、ファストドクターであることを伝えたらサービスを知っている方も多く、安心されていたのを覚えています。
患者さまに話を聞くと、休日や夜間でクリニックに電話がつながらない時間帯は、やはり相談できないことを不安に感じていたようです。
また、当クリニックの患者さまは、人見知りで私以外の方に診てもらうことに慣れていない場合が多い傾向にあります。ですが、現段階では私以外の医師が対応したことによる大きなトラブルもありません。
サービス導入直後は、少し往診対応の医師とすり合わせをする必要はありましたが、現在では患者さまに非常に満足いただいています。
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Q.その他ファストドクターの導入で改善したことはありますか?
生田さま:在宅医療の関係者にとって、ファストドクターを導入する最大のメリットは、精神的な安定の面だと思います。
全国には、一人の努力で成り立っている在宅医療も多かれ少なかれある中で、組織としてバックアップしていただける安心感はとても大きいです。医師を雇いながら、少人数で在宅医療を実施するよりも、さまざまなメリットがあると感じました。
医師を一人雇うと多くの費用がかかります。たとえ医師を一人雇ったとしても、24時間365日の往診対応は難しいですからね。患者さまの往診のニーズに応えられるようになったことで、私の肩の荷もだいぶ下りました。
また、当クリニックだと患者さまが往診を依頼するケースのほとんどは発熱です。先ほども話しましたが、発熱外来を実施していないので検査キットが用意できず、私が往診対応に行ってもニーズに応えられません。
なので、むしろファストドクターの医師が往診対応したほうが、患者さまのニーズとマッチしています。患者さまのニーズに応えられた安心感で私の精神的負担も減り、さまざまな課題が改善されました。
Q.ファストドクター導入前に感じていた不安はどのように解消されましたか?
生田さま:やはり、当クリニックの患者さまは小児期発症の重度の方たちなので、小児医療や小児救急医療に携わっていた医師の方が、親和性が高いことは明らかです。なので、事前にこの内容はファストドクターに伝えていました。
在宅医療は高齢者の方を対象としているクリニックが多い中で、本当に小児期発症の患者さまの対応をしてもらえるだろうかという点が不安でしたね。
実際に導入してみて、大きなトラブルもなく何度も往診対応を活用している患者さまもいるので、今では不安なく安心しています。リピートしてご利用いただいているということは、満足度が高い証拠です。
その他、申し送り事項が丁寧に記載されているのも、安心している理由の一つになります。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
右:生田 陽二院長 左:ファストドクター 松本 早貴
生田さま:夜間休日の往診対応に困っているクリニックは、十分にファストドクターを利用するメリットがあると考えています。往診の要請から素早く患者さまの所へ向かってくれるので、スピード感の面でもおすすめです。
ファストドクター以外にも時間外往診サポートのサービスは存在するので、在宅医療関係者の方は、さまざまなサービスを比較検討されていると思います。
もちろん、比較検討の際は費用面も大切ですが、重要なのは医師の質の高さです。今度もファストドクターの医師の質の高さを活用しながら、適切な医療を患者さまに休日夜間含めて届けられるように、共に伴走していきたいと考えています。
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2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
24時間体制で地域の健康を守る ~患者さまの満足度向上を実現~
医療機関プロフィール
病院名医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野住所横浜市青葉区黒須田33−5タウンコートあざみ野1階在宅訪問診療の患者様の特徴高齢者医療癌末期・神経難病・重度障害の診察悪性腫瘍に対する緩和ケア心不全の診療褥瘡治療呼吸器疾患の診療診療時間9時~17時半HPhttps://www.medicalclinic-azamino.com/
医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野では、夜間と休日の在宅医療の体制に課題がありました。24時間365日、患者様の安全を担保するためにファストドクター導入を決意し、地域の皆様の健康と生活の質を向上させることに成功しています。
今回は「医療法人社団康悦会 メディカルクリニックあざみ野」(以下、メディカルクリニックあざみ野)の院長である佐藤靖郎さまに、ファストドクターのサービスを知ったきっかけやどのような課題を解決したのか、ファストドクターに関するさまざまなお話を伺いました。
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Q.メディカルクリニックあざみ野は地域密着型の在宅医療を大切にされていますが、どのような取り組みをされていますか?
