インタビューINTERVEW
2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
守りの訪問診療から脱却~看護師の医療判断をサポートし負担軽減に貢献~
医療機関プロフィール
医院名
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院
住所・アクセス
東京都町田市三輪町1059-1小田急線「鶴川駅」より送迎バス・神奈川中央交通バス・フェリシアこども短期大学行「妙福寺前」 下車 徒歩5分東急田園都市線・JR横浜線「長津田駅」より送迎バス・三輪循環バス(日・祝運休)
在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置
・かかりつけ医としての日常的な健康管理・褥そう(床ずれ)治療・慢性期疾患(高血圧、糖尿病などの)治療・認知症治療・インスリン使用などの在宅注射管理・脳卒中などの継続的加療・在宅成分栄養管理(胃瘻等)・癌の緩和ケア・終末期ケア・在宅中心静脈栄養管理(IVH)・膀胱留置カテーテル管理・在宅酸素管理(HOT)・人工呼吸器管理・各種予防接種・その他内科全般治療※検査(レントゲン・CT・超音波・心電図など)については必要時当院外来で対応
在宅診療部の従業員数
医師:常勤2名、非常勤12名看護師:4名
HP
https://www.tsurukawakinen.or.jp/
医療法人社団 三医会 鶴川記念病院では、オンコールに対応する医師の人材管理に課題がありました。24時間365日の運営管理を必要とする同院では、緊急往診の安定したリソース確保を目的にファストドクターの導入を決定し、提供する在宅サービスの安定性向上に成功しました。
今回は、医療法人社団 三医会 鶴川記念病院(以下、鶴川記念病院)病院長 舩津到さま、事務部長 金子信之さま、在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さまに、ファストドクターの導入に関してのお話を聞きました。
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Q鶴川記念病院は美しい自然の中にありますね。
鶴川記念病院 病院長 舩津到さま(以下、舩津さま):鶴川記念病院では、この豊かな緑がある環境のなかで、患者さま一人ひとりが安心して最適な医療を受けていただくことを大切にしております。
当院は2010年7月に開院した、障害者病棟・医療療養病棟・地域包括ケア病棟からなる総180床の病院です。院内機能は、外来(内科・小児科・リハビリテーション科)訪問診療、訪問看護などの構成になっています。
全職員が一丸となり、住み慣れたこの地域での「自分らしい暮らし」を望む全ての皆さまに、医療・看護を中心とした最善のサービスを提供していく。そして、このエリアの地域包括ケアの中心的存在になるべく、日々努力を重ねています。その一環で前身である鶴川厚生病院を退院後、通院困難な患者さまに対し在宅医療を始めました。
Q訪問診療はどのような体制で運営をなさっているのでしょうか?
在宅支援室 管理者(師長)橋本勝美さま(以下、橋本さま):現在、当院の訪問診療は「在宅サービス」という枠組みのなかに位置付けています。(2023年11月末現在)
注釈:在宅サービスの全体像【出典】鶴川記念病院 在宅サービス
橋本さま:1995年に開始した「訪問診療」を起点に、「訪問看護」「デイサービス」などのサービスを順に拡充してまいりました。私は、在宅医療を運営する「在宅支援室」に2008年に配属され、2015年から管理者(師長)を務めています。
当院の往診体制は、看護師が患者さまからの連絡を受けるところからスタートします。そして、夜間や休日は、その日のオンコール担当医師に状況を伝えて往診をしてもらうフローでした。
事務部長 金子信之さま(以下、金子さま):オンコール担当医師のシフト体制は、大学病院から派遣される訪問診療の非常勤医師や、病棟担当の非常勤医師に声をかけて行っていました。当院の場合、医師・看護師ともに24時間365日のシフト調整が発生するので、人材管理担当者の苦労は多くございます。オンコール医師に関しても、特有の課題や悩みがありました。
Qオンコール医師特有の悩みとはどのようなことでしょうか?
橋本さま:「医師の事情による不意の出来事」が挙げられます。具体的には、「自身が勤務している医療機関の仕事が終わらない」「電話に気づかない」などです。シフトの提出を1カ月前にお願いしていたので、なかには「自分で立てた予定を忘れていた」というケースも発生していました。
医師への電話がいっこうにつながらない時は、患者さまをお待たせしているなかで、「どのように判断をしていいのか…」と苦悩したこともあります。
舩津さま:あと、当院から「お願い」をしている場合が多いので、その日その医師のコンディションに左右されることもあります。
懇願されて受けた仕事と、自ら望んで引き受ける仕事では、自然と向き合う姿勢に差が生じてしまうものです。日々激務に追われ、長時間勤務を行った後ではなおさらではないでしょうか。
先に橋本が述べた例を含め、決して悪意があるわけではない。すばらしい能力を持つ医師も、ひとりの人間です。そう思うと理解はできるのですが、だからといって患者さまへご迷惑をかけてはいけない。頻繁ではないですが、ある種の葛藤が生まれていたこともありました。
このような出来事を経験しながら、オンコール医師の慢性的な人材不足は課題として残り続けていました。そんな時に、たまたま往診を行う『ファストドクター』を知って興味を持ったのが、コロナ禍に入って少し経過したころだったと思います。
注釈:鶴川記念病院 病院長 舩津到さま。2009年病院長に就任。常に時流や地域の状況にアンテナを張り、最適な医療の実践を行うために全職員を牽引している。
Qファストドクターに興味を持った理由をお聞かせください。
舩津さま:たまたま見たテレビ番組で、ファストドクターの往診の様子が取り上げられていて、「このような医療サービスがあるんだ」と初めて知りました。
当時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、まだまだ実態不明の段階で、医療業界は未知のウイルスによる脅威に直面している最中でした。その状況下で人材を集め、継続的にサービスを提供することは容易ではないだろう・・・と思っていました。
注釈:2019年5月放送TBSテレビ「ビビット」の、ファストドクター1日密着取材時の様子。この他にも、複数のテレビ局からの取材を受けている。
舩津さま:それからしばらくたって、医療関連の総合展示会の企画で、ファストドクター創業者の話を聞く機会がありました。その時に、「コロナ禍という混乱のなかで、“医者としての己がどれだけ世の役に立てるか”という志を持って参画する人が多い」と話していました。それを聞いて、真摯な姿勢で携わる人が多いのだろう…と感心し、興味を持っていました。
その後に、金子から「ファストドクターというものがありまして…」と、提案される流れにつながっていきます。
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Qお二方が異なる角度からファストドクターを知ってくださったのですね。
金子さま:私はファストドクター運営側からアプローチを受け、お話しを伺ったのがきっかけでした。
先にご説明した通り、当院では訪問診療での課題がありました。それでも、地域の皆さまのご要望はあったので、しっかりと医師が往診をする体制を確立したいという方針でおりましたが、当時の方法では、患者さまの希望に100%お応えすることは厳しい状況でした。
その課題が、ファストドクターの導入で解決できるのであれば望ましい。当院の在宅サービス発展のためには必要だと感じたので、話を聞いたうえで採用したかたちです。
注釈:鶴川記念病院 事務部長 金子信之さま。人事管理や財務などの経営面から、地域の皆さまへの貢献度向上を目指して日々従事している。
Qファストドクターのリソース活用を開始してから変化はありましたか?
橋本さま:夜間や休日の往診回数が増加して、今まではお応えできなかったニーズに対応できるようになりました。そして、看護師が行う判断・対応の選択肢が広がったと思っています。
ファストドクターを利用した現在の流れは、まず患者さまからのファーストコールを「在宅支援室の看護師」が受けます。その後、往診が必要だと想定される場合はファストドクターへ依頼をするフローで行っています。
以前は、体調不良を訴える患者さまに対して、わざわざ来院していただき、受診や入院をお願いすることもしばしばありました。これは、症状に対して看護師が判断を迷うケースや、オンコール担当医師のリソース不足などが要因でした。ファストドクター導入後は、患者さまに負担をかけることなく、最適な判断・対応ができるようになったと思います。
舩津さま:「電話をしてもつながらない」「折り返しのご連絡を失念してしまう」などの不安要素が排除できたわけです。ファストドクターの医師は必ず待機をしているので、管理者は安心できるし、「医師が必ずいてくれる」ことは看護師にとっても大きなメリットです。
キャリアがある優秀な看護師でも、医療的な判断を迷う時はあります。患者さまの生命に関わることですし、プロだからといって完璧に正しく遂行できる自信がある人は少ないと思う。その不安をファストドクターの医師が支えてくれるようになったので、精神的な負担は軽くなりますよね。
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Qファストドクターは看護師の安心材料にもなったのですね。
橋本さま:そうですね。そして何より「安定した対応」に安心感を持っています。ファストドクターから「到着予定時間」のご連絡を毎回いただくのですが、今まで一度も予定時間を逸脱せずに往診をしていただいています。
自院で運営していた時は医師によってばらつきがあったので、患者さまに正確な情報を伝えることが難しい状況でした。今では、ファストドクターの安定した対応を信頼していますので、自信をもって到着予定時間をお伝えすることができています。
金子さま:「人材」と「安定」の両方を担保できることは、大きなメリットです。以前はオンコール待機中の時間を含めて、医師の勤怠管理を行う必要がありました。定期的にアンケートを取って、「この先生は当直があるから、あと何日しか当院で勤務ができない」などの情報を加味して人材配置を行わないといけなかった。ファストドクターを使っていればこれらの管理は不要になります。安定した人材確保とともに、業務削減にもつながっています。
Qとはいえ、以前は課題だった医師の対応についての不安はなかったのでしょうか?