メディカルクリニックあざみ野 院長 佐藤靖郎さま(以下、佐藤さま):私たちのクリニックでは、地域の皆様の健康と生活の質向上を目指しています。地域の皆様に、より良い情報を届けたい想いから、講演会と地域新聞等により発信しています。
講演会は2ヶ月に1回のペースで実施しており、今まで「老化防止と再生医療」や「老化防止のためのサプリメント」「心不全の勉強」など、さまざまなテーマで実施してきました。
実際に、講演会に参加される地域の皆様の声や要望を参考にしながらテーマを決めています。また、地域新聞への記事の提供に関しては、1ヶ月ごとのペースで実施しています。
他にも、在宅医療を希望される患者様とご家族様には、初診前にじっくりお話を伺い在宅診療の方針を伝えるようにしています。
Q.メディカルクリニックあざみ野の強みはどのようなところだとお考えですか?
佐藤さま:幅広い診療に対応できることです。心不全や皮膚疾患、在宅緩和ケアなど、対応範囲は多岐にわたります。
特に、緩和ケアの領域では全国各所で講演会を実施しながら、自分でも緩和ケアの研究会を立ち上げて、多種多様なデータを集めています。経験と知識に基づいた緩和ケアが実践できることは、当クリニックの強みです。
その他にも、当クリニックではALS(筋萎縮性側索硬化症)や多系統萎縮症など、難治性疾患の患者さまへの在宅医療を提供しています。患者さまごとに生活環境や症状も違いますから、適切な治療とケアが必要です。
人工呼吸器を使用した治療も導入しており、難病の治療も不安なく行えることが強みと考えます。
Q.ファストドクター導入前はどのような体制で在宅医療を実施されていましたか?
佐藤さま:2024年の3月頃にファストドクターを導入しまして、それまで平日は当クリニックの従業員のみで対応していました。土日のみ、オンコールは他のクリニックに対応をお願いして在宅診療を実施していたのが過去の体制です。
当クリニックでは患者さまの人数に対して、日中に往診へ呼ばれる機会が少ないという特徴があります。信頼できる薬剤師やケアマネジャーと連携している点や日中の入念な対応によって、夜間は電話相談で完了するケースが多いです。
ですが、24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整えなければならないため、従業員の負担軽減策を考えていました。
Q.ファストドクターに興味を持ったきっかけをお聞かせください
佐藤さま:従業員の負担軽減のためにも、何か改善できないかと考えていた際に、ファストドクターの方からお電話でアプローチがありました。その後、実際にサービスの概要や仕組みなどをお話させていただいたのが、興味を持ったきっかけです。
当クリニックでは、トップダウンで物事を決めるわけではなく、必ず従業員全員で意思決定をしています。
ファストドクターは、従業員や患者さまにとって魅力的なサービスであると、私や在宅医療の担当者が思い導入に至りました。
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Q.ファストドクター導入前に佐藤さまが感じていたメディカルクリニックあざみ野の課題はどのようなものでしたか?
佐藤さま:当クリニックだけの話ではありませんが、やはり在宅医療において土日と夜間の体制がきちんと整っていることは重要です。
自分だけで毎日対応するのは難しいということ。
また、土日と夜間の体制がきちんと整えられていることを示せれば、従業員の雇用もしやすくなります。体制と雇用の面で課題を感じていました。
Q.実際にファストドクターを導入して体制や雇用の面が改善されましたか?
佐藤さま:まだ導入して日が浅いため、これから採用率の上昇や離職率の低下が見られればよいと考えています。短期間で従業員の満足度はとても上がったように思います。
ファストドクターのサービス面に関しても、要望や不満を伝えればきちんと改善する姿勢が見られるので、大変満足です。
夜間や休日の体制については、ファストドクターの在宅医療支援サービスを活用するようになって、さらに整えられたと感じています。従業員にすべての負担をかけないで、患者さまの相談や対応を迅速に行えるようになりました。
コロナの患者さまにもファストドクターが往診対応をしていただけるので、リスク分散という意味で安心です。
Q.課題に感じていたこと以外に、思いもよらない改善につながったということはありますか?
佐藤さま:夜間対応の負担が減ると、日中の対応を増やしても体調面や気持ちの面で安心できます。また、ファストドクターを導入したことで事務作業の負担軽減にも成功しました。
事務作業の負担が軽減されると、連動して医師の負担も軽減されます。結果的に、夜間や休日対応の部分だけでなく、クリニック全体の改善につながったと感じています。
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Q.他の競合サービスに比べて、どのような箇所を魅力と感じてファストドクターを選びましたか?