舩津さま:その心配はしていませんでした。先に述べた通り、ファストドクター創業者のコロナ禍中エピソードを聞いて、不誠実な人間がいるとは思えなかったからです。
人体への影響も不透明ななか、感染リスクを顧みず自らの意志と使命感で挙手した人が集まったサービスですよ。誠実な方が多いと思っていましたし、もし運悪くトラブルになるケースがあったとしても、仲介するファストドクターへ相談すればいい。どちらにしても当院の負担は少ないです。
橋本さま:ファストドクター導入前一番不安であったのは「情報共有」の部分でしたが、こちら側の要望を細かく確認していて、全て問題なくクリアしてくれています。
医師からの報告記録を見る限り、期待している水準通りの対応をしていただいておりますし、初めて往診対応になった患者さまに対して、じっくり対話をしてくれた医師もいました。ファストドクターは、システムも整っていてマニュアルもきちんとされているのが伝わってくるのも安心です。
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Q今後についてお聞かせください。
舩津さま:以前は、オンコール担当医師にさまざまな「お願い」をしながらの運営だったので、比較的「守りの訪問診療」でした。ファストドクターを導入することで、そこからの脱却はできたかなと思っています。
信頼できるリソースがあれば、鶴川記念病院の「在宅サービス」としての選択肢が広がります。そういう意味でも、患者さまのさまざまなニーズに対応しやすい土壌づくりができたのではないでしょうか。
高齢化社会が進み、これから在宅サービスのニーズは増えていくでしょう。そこに国も予算を投下する流れでもある。自ら望んで往診に携わる、志の高い医師を抱えるファストドクターとともに、この地域の地域包括ケアをより良いものにしていきたいです。
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2025.08.13
#夜間呼び出し・救急対応
クリニック運営と診療の質の向上を可能に 〜院長に集中していた往診による負担をファストドクターで軽減〜
医療機関プロフィール
医院名医療法人社団ほしぞら SKYファミリークリニック住所・アクセス埼玉県さいたま市緑区東大門3丁目19-1東川口駅より徒歩12分浦和美園駅より徒歩24分在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置・認知症・うつ病・統合失調症・がん性疼痛・高血圧・糖尿病・脂質異常症・褥瘡・骨粗鬆症・心不全在宅訪問可能範囲【対応エリア】■埼玉県 : さいたま市(大宮区一部地域を除く)、川口市、越谷市、草加市、八潮市、戸田市、蕨市、松伏町、吉川市、 朝霞市、上尾市、春日部市、志木市、蓮田市、富士見市、三郷市、和光市■千葉県 : 流山市、野田市■東京都 : 足立区、荒川区、板橋区、葛飾区、北区、豊島区HPhttps://sky-familyclinic.com
SKYファミリークリニックは2020年4月に開院以来、一般内科(風邪、急性胃腸炎、インフルエンザ、アレルギー、膀胱炎、高血圧、糖尿病、高脂血症等) 、精神科、メンタルヘルス相談、在宅医療など多くの医療実績を積み重ねてきた医療機関です。
「患者とそのご家族が快適に過ごせるように」という思いを掲げ、地域の在宅医療を通じてより生き生きとした社会の実現を目指した診療を行っています。
今回は、SKYファミリークリニックで院長を勤める杉山昂先生にファストドクターの導入に関してお話を聞きました。
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杉山 昂先生2016年鳥取大学医学部医学科卒業。国立開発法人国立国際医療センター国府台病院、医療法人社団杉交会杉山クリニック勤務を経て2020年4月よりSKYファミリークリニックを開業。さいたま市や川口市周辺の在宅医療を中心として「地域社会」の活性化に貢献できるよう日々診療に尽力している。
Qファストドクターのサービスを知ったきっかけや導入した理由を教えてください。
SKYファミリークリニック院長・杉山昂先生(以下、杉山先生):在宅医療を提供しているドクターの中では有名で、近くのクリニックでもファストドクターの夜間の往診代行を導入しているところもありましたので、以前より存じておりました。
その頃ちょうど当院でも在宅医療の夜間代行サービスの導入を考えていました。
他の往診代行サービス会社からも連絡があったのですが、ファストドクターの営業担当の方が大学のサークルの後輩ということもあり、ご縁があったので導入させていただきました。
Qお知り合いがいた部分も大きいと思いますが、他社の往診代行サービスもある中でファストドクターを選んだ理由はなんですか?
杉山先生:ファストドクターのサービスを導入している他のクリニックからも往診の対応が良いという話をよく聞いていました。
ファストドクターは知名度も高いので、その点で安心できるなという思いも大きかったですね。
他の往診代行サービス会社では埼玉は一部のエリアのみしか対応していない中でファストドクターはクリニックがあるエリア全体の往診が対応可能だったのが決め手です。
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Qファストドクタードクターの導入前のクリニックの課題としてはどのようなものがありましたか?
杉山先生:開業して数年は私と数人の非常勤医師で昼間の外来や訪問診療を行っていました。その時は本当に時間がなく家族との時間がなかなかとれない状態でした。
休みの日に一緒に出かけていた時も電話で往診の希望があれば戻ってきて行くという生活を送っていました。
その頃は多忙で往診の依頼がくるたびに頭を抱えることも多く、家庭のことが何もできず旅行にも行けないとなると家庭を築くうえで難しいなと思っていました。
また、24時間365日私が往診をしていることに気付いた家族からは「呼ぶのを躊躇ってしまう」と心配されたこともありました。
その時に、もう1人で全てを対応するのは限界なんだろうなと思うようになったんです。
また、クリニックのスタッフの育成面にかける時間や診察していない時間でクリニックの経営について考える時間も欲しいと感じていました。
Qオンコールの電話は全てご自身で対応されていたのですか?
杉山先生:ファストドクターを導入する前は夜間は私と妻(看護師)で毎日オンコールをしている状態でした。スタッフにお願いすることも考えましたが、負担になることを危惧してお願いはしていませんでした。
Qファストドクターを導入してクリニックの課題は改善されましたか?
杉山先生:クリニックの経営について考えられる時間や、スタッフと面談する時間を取れるようになりました。また、年末年始に休みを取れるようにして、そういう時間を生かして少し遠出を出来るようになりました。前までは近場へ遊びに行った時もずっとそわそわしていて「いつ呼ばれるんだろう」と考えていたので。
ファストドクターを導入して夜間や休日の往診を任せられるようになったので、プライベートの時間が確保でき電話対応からも多少解放されました。
Q現在、クリニックで訪問診療を受ける患者の人数はどれぐらいで何名のドクターが見られていますか?
杉山先生:クリニックで訪問診療を受ける患者は1ヶ月あたり大体300〜350名ぐらいいて、僕と非常勤のドクター3人で診療を行っています。
なので、1日12〜13名の訪問診療を行う感じですね。患者宅に行くためにずっと院内総出でルート組みをしています。
Qファストドクターを導入してから訪問診療の患者数は増加しましたか?
杉山先生:対応できる訪問診療の件数は増えましたね。導入前は1月あたり270〜280名ぐらいでした。
ファストドクターと契約をしたのが2022年の11月ぐらいだったのですが、そこから約1年で対応できる訪問数が300〜350名に増えた感じですね。
Qファストドクターのサポートに関して良かった点はありますか?