佐藤さま:一番の魅力は、平日と休日ともに当クリニックの名前で在宅医療の支援を実施していただける点です。
また、実際にサービスの概要や仕組みを面談でお話した際に、とても分かりやすく丁寧に説明していただけたのが好印象でした。「24時間365日、患者さまが安心して利用できる在宅医療の環境を整える」という課題の解決にマッチしていたのが決め手です。
Q.ファストドクターを導入する前に不安に感じていた部分はありますか?
佐藤さま:やはり、当クリニックをご担当くださる先生方について、当院で面接・採用することがないというところから、質の面で不安がありました。
実際に導入したところ、特に大きな問題はなく不安は払拭されたと感じています。当クリニックの患者さまは、他のクリニックに比べて重症の方が多いことから対応の難易度が高いです。
ですが、不安に感じた場合は、クリニックポータル(注:ファストドクターが自社開発している情報連携ツール)で事前に伝えたいことを記載できます。たとえば、とあるご家族のお看取りの対応でファストドクターを活用した際は、ご家族の特徴や事前に確認してほしいことをクリニックポータルに記載してお願いしました。
そのため、夜間の対応としては満足しています。
Q.ファストドクターを活用したメディカルクリニックあざみ野の今後の展望をお聞かせください
佐藤さま:ファストドクターを導入することで、夜間の機動力に関しては問題がなくなりました。次に、考えるべきは昼間の機動力です。
昼間の機動力を増やすためには、新しい治療法を導入したり新しい人材を採用したりすることが挙げられます。
規模を拡大する場合に夜間の人員を考える必要がないため、アイデアの実行部分に時間を割けます。最近では、夜間の機動力確保により、分院の開設や集患への注力など、昼間の業務にコミットできるようになりました。
Q.最後に、現在ファストドクターの導入を検討している在宅医療機関の担当者さまに向けて、メッセージをお聞かせください
佐藤さま:今後、在宅医療機関の規模を拡大したいと考えている担当者の方は、ぜひファストドクターの導入を検討してみてください。夜間と休日の対応が保証されるのは、クリニックにとって大きなメリットです。
もちろん、ファストドクター以外の在宅医療支援サポートサービスも存在しますが、ファストドクターの担当者さんは、とても親身になって寄り添ってくれます。
アフターフォローに関しても、快く対応してくれるのでいつも助かっています。導入してみないと分からない部分はあると思うので、一度試してみるのがよいでしょう。
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2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
守りの訪問診療から脱却~看護師の医療判断をサポートし負担軽減に貢献~
医療機関プロフィール
医院名
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院
住所・アクセス
東京都町田市三輪町1059-1小田急線「鶴川駅」より送迎バス・神奈川中央交通バス・フェリシアこども短期大学行「妙福寺前」 下車 徒歩5分東急田園都市線・JR横浜線「長津田駅」より送迎バス・三輪循環バス(日・祝運休)
在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置
・かかりつけ医としての日常的な健康管理・褥そう(床ずれ)治療・慢性期疾患(高血圧、糖尿病などの)治療・認知症治療・インスリン使用などの在宅注射管理・脳卒中などの継続的加療・在宅成分栄養管理(胃瘻等)・癌の緩和ケア・終末期ケア・在宅中心静脈栄養管理(IVH)・膀胱留置カテーテル管理・在宅酸素管理(HOT)・人工呼吸器管理・各種予防接種・その他内科全般治療※検査(レントゲン・CT・超音波・心電図など)については必要時当院外来で対応
在宅診療部の従業員数
医師:常勤2名、非常勤12名看護師:4名
HP
https://www.tsurukawakinen.or.jp/
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院では、オンコールに対応する医師の人材管理に課題がありました。24時間365日の運営管理を必要とする同院では、緊急往診の安定したリソース確保を目的にファストドクターの導入を決定し、提供する在宅サービスの安定性向上に成功しました。
今回は、医療法人社団 三医会 鶴川記念病院(以下、鶴川記念病院)病院長 舩津到さま、事務部長 金子信之さま、在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さまに、ファストドクターの導入に関してのお話を聞きました。
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Q鶴川記念病院は美しい自然の中にありますね。
鶴川記念病院 病院長 舩津到さま(以下、舩津さま):鶴川記念病院では、この豊かな緑がある環境のなかで、患者さま一人ひとりが安心して最適な医療を受けていただくことを大切にしております。
当院は2010年7月に開院した、障害者病棟・医療療養病棟・地域包括ケア病棟からなる総180床の病院です。院内機能は、外来(内科・小児科・リハビリテーション科)訪問診療、訪問看護などの構成になっています。
全職員が一丸となり、住み慣れたこの地域での「自分らしい暮らし」を望む全ての皆さまに、医療・看護を中心とした最善のサービスを提供していく。そして、このエリアの地域包括ケアの中心的存在になるべく、日々努力を重ねています。その一環で前身である鶴川厚生病院を退院後、通院困難な患者さまに対し在宅医療を始めました。
Q訪問診療はどのような体制で運営をなさっているのでしょうか?
在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さま(以下、橋本さま):現在、当院の訪問診療は「在宅サービス」という枠組みのなかに位置付けています。(2023年11月末現在)
注釈:在宅サービスの全体像【出典】鶴川記念病院 在宅サービス
橋本さま:1995年に開始した「訪問診療」を起点に、「訪問看護」「デイサービス」などのサービスを順に拡充してまいりました。私は、在宅医療を運営する「在宅支援室」に2008年に配属され、2015年から管理者(師長)を務めています。
当院の往診体制は、看護師が患者さまからの連絡を受けるところからスタートします。そして、夜間や休日は、その日のオンコール担当医師に状況を伝えて往診をしてもらうフローでした。
事務部長 金子信之さま(以下、金子さま):オンコール担当医師のシフト体制は、大学病院から派遣される訪問診療の非常勤医師や、病棟担当の非常勤医師に声をかけて行っていました。当院の場合、医師・看護師ともに24時間365日のシフト調整が発生するので、人材管理担当者の苦労は多くございます。オンコール医師に関しても、特有の課題や悩みがありました。
Qオンコール医師特有の悩みとはどのようなことでしょうか?
橋本さま:「医師の事情による不意の出来事」が挙げられます。具体的には、「自身が勤務している医療機関の仕事が終わらない」「電話に気づかない」などです。シフトの提出を1カ月前にお願いしていたので、なかには「自分で立てた予定を忘れていた」というケースも発生していました。
医師への電話がいっこうにつながらない時は、患者さまをお待たせしているなかで、「どのように判断をしていいのか…」と苦悩したこともあります。
舩津さま:あと、当院から「お願い」をしている場合が多いので、その日その医師のコンディションに左右されることもあります。
懇願されて受けた仕事と、自ら望んで引き受ける仕事では、自然と向き合う姿勢に差が生じてしまうものです。日々激務に追われ、長時間勤務を行った後ではなおさらではないでしょうか。
先に橋本が述べた例を含め、決して悪意があるわけではない。すばらしい能力を持つ医師も、ひとりの人間です。そう思うと理解はできるのですが、だからといって患者さまへご迷惑をかけてはいけない。頻繁ではないですが、ある種の葛藤が生まれていたこともありました。
このような出来事を経験しながら、オンコール医師の慢性的な人材不足は課題として残り続けていました。そんな時に、たまたま往診を行う『ファストドクター』を知って興味を持ったのが、コロナ禍に入って少し経過したころだったと思います。
注釈:鶴川記念病院 病院長 舩津到さま。2009年病院長に就任。常に時流や地域の状況にアンテナを張り、最適な医療の実践を行うために全職員を牽引している。
Qファストドクターに興味を持った理由をお聞かせください。
舩津さま:たまたま見たテレビ番組で、ファストドクターの往診の様子が取り上げられていて、「このような医療サービスがあるんだ」と初めて知りました。
当時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、まだまだ実態不明の段階で、医療業界は未知のウイルスによる脅威に直面している最中でした。その状況下で人材を集め、継続的にサービスを提供することは容易ではないだろう・・・と思っていました。
注釈:2019年5月放送TBSテレビ「ビビット」の、ファストドクター1日密着取材時の様子。この他にも、複数のテレビ局からの取材を受けている。
舩津さま:それからしばらくたって、医療関連の総合展示会の企画で、ファストドクター創業者の話を聞く機会がありました。その時に、「コロナ禍という混乱のなかで、“医者としての己がどれだけ世の役に立てるか”という志を持って参画する人が多い」と話していました。それを聞いて、真摯な姿勢で携わる人が多いのだろう…と感心し、興味を持っていました。
その後に、金子から「ファストドクターというものがありまして…」と、提案される流れにつながっていきます。
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Qお二方が異なる角度からファストドクターを知ってくださったのですね。
金子さま:私はファストドクター運営側からアプローチを受け、お話しを伺ったのがきっかけでした。
先にご説明した通り、当院では訪問診療での課題がありました。それでも、地域の皆さまのご要望はあったので、しっかりと医師が往診をする体制を確立したいという方針でおりましたが、当時の方法では、患者さまの希望に100%お応えすることは厳しい状況でした。
その課題が、ファストドクターの導入で解決できるのであれば望ましい。当院の在宅サービス発展のためには必要だと感じたので、話を聞いたうえで採用したかたちです。
注釈:鶴川記念病院 事務部長 金子信之さま。人事管理や財務などの経営面から、地域の皆さまへの貢献度向上を目指して日々従事している。
Qファストドクターのリソース活用を開始してから変化はありましたか?