杉山先生:電話対応をしてもらった際に記録が残る点がありがたいですね。
専用システムに申し送り事項を記載していただけていますし、通話もすべて記録されているので、何日の何時にどこの家庭でどんな内容の話が行われたのかが分かるので助かります。
万が一、夜間に急な変化があったとしても後からどういう経緯だったか確認して対応することができます。
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Qファストドクターを導入するにあたって、懸念していたことはありますか?
杉山先生:やはり、夜間・休日は違うドクターが訪れることになるので患者からの理解が得られるのかという部分は不安でしたね。あとは、自分と同じようにやってくれるのだろうかと。
実際にトライアル期間もありましたので、そこで自分たちのニーズと合っていることを確認できました。また、深夜に対応できないことでも翌日家族と相談してフォローすればいいんだというのを途中から感じていました。
Qクリニックのビジョンや信念、今後の展望などをお聞かせください。
杉山先生:安心できる医療機関を作るという思いが1番です。在宅医療って患者の1番近くにいられる存在なので、安心できる医療機関を目指したいです。いつ連絡してもすぐに自宅でドクターが往診してくれるクリニックというイメージを作りたいですね。
私の中ではその部分のイメージを作りたいと思っていますし、作れたら在宅医療の質をさらに高められるのかなと考えています。
Q他のクリニックにファストドクターを勧める機会があった時どのようなドクターにおすすめしたいですか?
杉山先生:院長先生1人でクリニック運営をしていると辛くなってしまう時ってあると思うんですよ。生活が破綻することもあるでしょうし、気軽に悩みの相談もできない。
そういうドクターが夜間や休日の往診代行サービスを導入することで自身のプライベートの時間を作ることができますし、医療に関する勉強の時間に充てることもできます。クリニックを1人で運営しているドクターにはファストドクターをおすすめしたいですね。
Q最後に、ファストドクターの導入を検討しているクリニックに対してメッセージをお願いします。
杉山先生:ファストドクターを導入することで業務の負担を軽減できるので仕事に関して自分がやりたいことの幅を広げることにつながります。
やっぱりドクターは人を診る仕事なので、ストレスで頭を抱えていてはうまく仕事に取り組むことができません。
ファストドクターで業務負担を軽減して仕事とプライベートをともに充実させてください。
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2025.08.04
#常勤医の負担軽減
自宅で診療を受けたい患者の期待に応える ~ファストドクターによる従業員の負担軽減~
医療機関プロフィール
医院名
医療法人社団浩央会 東小金井さくらクリニック
住所・アクセス
東京都小金井市東町4丁目37−26JR中央線「東小金井駅」南口 徒歩5分西武多摩川線「新小金井駅」南口 徒歩6分
在宅訪問診療にて対応可能な疾病・処置
・認知症・脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)・パーキンソン病・多発性硬化症・筋ジストロフィー・ターミナルケア・気管切開管理・褥瘡管理(床ずれの処置)・在宅酸素療法・がん末期の疼痛管理・慢性疼痛の管理・経管栄養(胃管挿入・管理、胃ろう管理・交換)・喀痰吸引・腎ろう/膀胱ろう管理・人工膀胱・肛門管理・人工呼吸管理・中心静脈カテーテル(CV PICC 管理、尿道バルーン管理・交換)・各種検査(腹部・胸部エコー、12誘導心電計、血液・尿・便)・各種予防接種
在宅診療部の従業員数
医師:2名看護師:3名
HP
https://www.higashikoganei-sakura.com
東小金井さくらクリニックは2013年3月に開院以来、一般外来診療に加え人間ドック、リハビリテーション、デイケア、在宅診療など多くの医療実績を積み重ねてきた医療機関です。
「受診者様のために、正しいことを正確に」という思いを掲げ、すべての診療科、部門で専門性の高いハイレベルな医療を提供しています。
今回は、東小金井さくらクリニックで医療事務を勤める小林晃裕さまにファストドクターの導入に関してお話を聞きました。
Qファストドクターのサービスを知ったきっかけや導入をした理由を教えてください。
東小金井さくらクリニック・小林晃裕さま(以下、小林さま):ファストドクターを知ったのはクリニック宛にダイレクトメールで書類をいただいたのがきっかけですね。届いた書類を拝見しながらこういう便利なサービスがあるのならぜひ導入したいと考えました。
ファストドクターのサービスを導入したいと考えた理由は、往診の応需率を向上させるためです。院内の先生は日中に診療があるため、どうしても往診をしようと思うと負担が大きくなってしまいます。
そのような時にファストドクターのお話をいただき、「往診依頼があれば必ず行きます」という話だったので往診の収益がプラスになるなら導入したいなと考えました。
また当時、夜間のオンコールはドクターの間に看護師や医療事務などの医療スタッフが入って対応していたのですが、1人できっちりと対応ができるようになるまでに時間がかかりますし、それが原因で看護師や医療事務が離職してしまうことも少なくありませんでした。それならば、オンコール含めて全部お任せできるならと思い導入しました。
Q類似サービスがたくさんある中でなぜファストドクターを選んだのですか?また、継続してファストドクターのサービスを利用している理由はなんですか?