橋本さま:夜間や休日の往診回数が増加して、今まではお応えできなかったニーズに対応できるようになりました。そして、看護師が行う判断・対応の選択肢が広がったと思っています。
ファストドクターを利用した現在の流れは、まず患者さまからのファーストコールを「在宅支援室の看護師」が受けます。その後、往診が必要だと想定される場合はファストドクターへ依頼をするフローで行っています。
以前は、体調不良を訴える患者さまに対して、わざわざ来院していただき、受診や入院をお願いすることもしばしばありました。これは、症状に対して看護師が判断を迷うケースや、オンコール担当医師のリソース不足などが要因でした。ファストドクター導入後は、患者さまに負担をかけることなく、最適な判断・対応ができるようになったと思います。
舩津さま:「電話をしてもつながらない」「折り返しのご連絡を失念してしまう」などの不安要素が排除できたわけです。ファストドクターの医師は必ず待機をしているので、管理者は安心できるし、「医師が必ずいてくれる」ことは看護師にとっても大きなメリットです。
キャリアがある優秀な看護師でも、医療的な判断を迷う時はあります。患者さまの生命に関わることですし、プロだからといって完璧に正しく遂行できる自信がある人は少ないと思う。その不安をファストドクターの医師が支えてくれるようになったので、精神的な負担は軽くなりますよね。
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Qファストドクターは看護師の安心材料にもなったのですね。
橋本さま:そうですね。そして何より「安定した対応」に安心感を持っています。ファストドクターから「到着予定時間」のご連絡を毎回いただくのですが、今まで一度も予定時間を逸脱せずに往診をしていただいています。
自院で運営していた時は医師によってばらつきがあったので、患者さまに正確な情報を伝えることが難しい状況でした。今では、ファストドクターの安定した対応を信頼していますので、自信をもって到着予定時間をお伝えすることができています。
金子さま:「人材」と「安定」の両方を担保できることは、大きなメリットです。以前はオンコール待機中の時間を含めて、医師の勤怠管理を行う必要がありました。定期的にアンケートを取って、「この先生は当直があるから、あと何日しか当院で勤務ができない」などの情報を加味して人材配置を行わないといけなかった。ファストドクターを使っていればこれらの管理は不要になります。安定した人材確保とともに、業務削減にもつながっています。
Qとはいえ、以前は課題だった医師の対応についての不安はなかったのでしょうか?
舩津さま:その心配はしていませんでした。先に述べた通り、ファストドクター創業者のコロナ禍中エピソードを聞いて、不誠実な人間がいるとは思えなかったからです。
人体への影響も不透明ななか、感染リスクを顧みず自らの意志と使命感で挙手した人が集まったサービスですよ。誠実な方が多いと思っていましたし、もし運悪くトラブルになるケースがあったとしても、仲介するファストドクターへ相談すればいい。どちらにしても当院の負担は少ないです。
橋本さま:ファストドクター導入前一番不安であったのは「情報共有」の部分でしたが、こちら側の要望を細かく確認していて、全て問題なくクリアしてくれています。
医師からの報告記録を見る限り、期待している水準通りの対応をしていただいておりますし、初めて往診対応になった患者さまに対して、じっくり対話をしてくれた医師もいました。ファストドクターは、システムも整っていてマニュアルもきちんとされているのが伝わってくるのも安心です。
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Q今後についてお聞かせください。
舩津さま:以前は、オンコール担当医師にさまざまな「お願い」をしながらの運営だったので、比較的「守りの訪問診療」でした。ファストドクターを導入することで、そこからの脱却はできたかなと思っています。
信頼できるリソースがあれば、鶴川記念病院の「在宅サービス」としての選択肢が広がります。そういう意味でも、患者さまのさまざまなニーズに対応しやすい土壌づくりができたのではないでしょうか。
高齢化社会が進み、これから在宅サービスのニーズは増えていくでしょう。そこに国も予算を投下する流れでもある。自ら望んで往診に携わる、志の高い医師を抱えるファストドクターとともに、この地域の地域包括ケアをより良いものにしていきたいです。
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2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
クリニック運営と診療の質の向上を可能に 〜院長に集中していた往診による負担をファストドクターで軽減〜
医療機関プロフィール
医院名医療法人社団ほしぞら SKYファミリークリニック住所・アクセス埼玉県さいたま市緑区東大門3丁目19-1東川口駅より徒歩12分浦和美園駅より徒歩24分在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置・認知症・うつ病・統合失調症・がん性疼痛・高血圧・糖尿病・脂質異常症・褥瘡・骨粗鬆症・心不全在宅訪問可能範囲【対応エリア】■埼玉県 : さいたま市(大宮区一部地域を除く)、川口市、越谷市、草加市、八潮市、戸田市、蕨市、松伏町、吉川市、 朝霞市、上尾市、春日部市、志木市、蓮田市、富士見市、三郷市、和光市■千葉県 : 流山市、野田市■東京都 : 足立区、荒川区、板橋区、葛飾区、北区、豊島区HPhttps://sky-familyclinic.com
SKYファミリークリニックは2020年4月に開院以来、一般内科(風邪、急性胃腸炎、インフルエンザ、アレルギー、膀胱炎、高血圧、糖尿病、高脂血症等) 、精神科、メンタルヘルス相談、在宅医療など多くの医療実績を積み重ねてきた医療機関です。
「患者とそのご家族が快適に過ごせるように」という思いを掲げ、地域の在宅医療を通じてより生き生きとした社会の実現を目指した診療を行っています。
今回は、SKYファミリークリニックで院長を勤める杉山昂先生にファストドクターの導入に関してお話を聞きました。
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杉山 昂先生2016年鳥取大学医学部医学科卒業。国立開発法人国立国際医療センター国府台病院、医療法人社団杉交会杉山クリニック勤務を経て2020年4月よりSKYファミリークリニックを開業。さいたま市や川口市周辺の在宅医療を中心として「地域社会」の活性化に貢献できるよう日々診療に尽力している。
Qファストドクターのサービスを知ったきっかけや導入した理由を教えてください。
SKYファミリークリニック院長・杉山昂先生(以下、杉山先生):在宅医療を提供しているドクターの中では有名で、近くのクリニックでもファストドクターの夜間の往診代行を導入しているところもありましたので、以前より存じておりました。
その頃ちょうど当院でも在宅医療の夜間代行サービスの導入を考えていました。
他の往診代行サービス会社からも連絡があったのですが、ファストドクターの営業担当の方が大学のサークルの後輩ということもあり、ご縁があったので導入させていただきました。
Qお知り合いがいた部分も大きいと思いますが、他社の往診代行サービスもある中でファストドクターを選んだ理由はなんですか?
杉山先生:ファストドクターのサービスを導入している他のクリニックからも往診の対応が良いという話をよく聞いていました。
ファストドクターは知名度も高いので、その点で安心できるなという思いも大きかったですね。
他の往診代行サービス会社では埼玉は一部のエリアのみしか対応していない中でファストドクターはクリニックがあるエリア全体の往診が対応可能だったのが決め手です。
▼ファストドクターの対応エリアについて知りたい方はこちらをご確認ください
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Qファストドクタードクターの導入前のクリニックの課題としてはどのようなものがありましたか?