小林さま:対応していただいた担当者の丁寧さですかね。我々が納得いくまでサービスについて細かく説明していただけたので、対応の丁寧さが決め手となりました。
サービスを導入して1年程経ちますが、今でも我々が納得いくサービスを提供してくれますし担当者の方との関係も良好ですので、一緒に作ってきた関係性を他社の往診サービスが安いからといって変えることはないですね。
Qファストドクターの往診代行サービスを導入する前の往診やオンコールの業務状況はどのような感じでしたか?
小林さま:まず夜間や休日に対応できるドクターの確保、当番となる医療スタッフの調整に課題を抱えていました。
あとはドクターが往診に対応することが難しい状況であったという点ですね。ドクターはクリニックの業務で忙しいので何かあると「救急車を呼んで」という対応になってしまうことが少なくありませんでした。自宅で往診を受けたい患者もいるのにという部分に悩みを抱えていました。
Qドクターが患者の自宅に訪れて診療を行う往診はどうあるべきだと思いますか?
小林さま:在宅医療ができることって限られているんですよ。でも、安心して自宅で診療を受けたい、自宅で最期の時間を過ごしたいという要望が多いのも事実です。
たとえ自宅での診療で治らなかったとしても、自宅で過ごしたいという患者の元にドクターが行く安心感や満足感があると思うので。それを与えられるところが大切だと思っています。
Qファストドクターを導入前後でクリニックにどのような変化がありましたか?
小林さま:一番大きな変化っていうと離職率が下がったことですかね。クリニックの医療事務の離職率って低いわけではないんですよ。やっぱり夜に電話が鳴るかもしれないというストレスが離職につながってしまっているケースも一定数あった。
看護師とか医師って一定の技術を持っているんですけど、クリニックに勤める医療事務の方はゼロから育てていかなきゃいけないんですよね。そういうところで離職が減ったということは非常にありがたいです。
Q働くうえで夜間・休日の電話対応によるストレスがないのは大きかったですか?
小林さま:当院の場合、日曜日なんかは一日中待機になってしまうので、オンコールの当番は相当大変になると思います。
オンコール待機しても医療職と同額の手当てをもらえるわけではないですし、医療事務の夜間・休日における業務負担を削減できたのは大きかったですね。
Qファストドクターを導入してから東小金井さくらクリニックではどれぐらいの患者が利用されていますか?
小林さま:月15〜20回は出動いただいてます。ファストドクターを導入してから夜間の出動は1.5倍ほどに対応件数が増えました。
今までクリニックのみで対応していた時は、「必ず往診に行けます」とは言いきれない部分があったのですが、ファストドクター導入後は「必ず行けます」と自信をもって患者様に言えるようになったので良かったですね。
Qスタッフのオンコール対応がなくなったことによりクリニック自体の生産性が上がったと感じることはありますか?
小林さま:クリニックでオンコールの対応が不要になったので医療事務の電話対応の負担がなくなり、レセプト業務や医療事務がやるべき業務などそれぞれの業務に専念できるようになったのは良かったです。
Qファストドクターの導入後にサービスに関してどう感じましたか?
小林さま:導入当初は患者様からのコールがつながらないことがあったんですね。ただ、そうなった時はコールセンターの人数を増やしてくれたり往診するドクターの人数を増やしたりなどの対応をしてくださっていました。
何かあればすぐに対応してくださるのでサービスに関して特に問題はないのかなと思います。
Qファストドクターの担当者の対応はいかがですか?