杉山先生:開業して数年は私と数人の非常勤医師で昼間の外来や訪問診療を行っていました。その時は本当に時間がなく家族との時間がなかなかとれない状態でした。
休みの日に一緒に出かけていた時も電話で往診の希望があれば戻ってきて行くという生活を送っていました。
その頃は多忙で往診の依頼がくるたびに頭を抱えることも多く、家庭のことが何もできず旅行にも行けないとなると家庭を築くうえで難しいなと思っていました。
また、24時間365日私が往診をしていることに気付いた家族からは「呼ぶのを躊躇ってしまう」と心配されたこともありました。
その時に、もう1人で全てを対応するのは限界なんだろうなと思うようになったんです。
また、クリニックのスタッフの育成面にかける時間や診察していない時間でクリニックの経営について考える時間も欲しいと感じていました。
Qオンコールの電話は全てご自身で対応されていたのですか?
杉山先生:ファストドクターを導入する前は夜間は私と妻(看護師)で毎日オンコールをしている状態でした。スタッフにお願いすることも考えましたが、負担になることを危惧してお願いはしていませんでした。
Qファストドクターを導入してクリニックの課題は改善されましたか?
杉山先生:クリニックの経営について考えられる時間や、スタッフと面談する時間を取れるようになりました。また、年末年始に休みを取れるようにして、そういう時間を生かして少し遠出を出来るようになりました。前までは近場へ遊びに行った時もずっとそわそわしていて「いつ呼ばれるんだろう」と考えていたので。
ファストドクターを導入して夜間や休日の往診を任せられるようになったので、プライベートの時間が確保でき電話対応からも多少解放されました。
Q現在、クリニックで訪問診療を受ける患者の人数はどれぐらいで何名のドクターが見られていますか?
杉山先生:クリニックで訪問診療を受ける患者は1ヶ月あたり大体300〜350名ぐらいいて、僕と非常勤のドクター3人で診療を行っています。
なので、1日12〜13名の訪問診療を行う感じですね。患者宅に行くためにずっと院内総出でルート組みをしています。
Qファストドクターを導入してから訪問診療の患者数は増加しましたか?
杉山先生:対応できる訪問診療の件数は増えましたね。導入前は1月あたり270〜280名ぐらいでした。
ファストドクターと契約をしたのが2022年の11月ぐらいだったのですが、そこから約1年で対応できる訪問数が300〜350名に増えた感じですね。
Qファストドクターのサポートに関して良かった点はありますか?
杉山先生:電話対応をしてもらった際に記録が残る点がありがたいですね。
専用システムに申し送り事項を記載していただけていますし、通話もすべて記録されているので、何日の何時にどこの家庭でどんな内容の話が行われたのかが分かるので助かります。
万が一、夜間に急な変化があったとしても後からどういう経緯だったか確認して対応することができます。
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Qファストドクターを導入するにあたって、懸念していたことはありますか?
杉山先生:やはり、夜間・休日は違うドクターが訪れることになるので患者からの理解が得られるのかという部分は不安でしたね。あとは、自分と同じようにやってくれるのだろうかと。
実際にトライアル期間もありましたので、そこで自分たちのニーズと合っていることを確認できました。また、深夜に対応できないことでも翌日家族と相談してフォローすればいいんだというのを途中から感じていました。
Qクリニックのビジョンや信念、今後の展望などをお聞かせください。
杉山先生:安心できる医療機関を作るという思いが1番です。在宅医療って患者の1番近くにいられる存在なので、安心できる医療機関を目指したいです。いつ連絡してもすぐに自宅でドクターが往診してくれるクリニックというイメージを作りたいですね。
私の中ではその部分のイメージを作りたいと思っていますし、作れたら在宅医療の質をさらに高められるのかなと考えています。
Q他のクリニックにファストドクターを勧める機会があった時どのようなドクターにおすすめしたいですか?
杉山先生:院長先生1人でクリニック運営をしていると辛くなってしまう時ってあると思うんですよ。生活が破綻することもあるでしょうし、気軽に悩みの相談もできない。
そういうドクターが夜間や休日の往診代行サービスを導入することで自身のプライベートの時間を作ることができますし、医療に関する勉強の時間に充てることもできます。クリニックを1人で運営しているドクターにはファストドクターをおすすめしたいですね。
Q最後に、ファストドクターの導入を検討しているクリニックに対してメッセージをお願いします。
杉山先生:ファストドクターを導入することで業務の負担を軽減できるので仕事に関して自分がやりたいことの幅を広げることにつながります。
やっぱりドクターは人を診る仕事なので、ストレスで頭を抱えていてはうまく仕事に取り組むことができません。
ファストドクターで業務負担を軽減して仕事とプライベートをともに充実させてください。
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