小林さま:ファストドクターを導入して大きなトラブルは起きていないのですが、何か細かな問題があったときに担当者へ電話すればすぐに対応してくれて、その原因説明や改善策を出してくださるので安心して任せられますね。
昔、ファストドクターの担当者からドクター増やしますって連絡いただいた時に求人を見たら本当にたくさん求人が出ていました。そういった部分でも言ったことをすぐに行動に移してくれるので信頼しています。
Qファストドクターの導入後、患者様からの声にはどのような変化がありましたか?
小林さま: 実は、直接良かったという声を聞く機会は少ないんです。やはりクリニックって良い医療を提供して当然と患者様は思っていますので。
逆にクリニックって悪い部分があると患者様から色々言われることの方が多くて。ここが嫌だから「クリニックに通うのやめる」と言われたり。
ですが、ファストドクターを導入して悪い意見って聞かないんですね。マイナス評価を聞かないからこそファストドクターに安心してオンコールや往診を任せられることにつながっています。
Q現場のスタッフの負担軽減に関するエピソードなどはありますか?
小林さま:オンコールを担当している医療事務自体に出動はないですけど、夜間楽になるっていうのは大きいですね。日曜日などの休日にも子どもの行事とか色々予定を入れやすくなったと思います。
子供がいるスタッフが休みたい時期や曜日が被ることが多いので、運動会とかでオンコール待機をしたくないけど誰かがやらざるを得ない状況がなくなったので負担はだいぶ軽減されたと思います。
Qファストドクターに今後期待していることはなんですか?
小林さま:実務的なところでいうとポータルサイトから患者宅へ往診に訪れるドクターが今どこにいるのかがわかると嬉しいですね。患者様に対してあと何件ドクターの対応予定が入っていて何件目に行けますということを伝えることができるので。
今でも夜間に待機するスタッフは配置しているのですが、ポータルサイトを見てリアルタイムでドクターの派遣状況を把握できれば問い合わせに対しても的確な受け答えが可能になると思います。
Q現在、どのような志やビジョンを掲げてクリニック運営をされていますか?
小林さま:地域のためにというのはどのクリニックも考えていることだと思うのですが、我々は一つの診療科だけではなく幅広い診療科で外来や訪問サービスを行っています。そのため、健康なときから自宅での医療が必要になるまで全部任せてもらえるようになりたいですね。
健康な方は健康診断という形で受けにくるんですけどそこで病気が見つかれば通院する。運動器の改善が必要であれば我々の運営するリハビリテーションを利用していただく。自宅からでられなくなれば訪問サービスを利用していただく。
入院施設はないんですけれども法人グループの中に病院がありますので、必要であればそこに入院していただいて、人生を通して健康面を我々の方がずっと見させていただきたいですね。
Q今後のクリニックの展望などはありますか?
小林さま:小金井市といったら東小金井さくらクリニックだよねと言われるぐらいになりたいです。整形外科とか内視鏡クリニックってクリニック名にその名前が入ってるじゃないですか。そうすると整形外科といえばあのクリニックだよねってなることが多いんです。
東小金井さくらクリニックには全部の診療科があるから、小金井市で医療機関といえばあそこに行けば大丈夫だよねと思ってもらえるようにしたいですね。
Q他のクリニックにファストドクターをおすすめする機会があったらどのような方におすすめしたいですか?
小林さま:院長先生が1人でクリニックを運営している場合は導入した方がいいですね。1人でのクリニック運営になると日中診療して夜も往診しなきゃいけないっていうのはとても大変になってしまいます。その場合、夜間の往診の部分はファストドクターにお任せして、日中に注力できるようにした方がいいと思います。
日中の業務に集中できることで患者さんの満足度も上がりますし、クリニックの生産性も上がるのかなと思うので。1人で運営されているクリニックは絶対導入することをおすすめしたいですね。
Q最後に導入を検討されているクリニックへ何かメッセージをいただけますか?
小林さま:夜間や休日の応需体制で困っていたらファストドクターの導入がおすすめだと思います。特に1人で経営しているクリニックだと周りのクリニックもライバルになるので、疲弊して隙を見せてしまうと患者を取られてしまうリスクもあります。
医療のアウトソーシングってまだまだメジャーではないと思われているんですけど、今はもうメジャーなんだよっていう認識を持っていただけたらいいかなと思っています。
クリニック運営で負担となる業務をうまく外注して、医療スタッフの負担を解消しつつ患者が求める医療提供につなげてください。


